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【歴Pro】歴史に興味を持つきっかけになるアニメ・漫画・ドラマ・小説特集4選Part.1(原始時代〜平安時代)

こんにちは、おかちゃんせんせいです!

今回は歴Proの一環として、歴史の楽しさをどのようにしたら体感できるのかをあれから考えているのですが……
やっぱりアニメや漫画、ドラマ・小説で、今までの歴史に対する認識が変わるきっかけとして、今のところ最有力候補かな〜っと(^^;

ぼくの場合は歴史に興味を持ったきっかけはアニメで、小学3年生の頃漫画からテレビアニメ化された「お〜い!竜馬」でした。

このアニメがきっかけで歴史、坂本龍馬に興味を抱くようになり、その後龍馬の故郷である高知県(旧土佐藩)や、日本初の商社「亀山社中」のあった長崎県に家族旅行で行くまでに(^^)v

何がきっかけになるかは分かりませんので、これまでぼくが読んだり見たことがあったりしてお勧めできる作品について特集します!

MEMO
長崎県は何藩だった?
これは調べてみて分かったのですが、長崎県は何藩でもなく、幕府直轄領だったようです。

理由は二つあります。
①長崎で行われる貿易の利益を独占するため
②キリシタンを監視するため

◆お知らせ◆

【まとめ記事】

現在、これまで書いてきた記事をテーマ別にまとめています。

詳しくはこちらから

リストアップ!まずは4選

  1. 封神演義(中国・殷→周の時代 B.C.11)
  2. キングダム(中国・春秋戦国時代 B.C.3)
  3. 桃太郎(日本・弥生時代 B.C.1頃)
  4. 平家物語(日本・平安時代 A.C.12)

上記4つを選んだ理由は、もちろん読んでみてお勧めできる作品だからというものあります。

けれど、あえて中国が舞台のものも選んだのかというと、平安時代までは中国の影響を特に大きく受けていたから。
その影響を知った上で日本史を俯瞰してみると、色々と見えてくることがあります。

そう、歴史は局所的に眺めるのではなく、一連の流れや世界各国の繋がりを通すことで、ただ暗記で終わることなく、今に活かす知識をきっと見つけることができるでしょう。

封神演義(中国・殷→周の時代 B.C.11)

まずは、中国の古典怪奇小説『封神演義』を原作としている大ヒット漫画をピックアップします。

中国王朝の始まりである殷(*注1)が滅んで、周が建国されるまでの時代(紀元前11世紀頃)の話。
日本では弥生時代真っ最中の時、中国では殷王朝による封建的な社会が形成されていました。

学校では、「甲骨文字が発明され、青銅器が祭壇で使われていた」というくらいでしか習っていない時代がどのような感じなのか、史実ベースの物語ではありませんが、時代背景がよくわかる作品です。

今から3000年前の古代中国、殷の王朝時代。第30代皇帝紂王は文武共に優れた名君であった。しかし邪心を持つ仙女の妲己を皇后に迎えて以来、彼女の怪しい術に惑わされ、かつての賢君は見る影も無い抜け殻になった。悪政を続ける紂王と妲己によって国は乱れに乱れた。
そこで仙人界崑崙山の教主元始天尊は悪の仙道を神界に封じ込め、革命による新たな王朝を作る計画「封神計画」を弟子の太公望に実行させる。 太公望は妲己という強大な敵に立ち向かうため、持ち前の頭脳と人を惹き付ける人格で仲間達を集め、宝貝という仙界の道具を使い、共に封神計画を進めていく。
そして紆余曲折ありながらも順調に進む封神計画の中、新たな事実が次々と判明していく。

ウィキペディア

あらすじはウィキペディアを参考にしていただき、ぼくからの『封神演義』お勧めのポイントが3つあります。

  1. コメディ要素がベースでありつつ、シリアスな展開のバランスが絶妙
  2. 迫力のある戦闘シーン
  3. 魅力的なキャラクターが勢揃い

①コメディ要素がベースでありつつ、シリアスな展開のバランスが絶妙

まず、①については主人公である太公望が超がつくほど怠惰な人間で、とにかく面倒なことから逃げるためには手段を選ばない。
その策士っぷりが戦いや交渉の場でも発揮されていきます。
なので、基本はコメディチックに物語が展開していきますが、序盤早々にそんな太公望以上に頭が切れる妲己との対決以降シリアスな展開も加わって。
ネタバレになるので詳細なことは控えますが、その後封神計画に対する謎が次々に明らかになっていく感じが、先を読みたい気持ちを増大させてくれます(^^)v

こちらはアニメ版のPVになります

②迫力のある戦闘シーン


次に②ですが、封神演義の世界観としてキングダムのような人間同士の戦いよりも、仙人や道士、または、仙人対妖怪の戦いがメインなため、迫力のある戦闘シーンも見所の一つ。
特に、仙人が力を行使する時に用いる道具である宝貝(パオペイ)は、戦術兵器としても、戦略兵器としても使われるので圧巻です!
火や風、水を操る類の宝貝でよくありがちな武器の他に、空気中の水素を操って水素爆発を誘発できる宝貝や、龍を発生させる宝具なんかも登場します。

ちなみに余談ですが、この封神演義が人気が出た後に発売されたFateシリーズにも宝具は出てきますが、こちらはパオペイではなく、そのままほうぐと呼ばれる別物。
ただ、Fateシリーズのアニメを観ていても、おそらく封神演義の影響は大きいと思うし、他のアニメやゲームでもそう感じることも。

③魅力的なキャラクターが勢揃い

そして、魅力的なアニメに共通する点として、魅力的なキャラクターがサブキャラも含めて活き活きしていること。

主人公の太公望、相棒の四不象(スープーシャン)、弟子の武吉。
楊戩(ようぜん)、黄天下、哪吒、黄飛虎といった太公望の頼もしい仲間たち。
それに対して、太公望をライバルと認めた申公豹、殷を長年守り続けきた聞仲、殷の紂王を惑わし人々を苦しめてきた妲己など。

上記メインキャラ以外にも、
弟子の哪吒に対して宝貝を体内に埋め込み改造する太乙真人、美女好き道士の土行孫、元盗賊の頭であった雷震子。
妲己の妹である胡喜媚、王貴人。
美しい戦いを望む趙公明と、美人三姉妹ビーナス・クイーン・マドンナなど。

とにかく途中で登場するキャラたちも、印象に強く残るような個性をそれぞれ感じます!

また、これはウィキペディアを読んで知ったのですが、太公望の宿敵である聞仲や妲己は、原作では弱い存在とのこと!(◎_◎;)
原作では封神されたキャラが封神されなかったり、その逆だったりと。

藤崎先生の封神演義しか読んだことのない自分からすると、逆に原作の方が受け入れらない設定に感じてしまいます(笑)
そう感じてしまうくらい、各キャラごとの関係性が面白くなるように構成されているもの魅力の一つです(^^)v

(*注1)
現在の日本の教科書では、中国最初の王朝は殷と教えている。
けれど、最新の研究では夏王朝が最初の中国王朝という説が定説になりつつある。

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