目次
まえがき
こんにちは、おかちゃんせんせいです!
今回のテーマはやる気です。
そして、そのやる気とよくセットで使われる継続について考えてみる回になります。
やる気 前編
私はいつも話すテーマだけ決めて、登壇することにしています。
しかし、今日は決めてきたテーマを先ほど変えました。
そのきっかけをくれたのが、私の話を聴いてくれた生徒からの相談でした。
詳しくは話せませんが、
要約すると
「話を聴いて、ずっと諦めてた好きなことを高校生になったらやっていきたいと思った。けれど、そのために勉強を頑張ろうとやる気になってみても、長続きしない」
ということへの悩み。
勇気を出してよく話してくれて、私は素晴らしいと感じました。
なんせ、前回話した通り、私は悩みを打ち明けることが誰にも出来ないまま大人になったんですから。
この長続きしない、という悩み。
きっとみんなも抱いたことがある、または、今も抱いている子もいるかもしれません。
ちなみに、そういった悩みを持つのは、成人前の人だけなのでしょうか?
そこで、今回は先生たちにインタビューしてみたいと思います。
それでは……Y先生!
「えっ!? 私?」
はい、そうです。
Y先生は先生たちの中では、一番みんなと年齢が近いと思います。
Y先生は長続きする方ですか?
「……いいえ。内容は言えませんが、みんなと同じくらいの頃から何度試しても、すぐにやめてしまう……ことがあります」
そうなのですね。
お答えいただきありがとうございます。
つまり、長続きしない——継続できないという悩みは、別に歳を重ねたからといって、解消されるものとは決して言えないのです。
私のような年齢になっても、この継続ができなくて悩んでいる友人・知人はたくさんいます。
そして、悩んでいる人は、必ず継続できない自分を卑下する傾向があることが、私はとても残念でなりません。
なので、『長続きできないということと、やる気は必ずしも関係性はない』
ということを、まずみんなには知っておいてほしいと思います。
早速ですが、まずはみんなと『やる気』という言葉の認識合わせをしたいと思います。
みんなはやる気さえあれば、何でもできるとこれまで考えていましたか?
例えどんなにやる気があっても、やりたいことへの抵抗感があったり、苦手意識があると、やる気と拮抗してしまう。
すると、やりたいことを考えるだけで疲れ果ててしまい、諦めてしまうことだってあります。
ちなみに、私も社会人になるまで、ずっと継続できないことで悩んでいました。
思い立って、色々チャレンジしてみるものの、すぐに断念してしまう三日坊主のスペシャリスト。
けれど、ある体験がきっかけで、いつの間にか継続できるようになっていました。
この時の経験から学んだことを、これからみんなにお伝えすることに決めています。
ボリュームのある話を数回に分けてお伝えするつもりでいるから、すぐに腑に落とせなくても大丈夫。
みんなそれぞれのペースで感じて、考えてみて。
そして、行動してみてくださいね。
それでは、みんなに質問です。
今この場所から、迷わず自分の家に帰ることができる人、手を挙げて!
……素晴らしい。みんなちゃんと帰ることができるんですね。
では、次の質問。
朝起きたら、頭上には知らない天井が。
外に出てみると、周囲に広がっているのは未知な景色。
携帯は手元にない。
さて、この状況で同じように帰ることができる人!
……おや? 今度は誰も手が挙がりませんね。
では……そこの先頭の男の子。
なぜ帰ることができないと思ったのですか?
「えっと……それは、今どこにいるのかわからないから、どうやって帰ったらいいのか判断できなかったから……です」
そう、それです!
答えてくれてどうもありがとう。
今答えてくれたように、今いる場所——つまり、現在地がわからなければ、目的地が明確にわかっていてもたどり着けないのです。
では、この話を相談を受けた内容に置き換えてみましょう。
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今の自分の状態がわからないから、何から手をつけたらいいのかわからない。
だから、仮に誰かのアドバイスに従って手をつけても、その人とは状況が違うから、うまくいかない。
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という構図になる可能性が高いと思いませんか?
つまり、どんなにやる気を出そうとしても。
気合いを入れて取り組んでも。
まったくうまくいかない場合、無理にやる気を高めようとするのは、逆効果になりかねない。
だからこそ、そんなときにまず必要になること——それが自らの現状把握です。
では、仮に勉強がどうしてもうまく捗らない場合、みんなならどのようにして自分の現状把握をしますか?
まずは、自分で考えてみよう。
あとがき
ついつい継続できないと、そんな自分は駄目かもという思考になりがち。
でも、よくよく考えてみると、継続できないことってそもそもダメなことなのか?
きっと自分自身がよくわかると思います。
とにかく、日常生活ではあまり自分で考えなくてもいいような環境が当たり前になっています。
テレビで放送している内容が「正しい」。
みんながテレビに言う通りにしているから「従う」。
そうではなくて、まずは自分で考えてみる時間を1日の1%(約15分)でもいいから作ってみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回は「やる気 後編」です。
参考図書
やる気や継続について悩んでいる方にとって、考えるきっかけになるお勧め本です!
あくまで考えてみる上での参考にして、日常生活で試してみたくなるきっかけに。