目次
まえがき
今回のテーマは「アンテナ」です。
どんなアンテナを自分自身に立てるかによって、受信できる情報、体感できる世界を変わってきます。
そのことを中高生の頃に聞けていたら、もっと日常を楽しむことができたと思っていたら、案の定妄想講演が始まりました——
アンテナ
みんなは普段どんな世界で生きていますか?
楽しい世界ですか?
つまらない世界ですか?
それとも、奇想天外の面白い世界ですか?
周りの友達と同じ場所にいて、同じことをしていても、感じ方が異なれば、目に映る世界も異なります。
たとえば、今から雨が降ったとしましょう。
みんなはどんな気分になる?
楽しい気分になる子はいる?
憂鬱な気分になる子?
何も感じない子?
ここにいるみんなの大半は、憂鬱な気分になる子が多い一方、楽しい気分になる子もいる。
ということは、同じ出来事に遭遇しても、みんなそれぞれの感じ方次第で気持ちは大きく左右される、ということです。
ちなみに、私は小さい頃から雨が大好きで、傘をささずに濡れて帰るのも好きな、ちょっと変わった子でした。
特に、夏の夕立ちが降る直前、周囲がふっと黄色くなる感じが好きで。
今でもあの景色をもう一度見たいと思うくらいに。
何をみんなに伝えたいのかというと、日常生活を楽しくするもしないも、全部みんなが決めることができる、ということ。
それこそ、わざわざ東京ディズニーランドに行く必要もなければ、他の提供されている娯楽を探す必要も本来ないのです。
ただ、私たちは「提供された娯楽をすることで楽しくなる」と小さい頃から刷り込まれています。
だから、楽しくなりたければ、娯楽が必要と思う人がほとんどではないでしょうか。
そうやって、思考をコントロールされていくと、あなたの感じる力が麻痺してしまい、他人の意志にただ従うだけの存在になってしまいます。
ほとんどの我々大人がそうであるように。
それでは、改めてここでみんなに質問です。
あなたは日々どんなことを感じて生きたいですか?
自分の意志とは関係なく、周りに合わせて、考えなくてもいい楽な生活をしたいですか?
それとも、自分の気持ちを大事に生きたいですか?
どちらが良いとか悪いとか、あっている間違っているというものではありません。
どう生きたいのかを選択する、ということだけなのですから。
もし自分の気持ちを大事にしたいのであれば、まずはどんな感情を大切にするかを決めましょう。
その決めたことがアンテナとなり、その感情を味わうことのできる体験を引き寄せます。
仮にご機嫌な毎日を過ごしたいと思うのであれば、みんなならどうする?
ご機嫌になりたいと頭では思っていても、テレビのニュース番組を見たり、怖い映画や漫画ばかり見たりしていたら、思考は『不安』や『恐怖』という感情に引っ張られてしまうかもしれません。
みんなが思っている以上に、目から入ってくる映像がみんなの思考に与える影響は大きいのだから。
自分が感情を味わいたいと思うアンテナを張りましょう。
テレビの受信と同じで、見たい放送の電波を受信できるようにアンテナを張ってなければ、その電波はキャッチできません。
もし自分が望んでいる世界と今感じる世界にズレがある子は、今一度自分の日常生活をメンテナンスしてみると良いでしょう。
望みと異なることを毎日考えていないか?
SNSなどで投稿されている他人の意見や感情に流されていないか?
自分が本当に望んでいることはなんなのか?
自分のアンテナを大事にしてください。
だってあなたが望んでいる世界は誰かが叶えてくれるのではなく、あなた自身が叶えるものなのだから。
ご清聴ありがとうございました。
あとがき
自分にとって望まない現実が起きると、ついつい周りの人や環境のせいにしてしまうことがあるかもしれません。
少なくともぼくはそうでした。
だから、社会人になってから周りを変えようと必死に動いていた時期が10年以上ありました。
しかし、ぼくは望む世界をイメージした時に、周りがどうこうは全然関係なくて、自分次第なんだと気付かされる出来事のおかげで、これからどう生きたいのかについて生き方を選択できるようになってきています。
なので、あえてぼくはこうした方が良いという話はしません。
体験してみたいと思うことがあれば、思う存分体験してみればいいのです。
誰かに言われたからとか、本に書いてあったからとか、そんなことに縛られることなく。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
参考図書
物事をどう捉えるか次第というテーマについて向き合うにあたって、ぼくが一番お勧めする本がこちら!
斎藤一人さんの著書微差力。
文字が大きくて見やすいし、一人さんがシンプルに語ってくれているので、とても受け取りやすいです。
ぼくが一番大切な友人にプレゼントした回数が多い本でもあります。
微差が大差を生むという話を知るだけでも、日常生活を見直すきっかけになります!
まずは、ぜひ手に取って読んでみてくださいね。