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【歴Pro】謎について考える時間が楽しい!ONE PIECEでも謎になっている『空白の100年』は、日本史にも存在する

こんにちは、おかちゃんせんせいです!

今回は久しぶりの歴史プロジェクト関連の記事になります。
テーマは歴史に隠された謎です。

◆お知らせ◆

【まとめ記事】

現在、これまで書いてきた記事をテーマ別にまとめています。

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ONE PIECEに隠された謎の数々

これから始まる!? ONE PIECE

いよいよロングセラー大ヒット漫画『ONE PIECE』も、昨日2022年7月22日で25周年を迎えたようです!

あっという間だったような、長かったようなどちらの気分も味わっていますが、連載が始まった当初に幼馴染が
「『ONE PIECE』っていう漫画が連載されたけど、絶対にブレイクするよ!」
と下校途中に熱く語ってくれた時のことを思い出します。

そうしたら、幼馴染が予言した通り、ONE PIECEは読んだことがない人でも、その存在を知らない人がいないくらい世界中で大ヒットしています。

25年経って、ついに物語が最終章らしいのですが……
尾田っち曰く、「ここからがONE PIECEです!!」だそうで(笑)

まだまだ謎がいっぱい残っているけれど、どんな風にこれまでの伏線を回収するのかとても楽しみです!

ぼくは考察できるほどONE PIECEを読み込んでいませんが、世の中にはかなり読み込んでいる方がたくさんいて。

尾田っちがコメントしている「今まで隠してきたこの世界の謎」について、まだ未回収のものについて整理されている記事をシェアします。

明らかになっていない細かなものを合わせると400近く未回収のものがあるようですが・・・
原作で謎が解明されるだろう内容の中で、ぼくが特に興味があるのが空白の100年です。

空白の100年とは?

ONE PIECEにおける空白の100年については、先ほどシェアした記事から内容を引用します。

ワンピース世界には約900年前から800年前にあたる100年間、「空白の100年」と呼ばれる歴史の空白があります。
「空白の100年」の歴史を知るには、古代文字で記された「歴史の本文(ポーネグリフ)」を解読する必要がありますが、現在、古代文字を解読できるのは考古学の聖地「オハラ」の生き残りであるニコ・ロビンだけです。


考古学ワンピース伏線考察
【最新】考古学から考察するワンピースの謎と伏線-ネタバレ注意より引用

この空白の100年にある巨大な王国が跡形もなく消失。
その滅亡した王国が遺したと言われるのがポーネグリフで、古代兵器の在処や何らかの思想が古代文字で記されている。

滅亡した理由について詳細は明らかにはなってはいないようですが、20もの連合国との戦いで王国が滅亡し、各国の王によって創られたのが世界政府。
「オハラ」のクローバー博士は「空白の100年は世界政府によって消された不都合な歴史だった」と語っており、それを裏付けるように世界政府は徹底的に排除活動をしている。

その一例として、ポーネグリフを解読しようとしただけの「オハラ」に対して、制裁としてバスターコールという海軍艦隊による一斉砲撃。
そして、「オハラ」の唯一の生き残りでポーネグリフを解読できるニコ・ロビンは、悪魔の子として世界政府から懸賞金をかけられ、危険因子の忌子として世界中からずっと追われる立場となってしまいました。

このワンピース上での空白の100年はまだ解明されていませんが、冒頭にも述べた通り、日本史においても空白の100年——空白の4世紀というのがあります。

その構図はワンピースと類似していることが多いため、一人の歴史好きとしても興味深いテーマでもあります。

日本における空白の4世紀とは?

空白の4世紀に関して書かれている記事はたくさんあり、本もいくつか出版されています。

昔から興味本位で読み漁っていますが、どの記事を読んでもワンピースと同様でまだ確信には至っていないのが現状のようです。

では、なぜ空白の4世紀などと呼ばれているのかですが、簡単に言うと4世紀(301年〜400年)とその前後に関して、中国の文献に日本(倭)に関する記載がないことに起因します。

日本ではなくなぜ中国かと言うと、日本最古の歴史書物である「古事記」は8世紀初頭に編纂されているけれど、その期間に関する史実的な記録がないこと。

また、当時の中国は日本より古くから国家事業の一つ「正史」としての歴史書が編纂されており、その中に倭に関する記載が後漢書からあります。
ところが、晋書において266年での出来事を境に倭に関する記録がなくなり、次に登場するのは宋書倭人伝で421年に関する出来事の記録から。
つまり、266年から421年までの155年間について、倭に関する記録が中国の正史には存在していないから空白の4世紀と言われています。

MEMO
正史ではないですが、広開土王碑(こうかいどおうひ)と呼ばれる高句麗の第19代の王である好太王(広開土王)の業績を称えた石碑に、倭に関する記録があります。
歴史書ではありませんが、4世紀末から5世紀初頭の朝鮮半島史や古代日朝関係史を知る資料として評価されています。

空白になっているのはなぜ?

