自分を活かして 相手を活かして 今を活かす

古くなったノートPCにChromeOS Flexをインストールして復活させる方法について

こんにちは、おかちゃんせんせいです!

最近妻もPCで作業することが増えてきたため、
ノートPCがもう一台欲しいシーンが……

以前使っていたMacはもう起動すらしなくなったので使用不可。
その前に使っていたEPSONのノートPCは、初期化しても起動時間が遅く、一つずつの読み込みが遅いので使い物にならない状態。
しかも、スペック的にWindows11にアップグレードできないので、サポートがもうすぐ切れてしまう状況です。

そこで、2年くらい前から考えていた古いパソコンを復活させる方法を試すことにしました!

キーワードは
ChromeOS Flex
です。

◆お知らせ◆

【まとめ記事】

現在、これまで書いてきた記事をテーマ別にまとめています。

詳しくはこちらから

OSをChromeOS Flexに変更する

ChromeOS Flexとは?

ChromeOS Flexとは、
Googleが提供する無料のオペレーティングシステム(OS)
のことです。

ChromeOS Flexには下記特徴があります。

ChromeOS Flexの特徴
  • Googleドライブなどのクラウドサービスと連携して、ファイルの保存や共有が簡単
  • シンプルな操作で、Chromeブラウザを中心としたインターフェース
  • セキュリティを重視した設計で、データ暗号化や自動更新、サンドボックス化などの機能を搭載
  • サポートが切れたPCや起動が遅いPCでも起動可能

このあとまとめますが、ネット環境がないと使えなくなるのは難点ですが、使えなくなったPCでもネットワークでの作業や動画視聴などがメインな場合には使える状態に復活できる可能性があります。

ただし、何でも復活させることができるわけではなく、下記要件を最低限満たす必要があります。

CPU:米Intel社あるいは米AMD社のx86またはx64アーキテクチャーCPU

メモリ容量:4Gバイト以上のメインメモリー

ストレージ容量:16Gバイト以上のストレージ

ChromeOS Flexのインストール方法

ChromeOS Flex に最適な認定デバイスというのが公開されているため、まずは復活させたいPCがリストにあるかどうかチェックしてみます。

ちなみにわたしのノートパソコンのスペックは下記の通りで、OSを起動する最低限要件は満たしていますが……リストにありませんでした。

  • 型番:EPSON Endeavor NJ3500E
  • CPU:Core i7-2620M メモリ8GB
  • ストレージ: HDD500GB
  • OS:Windows 10 Pro 64bit
  • 発売日:2011年4月

とはいえ、このままでは結局何も活用できないまま処分してしまうことになるため、とにかくOSをインストールしてみることにしました。
※実施はご自身でよく考えた上で、自己責任でお願いいたします。
 OSを元に戻す可能性がある場合には、既存のOSをリカバリしておくことをオススメします。

Chromebookリカバリユーティリティの拡張機能をChromeに追加する

こちらのURLから拡張機能をChromeに追加します。

追加が終わったら、拡張機能のメニューから「Chromebookリカバリユーティリティ」を選択します。

USBインストーラーを作成する

①『始める』をクリックします。


②「リストからモデルを選択」をクリックして、
 メーカーを選択:Google ChromeOS Flex
 製品を選択:ChromeOS Flex
 を選択後、USBインストーラーを作成するUSBを接続
 その後、『続行』ボタンを押下する。


③接続したUSBを選択して、『続行』を押下します。


④『今すぐ作成』を押下すると、リカバリイメージの作成がスタートします。
処理が完了したら、リカバリイメージの作成完了です。

PCをシャットダウン後、起動時にBIOS画面を表示させる

BIOS画面の表示方法はメーカー・機種によって異なるため、説明書やネットで検索して確認してください。
エプソンの場合は、起動時にF2ボタンを押し続けることで、BIOS画面を表示させることができます。

この画面で、USBを先に起動するように設定して保存。
BIOS画面を閉じると、chromeOS Flexというロゴが画面に表示され、初期設定画面になります。

初期設定を終えると、ホーム画面が表示されます。

初期設定で、使用言語、ネットワーク、Googleログインなどを設定します。

設定が完了すると、ホーム画面が表示されればOSインストール完了です。

ChromeOS Flexの環境を使ってみての初期レビュー

認定デバイスにはないパソコンでしたが、無事にChromeOS Flexの作成が完了しました。
とりあえず、一通り触ってみて感じたChromeOS Flexに変えてよかったことと、デメリット(留意点)についてまとめます。

ChromeOS Flexに変えてよかったこと
  • ホーム画面までの起動時間が3分近くかかっていたのが、30秒以内になったこと。
  • ブラウザ読取速度やアプリの起動速度が体感レベルで速くなったこと。
ChromeOS Flexのデメリット
  • 毎回ログイン時にGoogleアカウントに手動ログインしなければならないこと。
  • 内蔵のDVDドライブが使用できないこと。
  • Androidアプリをインストールできないこと。

下2つのデメリットは個人的には許容範囲でしたが、
最初の「毎回ログイン時にGoogleアカウントに手動ログインしなければならないこと」というのは、正直煩わしさを感じています。
ChromeBookにインストールされているChromeOSであれば、PINでログインすることができるようですが、今のところChromeOS Flexでは毎回手動ログインが必要のようです。

もし自動でログインする方法をご存じの方は共有いただけますと幸いです。

まとめ

もう使えなくなって処分しかないと感じているパソコンがある方は、いくつか留意点があるものの是非ChromeOS Flexのインストールを一度試してみることをオススメします。

もしネット検索や動画視聴だけではなく、Androidアプリを使いたいと考えている方はChromeBookの検討してみてはいかがでしょうか。
ただ、Androidアプリにインストールできる機種は限られているようですので、事前にこちらをチェックしてみてください。
2019年以降にリリースされたすべてのChromebookが対象。

今回の情報が何かお役に立てば幸いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA