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8回の転職から学んだすぐに現場で即戦力として活躍するために意識してきた3つのこと~はじめに~
前回、現場で即戦力として活躍するために意識するための3つのポイントについてお伝えしました。
- 現状を把握すること
- 情報を見える化して共有すること
- 微差を加えること
今回は、まず最初に
①現状を把握すること
についてピックアップしてお届けします。
まず入社初日からはじめること
みなさんなら、入社初日に何を意識しますか?
まだ社会に出て仕事をしたことがない人は、初めて会う人たちと一緒に何か取り組む場合を想定してみてください。
これが正攻法ということはないですが、
まず自分が関わっていくだろう人たちには自分から積極的に挨拶をする
というのを私は毎回こだわっています。
理由はいくつかありますが、
まずは挨拶は良好な人間関係を築いていくきっかけになります。
逆に互いに相手と直接話したことがないと、
どのように関わったらいいのか?
がわからず、互いに遠慮し合ったり、何かあったときに疑心暗鬼になってしまったりしてしまうこともあります。
そういった内容はよく聞く話かと思いますが、、、
自分から
というのが特に大事なポイントになります。
自分からアプローチする
という意識付けを最初にしておくことで、情報に対するインプットの質がグッと上がります。
※情報とは、仕事に関する情報だけではなく、人の名前なども含みます。
インプットした情報を記憶に定着させて使えるようにするためには、
自分にとってインパクトある状態でインプットしていること
が重要になります。
そうでないと、当たり前な日常を過ごしているだけでス~っと忘れていきます。
ものの見事に。
だからこそ、私はあまり人の名前や仕事の内容を覚えることに躍起にはならず、挨拶・声掛け自ら積極的にするということにこだわるのです。
そうすると、結果的に人の内容や仕事の内容がいつの間にか覚えてしまうので、新しい環境で毎回幸先の良いスタートを切ることができています。
なぜ現状把握が大事になるのか?
入社初日から自ら挨拶することを意識することに合わせて、もう一つ意識しておくと良いことがあります。
それが、
現状把握
です。
現状把握の重要性については、これまで何度もブログでお伝えしてきました。
【大事なこと】現実問題を解決する上での悪手は一面的な解決策を講じること まずは1つのことに集中する大切さ~クレーンゲームの鉄則~ 【まとめ】日常生活をご機嫌に過ごすためには?〜キーワードは『思考』と『現状把握』〜あえて、今回は仕事に絞ってお伝えするとすると、
まず私が率先して現状把握するのは仕事の内容よりも、
組織図と各部署との関係性の見える化
です。
これまで8回転職してきて、まず最初の段階で自分のOJTを担当してくださる方や上司に確認してきましたが、組織の全体像を正確に知っている方はいませんでした。
また、やりとりのある部署の客観的な状況についても理解している様子はないので、一方的な状況しか見えていないと感じることがほとんどです。
そうなると何が問題になるのかというと、
部署間の情報のやりとりが滞りがちになるケースが少なくありません。
情報のやり取りがスムーズにいっていないと何が起こると思いますか?
結局は仕事も人間関係がベースになっているので、
情報共有がうまくいっていないことが露呈するたびに軋轢が発生して、仕事に支障が出るようになってしまいます。
たとえば、私がある私立大学で情シス的な部署に所属していた勤務しているときのこと。
人事異動に伴うアカウントやPCの変更のやりとりを人事として対応する業務を、勤務初日から任せれました。
その際に、いつも人事とのやりとりでトラブルが起きていたようで、指導してくれた方はあまり人事のことをよく思っていないようでした。
しかし、そういった話はあくまで片方だけの主観的な話。
それだけで判断するのはとても危険だと思い、一連の作業フローをフローチャートで作成。
直接人事の人にフローチャートを見せながら、困っていることがないかヒアリングしてみたところ、お互いに相手が具体的などんな作業をしているのか理解していないことが判明。
だから、当然相手は何に困っているかについて互いに初耳の様子でした。
でも、お互いそのことを共有できていると歩み寄る余地が生まれ、引き継いだときに聞いていたようなトラブルは起きなくなったのです。
また、現状がわかっていないと
自分の担当している作業が、どういった一連のフローの中のどの部分なのか
がわかりません。
わからなければ自分の作業のことしか考えることができず、引き継いだ内容をただこなすだけのロボットで終わってしまいます。
ロボットは指示ことをやるだけの存在として自他ともに認識されるので、「現状に合った対応をしよう」という発想には当然なりにくいです。
そうなるとどうなるか?
現状に合わないことをやっているので、必ず所々作業内容にほころびが生じていきます。
ところが、仮に現状に合っていないことをやっていても慣習に慣れきっているので、自分から何かアクションをすることはきっとないでしょう。
何か大きな問題が生じる、もしくは第3者から指摘されるまでは。
以上の背景から、現状が分からないまま仕事をしようとしても、非効率で現状に合っていないことをやっている可能性が高いため、最初の段階から現状把握することを意識しておくことがとても大事になるのです。
そして、現状把握した内容については、何らかの形で見える化しておくのがキーポイントになります。
これについては、次回②で詳しくお伝えします。