今回のメインは
殺せんせー
です!
16巻は暗殺教室のそもそもに関する話が盛りだくさん。
殺せんせーの過去は?
なぜ殺せんせーは3年組E組の担任になろうとしたのか?
そもそも暗殺教室の意図は?
などなど。
目次
なぜ暗殺教室なのか?
今さらネタバレを気にしても仕方ないですが、、、
殺せんせーの教師としての基礎は雪村先生という前E組の担任から教わったこと。
殺せんせーは超生物になる前は、「死神」と呼ばれた殺し屋の中でも随一の殺し屋で。
殺し屋としての知識や技術だけではなく、あらゆる学問や雑学に対する知識。
そして、人心掌握も長けている、まさに完璧な人――だったのですが。
まさか裏切る要素がないと思っていた弟子から、裏切られて捕まってしまい人体実験に素体に。
そこで出会った雪村あぐりという教師に出会う。
彼女と接していくうちに、人と触れ合うことの大切さや教師としての基盤を彼女から学ぶ。
そんなある日、殺せんせーが引き起こした出来事によって、彼女は命を落としてしまう。
そのときに彼女からE組の生徒たちのことを託された殺せんせーはあることを決意します。
先生の教師としての師は誰であろう雪村先生です
目の前の人をちゃんと見て
対等な人間として尊敬し
一部分の弱さだけで人を判断しない
彼女から・・・
そういう教師の基礎を学びました
先生はそれに自らの知識を足して・・・・・・
皆さんと向き合う準備をしました
自分の能力の限りを尽くし
君達に最高の成長をプレゼントする
そのためにはどんなやり方がベストなのか?
考えて考えて辿り着いたのが
先生自身の残された命をつかった
暗殺教室です
今あるものにプラスα
この殺せんせーの語りを聴いたときに、
斎藤一人さんの「微差力」の話と繋がりました。
この世は、すべて「微差」が大差を生むのです。
すべてを一から作るのではなく、
すでにあるものを活かす
殺せんせーは知識や技術は卓越していましたが、
目の前の人と向き合う姿勢は欠けていて。
その欠けていた目の前の人との向き合い方は
雪村先生から学んだことで補い、
これまで学んできた知識・技術と合わせて
暗殺教室というステージを用意してきました。
何もかも一から始めるのではなく
今あるものを活かす「微差力」の大切さを
今回取り上げたシーンから強く感じました。
提灯屋が蒸気船(黒船)を造ってしまう!?
さらに「微差力」のことを思い出したときに、
歴史上の人物で提灯屋の喜蔵が独学で蒸気船を造ったという話を思い出しました。
喜蔵は四国の宇和島藩にある提灯屋のただの職人。
造船技術があるわけではなく、ただ器用だからという理由で本物を造るように命じられた男。
蘭書に書いてある設計図を読み解くことで、
本物に近いものを造り上げてしまった喜蔵。
しかし、どんなに試作・試運転をしても完成できず失敗続き。
そんな中、長崎で実物と触れたことで、なぜ失敗していたかの原因を見抜き、見事外国の技術者の力を借りずに独学で完成する偉業を達成したのです。
まったく何も蒸気船を造る材料がないわけではなく、すでにある設計図と、持ち前の洞察力・提灯屋の職人としての技術を活かしたこの話は、まさに「微差力」の賜物ではないでしょうか。
この話は司馬遼太郎の「花神」でも触れられているので、興味のある方はぜひ読んでみてください!
久しぶりに特集「工夫の極意」に関する記事を書きましたが、やはり暗殺教室は工夫することの大切さを学ぶチャンスが目白押しだということ!
少なくとも1冊に1つはあります。
残り5️⃣冊。
どんな工夫が待っているのでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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