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どの前提を信じているか?〜インフルエンザの件で疑問に思ったこと〜

こんにちは、おかちゃんせんせいです!

昨日保育園に子どもたちを迎えに行く前に、保育園から電話で連絡が。
長男くんが39℃以上の熱を出しているから迎えにきてほしいということで、妻と一緒に迎えに行ってきました。

熱と頭痛があってグッタリしていて、どこか心配そうな顔をしていた。
もしかしたら以前次男くんが発熱した時に、熱性けいれんになった時のことを思い出したのかも。

【子育て日記】子どもが熱性けいれんになり生きた心地がしなかった数分間

安心して休んでもらうために、かかりつけ医に診てもらいに行ったところ、
「インフルエンザにかかっているかどうか判断するには、来るのが早すぎたかもしれない」
と。

来るのが早すぎるって、一体どういうこと?
と疑問に思ったので、調べてみることにしました。

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【まとめ記事】

現在、これまで書いてきた記事をテーマ別にまとめています。

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いろいろクエッションな前提

12時間という数字の根拠は?

調べてみたところ、どの記事も下記のことが書かれていました。

インフルエンザの検査を受けるタイミングは、発熱などの初期症状が現れてから12時間以降、48時間以内が最適といわれています。

健栄製薬Webページより引用

調べた内容からすると、来るのが早かったかもというのは、症状が出てから12時間以内に受診したから、ということでしょう。

ただ、自分の場合はただ「なるほどね」と鵜呑みすることはできず。
なぜ12時間以内なのかというのを調べてみたのですが、、、
とりあえずその理由についてもどの記事も同じようなことが書かれていたので、再び同じ記事から引用します。

インフルエンザの検査試薬は、精度の高いものを利用した場合であっても、ある程度インフルエンザウイルスが増えた状態で検査をしないと正しい結果が得られないことがあります。そのため、症状が出てから12時間以内に検査をすると、体内のインフルエンザウイルスがまだ少なく、インフルエンザにかかっているかどうかを正確に判断できないだけでなく、インフルエンザにかかっていても陰性の判定が出る可能性があります。

健栄製薬Webページより引用

つまり、12時間という数字はインフルエンザの検査試薬の有効な検査タイミングから言われている数字のようです。

普通の人?であれば、この時点で納得するのかもしれませんが——
3年という短い期間ではありましたが研究室で実験して、論文を書いてきた側からするとこの設定している時間も気になって。

それでまずは検索してヒットした日本の論文を見てみると、検査試薬の有効性を試す実験で12時間以内・12時間〜24時間・24時間以降という区分を設定していた。

「12時間以内!?」という設定にビックリ。
だって、12時間という時間間隔はけっこうある。
発症してからすぐなのか。
それとも、3時間、6時間、9時間経った後なのかで、もしかしたら全然違うかもしれない。

実際、長男くんの場合、保育園から連絡があった時には39.5℃。
それから、6時間経った時に計ったら38.4℃。
つまり、半日単位ではなく、もっと時間単位で体調は変動していることになります。

それなのに、12時間という時間を設定する意義はあるのでしょうか。

そもそもなぜ検査試薬ベースで考えているのか?

意義があるのかどうかはもちろんわかりませんが、
でも、12時間以内と設定した理由はなんとなくわかります。

そもそも発症してから、病院に行くまでの時間は人によって大きくばらつきが出るから。
病院に近ければすぐに診療できるかもしれませんし、病院から遠かったり、子どもが発熱した事実に気付いた時にはすでに数時間経っていたりするかもしれません。

それに、どの時点で発症したとするのかについても、人によって曖昧な可能性だって十分あります。

だから、調べていてますます実感したのが、検査試薬の有効性ベースで物事を考えることに対する信用度のなさ。

もし仮に、検査試薬の有効性が認められるのは12時間〜48時間、検査方法が鼻から摂取したものから検出するタイプだとする。

もしかしたら、その間に体内でウイルスが増殖したのではなく、飛沫感染があるとするのであれば、体外からただ増えただけかもしれません。
それこそ、時間の経過によって増えることだって考えられます。

また、仮に増えたとしても、一般的に用いられている検査方法では、そのウイルスが生きているのか、死んでいるのかは判別できず、12時間以上経過したらほとんど死滅しているかもしれません。

「でも、もしそうだとして、発熱が続いているのはなぜ?」
という話になるかもしれませんが、ここが大事なポイントだと思います。

「なぜ発熱などの症状が起きるのか?」という根本に立ち返る

風邪のときも含めて、なぜ発熱などの症状が起きるのでしょうか?
再びネットで検索して調べたところ、下記のようなことが書かれていました。

発熱すると免疫力が高まるため、ウイルスや細菌(抗原)が体内に侵入した際に発熱することは、体を守るために必要な働きだと言えます。

やさしいLPS より引用

つまり、その時点で体にとって不要だと思われるものを排除するために体温が上昇して、免疫力を高めているわけだから発熱しているというはウイルスが直接的に悪さをしているわけではない、ということ。

その視点に立つと、早期の解熱剤などは愚策になる可能性は高いということになるわけで。

じゃあ、具合が悪くなったとき——とりわけ風邪っぽい症状のときに何が大事だとみなさんは考えますか?

私だったら、
免疫力を高めるために1秒でも早く体を休めること
が大事だと考えます。

それは、風邪だろうが、インフルだろうが、コロちゃんだろうがどんなときでも。

下手に病院に行っても患者の列が出来てしまっていて、2時間待ちになったという話もよく聞きます。
その間、症状が出ている人は他にも気分悪そうに人たちと一緒に、座って待機していなければなりません。

辛い思いをして待機して、ようやく診察してもらえたとしても、もらえるモノは証明書と無意味な処方薬ぐらい。
それなのに、その対価として免疫力を低下させて、ますます症状が悪化するパターンに陥ってしまったら本末転倒ではないでしょうか。

検査試薬がいかに万能だとしても、結局症状を良くしてくれるのは自分のカラダさん。

陽性とか陰性とか、タイミングによって出たり出なかったり。
どのタイミングが適切なのかは症状によっても、人によっても違うかもしれない。
しかも、陽性だろうと、陰性だろうと症状が出ていればやることは同じ。

だとしたら、そういったことで検査する意義が本当にあるのでしょうか。

予防接種などについても、その有用性を信じる信じないはもちろん個人の自由です。
けれど、研究者が言いたいことを正当化するために実験した結果や推測は、机上の空論である可能性があること。
権威がある人がどんなことを言っていたとしても、現実で目の前で起きている出来事と乖離しているときには少なくとも疑問に思った方が良いこと。

それだけは、伝えれる人——自分で考えることを大切にしている人には伝えていきたいです。

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おわりに

これまで一度もかかったことがなく、関心が微塵もなかったインフルエンザについて、長男くんのことがあって気になりすぎて朝4時に起きていろいろ調べてみました。

調べていけばいくほど、コロちゃんのときと同様で
「本当に検査試薬や予防接種に意味はあるのか?」
とツッコミを入れたいことが当たり前(通説)になっていることにビックリ。

それと同時に、そうであるならば何を信じるかは自分で考えて決めることの大事さを、ますます実感した時間となりました。

結局のところ、何を前提とするかで正しさや間違いはいくらでも変わります。
だから、疑問に感じたことが前提にしていることとは、まず最初に読み解くことがとっても大事であることを改めて今回のことで学びました。

誰かが言っている正しさや間違いにアンテナを張るのではなく、信じたいことを信じていきましょう!
もちろんあなた自身が。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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