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【MM小冊子】That Is Why〜マインドマップを通して学んだ13の心得〜 第11章 コミュニケーションのギャップはなぜ起こる?

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【MM小冊子】That Is Why〜マインドマップを通して学んだ13の心得〜 第10章 他人軸に偏りすぎると自分がわからなくなる

第11章 コミュニケーションのギャップはなぜ起こる?

『わかる』と『分かち合う』のちがい

聞き上手・相手のことがよくわかっていると思っている人は、一方的に全部『わかる』『わかった』という幻想を抱きがち。

この状態になりやすいのが、
親子関係、夫婦、彼氏彼女、上司・部下、専門家・顧客
という関係のとき。

こういったときは本人たちが気付かないところで、両者間で人間的な上下関係ができてしまう可能性が大。

そのときに、お互い話していることが通じなくて、何でもないことで喧嘩したり、怒ったり、否定したりして、余計に関係を悪化させてしまうパターンに。。

でも、どうして職業的ではなくても、人間的な上下関係ができてしまうのでしょうか?

その原因の一つは、先ほどお伝えしたようにどちらかまたは両者が相手のことをわかったつもりになってしまっていること。

もう一つは、後はお互いが違った基準を持っていることを確認していないこと。
特に後者の場合は、当たり前だと思っているだけに気付きにくいもの。

個性が大事

あるがままな自分、ありのままの自分

自分らしく

言葉だけが流行ってしまっていますが、個性が重要視されればされるほど自分自身の責任レベルも高まっていきます。
この個性があるということが、それぞれが唯一無二の存在であることの裏返し。

つまり、お互いの基準もちがうことになるのではないでしょうか?
この基準をお互い確認できていないとき、自分が気づかないうちにコミュニケーション失敗が量産されていきます!

お互いの基準、大切にしている想いを分かち合うことが本当の意味でお互いのことをわかった、という状態になる。

理屈でいえばそういうことなのですが……
大事なのは一度分かち合ったら終わりではなくて、日々お互いの状況は変わっていくので、その度に分かち合う時間をつくっていくこと。

やっぱりどこまでいっても行動し続けてなんぼ、というわけです。

コミュニケーションギャップの仕組み

このコミュニケーションギャップのメカニズムですが、具体的な事例を交えてわかりやすく説明してくれている本が細谷功さんの『象の鼻としっぽ』です。



この本はぼくがお勧めする本ベスト3の一つで、そもそもという原点に立ち戻るときに重宝しています。

象の鼻としっぽというのは、古くからインドに伝わる寓話です。
本の中で、コミュニケーションのギャップを生み出す原因は下記3つとしています。

コミュニケーションギャップの原因は、(1) (2)伝わっているという幻想 (3) 象の鼻としっぽ

  1. 人はみな自分中心
  2. 伝わっているという幻想
  3. 象の鼻としっぽ

どの話もイラストを交えてわかりやすく解説してくれており、その中でもぼくが日常生活で特に役立つ頻度が多いのが③象の鼻としっぽの感覚です。

どういった場面で役立つのかというと、誰かと話をしていてまったく話が噛み合っていないと感じるとき。
また、一見噛み合っているように感じるけれど、実際認識がズレていると感じるとき。

この感覚は①②にも通じる話なのですが、一つの目標・目的を持って活動している団体・グループ・チームに所属している方には特にマスターするのをお勧めしています。

マインドマップは思考の見える化をするツールなので、コミュニケーションのギャップに気付きやすいですが、象の鼻としっぽの概念を理解しておくと、もっと意識しやすくなりますよ(^^)v

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