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【MM小冊子】わからないからはじまる人生もある~6.楽しむ工夫の達人~

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【MM小冊子】わからないからはじまる人生もある~4.答えはどんなときでにもやっぱり自分の中にあった~

楽しむ工夫の達人

きっかけ

主人公:Sさん

Sさんとの出逢いは、2015年1月秋田で参加したある講座で、隣同士でワークのパートナーになったことがきっかけでした。たまたまワークで、今やっている仕事のことでマインドマップの話をしていたら、とっても興味を持っていただけて!

しかし、申し訳ないことに私の話だけで40分近く話してしまった気が…(笑)

そんな出逢いがあってから、同年5月にマインドマップ講座を秋田で開催していただきました。

そのとき、いつのものようにお伝えさせていただいたのですが、その中でもSさんの実践力というか吸収力は脱帽の一言。私がお伝えした内容だけではなく、他の方からのフィードバック、ご自身が感じたことを自分なりにまとめていました。

そして、個人的に素晴らしいと感じたことの1つに、疑問やわからないことを質問してくださったこと。
でも、ここでのポイントは2点あります。

1つ目は、質問する前には必ず実践したことに関する質問だったこと。
2つ目は、私が回答したことに関してさらに実践してみて、それについてどうだったかのフィードバックを必ずしてくださっていました。

それこそ、マインドマップをお伝えしてから最初の3ヶ月間くらいはほぼ毎日LINEでやりとりをさせていただいていたのですが、日々変わって言っているSさんとのやりとりは、私にとってはワクワクタイムでした。

その後

Sさん自身は、毎日ではなく向き合いたいテーマが出来たらマインドマップを描くということを続けている方です。
そして、私がお伝えさせていただいた「マインドマップを描くノートは、どれだけ自分が見返したくなるノートになっているかがポイントですよ」という話に響いてくださり、最初の頃はマップを描かない日でも毎日描いたマップを見返していたそうです。

つい最近の話では、仕事のスケジュールもマインドマップで描いているとご報告をいただいていましたが、描き続ける中である違和感がして、その違和感の正体に気づいてからは続けることをやめたそうです。
その違和感とは、セーブして描いている自分。手帳に合わせてA5で描いていたそうなのですが、A5におさまるように気をつかって描いている自分に違和感がした、とお聴きしています。

実はマインドマップを最大限活かすための5つの心得の中に、「A4サイズの無地用紙を使う」というのがあります。ここでのポイントはA4サイズで描かなければならないという訳ではないことです。
ただし、サイズの大小によるメリット・デメリットがありますので、それをわかった上で選択する必要があります。

今回のケースでは、『最初は持ち歩きやすいサイズを優先したわけですが、自分と向き合うためにマインドマップを活用する上ではSさんにとってA5サイズは合わなかった』ということだけだったのです。

そんなSさんから、現時点でマインドマップを通してからどんな気付きや学びがあったのかを尋ねてみたところ、以下の5点を挙げていただきました。

  • 知らなかった自分に出会えた
  • 描き続けること=自分と向き合い続けること
  • マインドマップは描かなくて大丈夫だということ
  • マインドマップは、今、現実、事実がわかるだけということ
  • 見返すことを続けるなかで、描いたときとは違った受け取り方をする自分も発見したこと

実際に私がSさんとやりとりをさせていただく中で強く感じたのは、①②⑤に共通する『継続力』でした。
そもそもなぜ継続すると良いのか?
ということを理屈ではなく、実体験されたことが大きいと思います。

何かをやり続けているとその中から今の自分に合った学びがあるということを、Sさんとのやりとりの中でいつも感じさせていただいています。

ポイント

今回の事例のポイントは、自分にとってです。

この自分にとってという話は、なかなか言葉だけでは伝えることが困難だということを感じています。
しかし、日常生活でマインドマップを活かすということを考えたとき、一番ベースとなる最重要キーワードなのでピックアップします。

まず、みなさんは自分にとってという言葉をきいて、どんなイメージがありますか?

