目次
8回の転職から学んだすぐに現場で即戦力として活躍するために意識してきた3つのこと~②情報を見える化して共有すること~
前回、現場で即戦力として活躍するために意識するための3つのポイントのうち、
②情報を見える化して共有すること
についてお伝えしました。
- 現状を把握すること
- 情報を見える化して共有すること
- 微差を加えること
今回は、最後のポイントである
③微差を加えること
についてピックアップしてお届けします。
与えられた仕事だけを忠実に守っていませんか?
自分のいる環境や仕事の内容を見える化して、その情報を周囲と共有する。
この流れは即戦力として活躍するためだけではなく、仕事を円滑に進めていく上でも大事なポイントです。
ただ、あと一つ新しい環境にて仕事を覚えていく上で意識しておくと良いことがあります。
それは何だと思いますか?
これも人それぞれ持っている答えがあるとは思います。
その上で、私がどの環境でも必ず最初から心がけ続けていること――
それは、
レクチャーを受けた内容が現状ベストな内容か疑ってみること
です。
これも今までの経験上、引き継いだ内容が現状ベストだと感じたことは一度もありません。
現状把握の段階で確認できている内容と、引き継いだ内容を照らし合わせてみると、どこか使い古された感が必ずあって。
その使い古された感の正体は、主に下記3つのどれかになります。
- 現状に合わせて修正が必要な内容がある
- もっと効率的にする方法がある
- すでに不要になっている作業内容がある
これに気付いてしまえば、あとは作業内容に関わる関連部署・担当者に確認・相談をして改善していくことで、仕事がしやすい環境が徐々に整っていきます。
この過程でのポイントは、
現状把握ができているかどうか?
です。
ただレクチャーを受けているだけで、与えられた仕事をすればよいだけと考えている状態では当然改善点が思いつくこともなく。
どんどん積極的に仕事をこなしていこうと取り組んでいたとしても、おそらく作業を進めていく中でおかしいと感じることがあったとしても、指摘があるまで放置するしかないでしょう。
なぜなら、現状が分かっていないと、今どうするのがベストなのか考える材料がないから。
仮に上司に相談したとしても、その上司が現状を必ずしも理解しているとは限らないので、進展の見込みはどうしても薄くなってしまいます。
何か少しでもプラスαの要素を加えてみる
先述した通り、ただ教えられた通りに仕事をしているだけでは、即戦力として活躍できるどころか、通常業務に支障が出てしまう、もしくは出てしまっている可能性があります。
そのため、
レクチャーを受けた内容が現状ベストな内容か疑ってみること
が、そもそもの状況に対してアンテナを張る上でも重要なポイントになります。
では、その上で行動に移す際に大事になるのが、
微差を加えること
です。
この微差についても当ブログでは何度もピックアップしていますが、ビジネス・プライベートに関わらず大事な内容となっていますので、もし微差力という言葉が初耳な人は下記記事をまずはご覧ください。
【工夫の極意】暗殺教室から学ぶシリーズ16−1「微差力」いきなり成果を上げようとか、完璧にできるようになろうとしても、ハードルが高くなればなるほど躊躇しやすくなり、行動に移すスピードは逆に低下してしまいます。
そのため、定例作業をいつものようにただこなすだけではなく、常に「プラスαの要素――微差を加え続けていくことができないか?」を意識して作業し、微差を積み重ねていくことがキーポイントになります。
斎藤一人さんの著書「微差力」でも書かれていますが、
微差が大差
というのは実践し続けて、初めて理解できます。
もし職場・仕事の現状に不平・不満を感じている人は、この微差をどんな作業でも意識してみることを特にオススメします。
それこそ、自分の業務に関係ないところでも。
たとえば、タイムカードを切るときや、同僚や取引先とメール・Slackなどコミュニケーションをとっているときなど。
この微差を加えるという工夫が、現場で即戦力として活躍する上で最後の鍵になります。