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音楽に興味を持つようになったきっかけ『尾崎豊』 その3

こんにちは、おかちゃんせんせいです!
ぼくが中学時代からずっと聴き続けている尾崎豊に関して、曲に出会ったきっかけから、影響を受け続けていることについて書いてきました。

音楽に興味を持つようになったきっかけ『尾崎豊』 その1 音楽に興味を持つようになったきっかけ『尾崎豊』 その2

シリーズ最後は、特にある歌について書いていきたいと思います。

ある歌とは、ぼくが今でも一番大好きな歌である『誕生』です。

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受け継がれていく想い

『誕生』を意識するようになったきっかけ

前回の記事で書いた通り、『誕生』との出会いは初めて買った尾崎ライブ映像『約束の日 LAST APPEARANCE』。

あの頃は新たに気に入ったレベルでしたが、週刊少年マガジンの読み切り連載された尾崎豊のコミックを読んで、最後のライブ——そして、『誕生』という歌の存在を強く意識するようになったのです。

ストーリーとしては、尾崎がデビューする前から最後のライブまで。

主な視点としては、尾崎の視点。
そして、プロヂューサー須藤の視点で物語が描かれている。

尾崎自身が語ったことではないので、本心までは本当かどうかは分かりませんが、第三者である須藤から観た尾崎豊という青年像は、尾崎のことを知らないぼくからすると必見の価値があった。

歌が作られたきっかけ

コミックでは、尾崎の学園生活や、退学して音楽の道に専念した話。

「卒業」や「十七歳の地図」が生まれたきっかけの話などがあり、その歌に対するイメージが変わった。

読んでいく中で特に心が動いたのが、尾崎の子どもが生まれて、須藤ともう一度歌を作ろうという話になるまでのシーンです。

ライブを途中で中断。
覚醒剤で捕まって、復帰したものの以前のように歌詞が書けなくなって彷徨っていた。

そんな中、自分の子どもが生まれた喜びから自分が何のために歌っていきたいのかが見つかり、新たなステージに進むことを決意。
その際に、須藤との会話がとても心に響いた。

人生には”卒業”なんてないってわかっていたハズなのに・・・
様々な事を”卒業”するたびに・・・・

ひとつひとつ答えが見つかっていくものなんだって

尾崎豊物語より引用

そして、迎えた尾崎最後のライブで『誕生』を歌い終わった後の語りのシーンへと繋がる。

尾崎の代わりに歌い続けたい

語りのシーンでは、途中でステージを降りたときの心境から始まり、これからどんな想いで歌っていきたいかを語っていく。

そして、最後の締めくくりのこの言葉。

人生はきっと自分のしたい事のためにあるんだと思う
だから今のうちにうんとたくさん心の財産を増やしておくといいと思う

そうすれば君が求めているその夢にきっと辿り着ける
僕はそう信じている
そして君のためにそう祈って歌い続けるから

どんな困難にも負けないで
いつまでも夢を捨てないで

君たちへ僕からの背いっぱいの愛情を込めて——

いつまでも歌い続けることを約束します

尾崎豊物語より引用

今までとは違った尾崎がそこにはいて、これからだっていうのに、このライブの半年後に亡くなってしまう。

結局ぼくは尾崎が生きているときに出会うこともできず、歌い続けている彼を見ることはもう叶わなくなってしまったのである。

そのことが残念で仕方がないけれど、社会人1年目の時に自転車で尾崎の墓参りをしに行ったとき、心の中で『誕生』を歌っていたら、フッと想いが込み上げてきた。

それが——
「尾崎の代わりに、自分が歌い続けていけばいいんだ!」
という想い。

別に誰かに頼まれたわけでも、期待されているわけでもないけれど、あのライブ映像を観てぼくなりに受け取った尾崎のメッセージ。
それを歌に込めて、尾崎の曲を歌い続けたいと思った。

最期の最期まで。

まとめ

今でも尾崎の歌はよく聴くし、カラオケに行けば必ず2〜3曲は歌う。

尾崎の年齢はとっくの昔に越えたけれど、その時の想いを表現しようと思うと、曲のイメージがその時々で変わっていくのがわかる。

尾崎の作ったアルバムも、作ったそのタイミングでの尾崎の心境がとても表れている感じがして、本当に尾崎はステージ以外でも今のライブ感を大事に生きていたんだと感じる。

かっこいいけれど、無様な姿もたくさん見せて。
周囲から勝手に「10代の教祖」なんて言われて。
何か学校の窓ガラスが破られたら、今でもなぜか尾崎のせいにされて。

いろんなことに悩み、考え、表現し続けた尾崎豊を、ぼくは尊敬している。

ぼくも尾崎のようにというわけではないけれど、今のライブ感を大事にして日常生活を過ごしていきたいと思う。

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