では、なぜその期間だけ空白になっているのでしょうか?

理由は大きく分けて3つあると考えられると思います。

  1. 倭における政治的事情で、他国との交流どころではなかった。
  2. 中国や朝鮮半島では国内外での争いが激化しており、交流どころではなかった。
  3. 大和政権にとって不都合な出来事があり、公にはできない事情がある。

まず、国交が途絶える前に中国(魏)と交流があったのは邪馬台国であると、歴史の教科書で必ず習う魏志倭人伝に記憶されています。
その記録によれば、30からなる国で邪馬台国は構成されており、南にある狗奴国と敵対していたという記述が残っています。

と言うことは、他国との争いの中でも邪馬台国は魏に朝貢していたことから、①の説はあまり考えにくい。

かと言って、ちょうど中国でいう三国志にあたる戦国時代に朝貢していたから、②の説が理由であるとも考えにくい。

というと残るは③ですが、、、
世界の歴史を振り返ってみても、
「国交が再開したときに倭の政権を握っていた大和政権にとって、何か不都合な出来事がその155年までの期間にあったのでは?」
と考えてみると、それを裏付けるような情報が次々に出てきます。

  • 空白の4世紀に関する歴史的遺産がありそうな古墳が、明治時代以降調査できないように規制されていること。
  • 魏志倭人伝の記録に残っている「邪馬台国」や「狗奴国」に関する情報が、『古事記』や『日本書紀』では一切記録に残っていない、または、明記を避けていること。
  • 国交が再開してから、30もの国を従えていた「邪馬台国」やその敵国である「狗奴国」に関する記録がなく、経緯について語られている歴史書が公開されていないこと。

仁徳天皇陵、履中天皇陵など天皇の墓とされる古墳については、文化財保護法の適用外とされ、宮内庁によって、古墳への立ち入りや公開学術調査が厳しく制限されているからだ。

MAG2 NEWS

学校で教えられている歴史は勝者の歴史と言われており、勝った側にとって不都合な歴史は闇に葬り去ると言うのは世界的に見ても、日本だけで見ても別に珍しいことではありません。

それこそ、純粋な興味として、紀元前600年から天皇の歴史が途絶えることなく続いているのだとしたら、空白の4世紀と呼ばれている時代背景について、情報を開示してほしいし、調査を許可してほしいと思う。

けれど、公開や調査を禁止されてしまうと、逆に気になるし、不都合な歴史があったのではないかと考えてしまうのは自然かと。
それこそワンピースの空白の100年と似た構図をイメージしてしまいます。

ワンピース日本史
勝者世界政府大和政権
敗者巨大な王国(名前不明)邪馬台国

もちろん、そもそも「邪馬台国」が「大和」と名前が変わっていった説もありますが、そうするとそれはそれで辻褄が合わなくなります。

何せ「邪馬台国」には卑弥呼と呼ばれる女王がいた、とされているので。

真実に繋げていくためにはあまりにも情報不足で、どの説が正しいかなんて話まではできないですが、それでも何か重大な事実を隠している時点で、不都合な歴史があったと認めているようなものではないでしょうか。

まとめ

ワンピースを読み直していて、
「空白の100年の謎について早く知りたーい!!」
となったので、勢いで記事を書きました(笑)

でも、ワンピースを読んでみると、歴史を考える上で参考になる情報・シーンがたくさんあります。

例えば、アラバスタ編の戦いの構図は、西洋の開拓と言う名の植民地戦略と似ており、情報操作の使われ方もわかりやすく漫画で描かれています。
漫画やアニメは、歴史の楽しさを知るきっかけになるなーっと改めて実感しました。

ONE PIECEはこれから最終章になり、空白の100年の謎も明かされていくと思うので、これからの展開が楽しみです!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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