また、自分にとってであなたが知っているツールや知識を使ってくださいと言われて、すぐにピンっと来て行動に移せそうですか?

マインドマップをお伝えしていて、日常生活で使えるようになっている人と使えずに断念してしまう人の相違点があることに気付きました。

それは、
一体誰の日常生活を意識しているのか?
ということです。

誰かの日常生活を自分の日常生活と一緒と誤認してしまっているのか?
それとも、自分の日常生活を意識できているのか?

前者の場合は、油断しているとついそうなりやすい傾向があります。
たとえば、その道で成功されている方の話を聴いたり、本を読んだりして感動したとき「この人のようになりたい!」「こういったことができるようになりたい!」って思ったことはありませんか?

ここでのポイントは、そのツールがどうとか、知識があるとかないとか、そういったことではありません。
その真似をしたいと感じた人の日常生活と、自分の日常生活を照らし合わせてみることが重要ポイントになります。
なぜなら、現在の自分の日常にないことをすることが何かを成功するために大事だったとすると、その何かを日常生活に取り込んでいく必要が出てくるからです。

しかしながら、普段やらないことや意識しないことをいきなり取り込もうとするとどうなると思いますか?

よくあるパターンが、最初の数回は出来ていたとしてもだんだん無理な部分が出てきて、途中で諦めてしまうパターン。
もしくは、自分自身で出来ないことにフォーカスしすぎて、出来ない自分に落ち込み、実践前に断念してしまうパターン。

たとえば、これらのパターンにはまってしまった方がよく口にするフレーズとして――

「描ける時間がとれるようになったら描きます」

「絵が上手に描けるようになったら描きます」

「自分にはやっぱり合わないので描くのをやめます」

などがあります、活用できないままの方はだいたいこのどれかに当てはまっているように感じています。


それに対して、後者の人たちは必ず自分のできることからスタートしていきます。
描ける時間がとれない方は、まずは簡易的なマップを5分間くらいで描くところから。
絵が上手に描けないと感じている方は、いま自分が描ける最高の絵を描くことから。
自分には合わないと感じた方は、自分に合うパターンが見つかる前まではまずは徹底して真似してみることから。

そのときに大切にしていただきたいキーワードは、マインドマップ5つの心得の中で最重要な心得としてお伝えさせていただいています楽しむ工夫です。
自分自身が楽しめるポイントがわからなければ、継続したいと思いにくいのではないと思いませんか?

逆に楽しむポイントがわかっていれば、そのことを意識して行動することができます。
そうやって、この楽しむ工夫が意識して出来るようになった方は、Sさんのように継続したいと思わなくても自然とやり続けていっていると最近強く感じています。

ちなみに、SさんのSさんにとっての見返したくなるノートは、第3者からしてもワクワクして見返したくなるノートに仕上がっています。
たとえば、Sさんのノートは私から見ても見やすいようにスクラップ記事をまとめたり、ポイントとなることに関して付箋が貼られていたりして工夫されており、すごく振り返りやすくなっています。

しかし、私はSさんのようなノートは描き続けることが今すぐはできないでしょう。
なぜなら、スクラップ記事を作ったり、付箋を貼ったりする習慣がまったくなく、何度もやってみて続かずに断念しているから(笑)

だから、私はSさんのマップをシェアしていただいて、学んだことを日々実践するようになりました。
それが、気になる情報を見つけたらA5のノートにキーワードだけでも書いておくということです。

それをする前は、良いアイディアが仮に浮かんでも、すぐに忘れてしまうことが頻繁にありました。
メモ帳に書いていたこともあったのですが、私は小さいものは紛失しやすいようで……せっかく書いたものが台無しになることも珍しくありませんでした。
ところが、A5のノートなら小さすぎず大きすぎで丁度良く、さらに書いておいたキーワードから、マインドマップをさっと5分くらいで描くことのできるスペースもあるので、今ではA4スケッチブックと一緒にA5ノートを必須アイテムとして持ち歩くようになりました。

【MM小冊子】That Is Why〜マインドマップを通して学んだ13の心得〜 第13章 自分にとってで活用しようとしている?

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