こんにちは、おかちゃんせんせいです!
今回はお勧め本についてご紹介したいと思います。
本のタイトルは
ありがとう、あなたでいてくれて
です。
- 子育てに悩んでしまっている方
- 人間関係に悩んでしまっている方
目次
子育ての悩みって何だろう?
ネットで「子育て 悩み」で検索したところ、最初に表示された記事でピックアップされていた悩みは下記のものでした。
- 教育費や養育費がどれくらいかかるかわからない
- 子ども中心の生活で自由な時間を持てない
- 叱り方がわからない
- 子どもが偏食でごはんを食べない
- きょうだいの育て方がわからない
- 子どもの夜泣きがすごい
- 子育て環境(ワンオペ育児)が不安
- 仕事と育児の両立ができるか不安
- 幼稚園・保育園に入園できるか不安
- ママとパパの教育観がズレてしまう
- 子どもとの関わり方がわからない
- イヤイヤ期・ナゼナゼ期の対処法がわからない
- 子どもの成長(発育)が気になる
- トイレトレーニングがうまくいかない
- 相談できる人がいない
子育てに携わったことがある方からすると、
そうだよなーと思うものがたくさんあるかもしれません。
しかし、上記の悩みは
本当は何に対して悩んでいるのでしょうか?
悩ませている相手は子ども? それとも・・・
例えば、「子どもの発育が気になる」という悩みがあったとします。
それはなぜ悩んでいるのでしょうか?
我が子が周りの同世代の子と比べて、同じようなことができないからでしょうか?
病院の先生から発育が悪いと指摘されたからでしょうか?
成長の推移をグラフ化した成長曲線というグラフがあり、母子手帳にも掲載されています。
けれど、成長の推移とありますが、この成長曲線で使われているデータはLMS法によって作成されています。
LMS 法は身体計測データ等の分布の特徴をとらえて年齢軸に対する平滑化曲線を作成する方法のこと。
さらに平滑化について調べてみたところ、下記のように書かれていました。
連続的なデータ処理において、他のデータよりも大きく乖離しているデータを平均化、あるいは除去することにより、合理性を保つこと。なお、フォントの輪郭を滑らかにする機能を指す用語として使われることもある。
コトバンクより引用
つまり、データとしての合理性を保つことを目的にして作られたのが、成長曲線だとも言えます。
子どもによって生まれた時の体型・体格は全然違うし、生まれた時の状況によっても左右されるかもしれません。
体格が大きい女性から生まれる子どもで同じように体格が大きいかもしれませんし、体格が小さい女性から生まれる子どもは小柄な子どもが生まれるかもしれません。
だから、個性をすべて打ち消したデータと個性を比較して、何が言えるのでしょうか?
【シンキングタイム】グラフや数値から何を読み取る?例えば、長男くんは1歳半くらいまでずっと成長曲線を若干下回っていて、毎回その後経過健診に呼び出されていました。
けれど、彼は1歳半の頃にはキラキラ星の歌を暗唱できていたし、運動神経も良くって一回り大きいお兄さん・お姉さんたちに混じって遊具で遊んでいました。
何を問題とするところがあるのか?
ただ、数値だけ見て判断されることがずっと疑問でした。
ちなみに、次男くんは3歳になりましたが、次男くんよりも当時の長男くんの方ができている部分(暗唱できたり、本を暗記できたりする)があります。
では、それだけで次男くんの成長に何か問題があると言えるでしょうか?
あなたはどうなの?
上記の内容は、実はとっても大事なことで。
大抵世の中でよく聞く不安や悩みは、目の前で起きていることというよりも、テレビや新聞・参考書などで言われていることと今の(子どもの)状況が乖離していると感じることによって起きます。
こうした方がいい。
ああしたら良くない。
こうなっていたら身体障害者の恐れがあります。
などなど。
だから、どちらかというと子ども自身に問題があるというよりも、情報に影響を受けて不安や恐怖、悩みがおきている側の方が自分の状況をチェックしてみた方が良いかもしれません。
今回お勧めのありがとう、あなたでいてくれてという本は、そういった「自分はどうなんだろう?」ということを問いかけてくれる本だと私は感じています。
子育て本って普通ハウツー本だと思うのですが、この本は作者である大島いずみさんの子育て奮闘記を通して、
「私は何を大事にしているんだろう?」
を何度も問いかけてもらえてる気がして。
子育てで――子どものことで悩んでしまっている感じている自分が、なんか馬鹿らしく感じましたw
相手がどうこうではなく、
相手をどうこうしなければならないではなく、
「私はどうしたいのか?」を改めて考えるきっかけになりました。
子育てがあなたを悩ませているのではなく、子育てに対する思い込みがあなたを悩ませている
そのことを実感するきっかけを、私はこの本を通して得ることができました。
もし子育てや人間関係に悩んでいる方は、是非一読してみることをお勧めします。
きっとあなたが悩んでいると思ったことは空想で、本当は何を大事にしたいかを考えるきっかけになるかと。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!