こんにちは、おかちゃんせんせいです!
前回型について記事にまとめました。
型はどんなときに最適か?型を身に付けるということは、何かを覚えたり、応用させたりする際には必要不可欠です。
けれど、どんな状況でも型に当てはめてしまうと、型によるメリットよりもリスクの方が目立つようになります。
これまでの実体験を踏まえて、型を当てはめることによるリスクと、使い分けることの大切さについて記事にまとめたいと思います。
今回のキーワードは
使い分ける
です。
目次
人を型に当てはめるとどうなる?
前回は主に型のメリットをお伝えしましたが、今回は型にはめてしまうことによるリスクについて先に書いていきます。
まず初めに、私自身が一番リスクだと感じたきっかけについてお話したいと思います。
もうかれこれ10年前、知人の集まりに参加したときにある方の相談をみんなで聴くタイミングがありました。
たまたまその時に、あるコーチングのようなスキルを学んでいて、教える側になっている人が3人いて、主にその3人が聴く側に。
問いかけた内容はそれぞれが聴いていて、最終的に3人が出したアドバイスの方向性がそれぞれズレていたのです。
そのことに気づいた瞬間、ブルっと震えたことを今でも覚えています。
だから、当然そのアドバイスを受けた人は感謝をするものの、全然受け取れていない様子でした。
もちろんアドバイスが異なるのは当たり前かもしれませんが、そのスキルは潜在意識で望んでいる本当の答えを見つけ出すアプローチ。
ある種の型のような形で問いかけていくわけですが、指導する立場の人たちでも答えの本質がバラけるという事実に気付いたとき、ツールの危うさを痛感したのです。
あなたはAすることを望んでいますよ
・・・そうなのですね。
わかりました!
いや、Bを望んでいますよ
えっ!?
Bもですか!?
いやいや、Cですって
はぁ・・・わかりました
(相談前よりも
逆にもっと混乱させてるぞー)
型が最適な場面は見極めが大事!
上記のケースのように外野で見ていると明らかに感じるズレている感覚は、当事者になっているとなかなかわかりにくい感覚でもあります。
特に、コーチングの場合はクライアントがもっと良くなってほしいという想いがコーチに強くあると、ある種の誘導的な質問になってしまいがちです。
例えば、コーチングにはGROWモデルという目標達成のためのアプローチがあります。
GROWモデルは、
G:GOAL 目標を明確にした上で
R:REALITY 現実とのギャップを認識
O:Options 選択肢を考えて
W:Will 目標に向かう意志を示す
という目標達成をサポートするコーチにとっては指針となる効果的なアプローチです。
モデルの通りにコーチングを行えば、
やっている最中に質問の内容や、一連の流れをその場であれこれ考えなくても済むので、便利で使われやすいモデルの一つとも言えます。
けれど、あまり状況を考えずに多用していると、いつの間にか何が何でも目標を達成させることが目的になってしまうパターンになってしまうことも。。。
実際に、GROWモデルを知った後にわかったのは、コーチをやっていると話をしているといつの間にかGROWモデルに当てはめられてしまっていること。
特に相談しているわけでもないのに、勝手に型に当てはめられてしまうことに私は不愉快さを感じ、極力そういった話題をすることを避けるようになりました。
型やモデルの特徴をまず理解することが使い分ける上で必須になる
型に当てはめてパターン化したり、モデルの通りに実践したりすることは思考を硬直化させてしまいます。
つまり、応用ができなくなります。
なので、実際に有効だと感じる型やモデルを活用したいと思ったら、まずは実践していきながらそれらの特徴を理解することが大事です。
なぜなら、便利だったり、当たり前になってしまったりすると、先述した通りつい状況を考えずに多用してしまうようになります。
マインドマップ関連の記事で何度も取り上げましたが、現状把握した上で使い分けることがツールを活用する上では必要不可欠なのです。
【MM小冊子】カレーライスから閃いたツールの活かし方〜4.ツールを使い分けることができているか?〜今回はなぜ使い分けることが大事なのかについて改めて記事にしました。
次回は、具体的なパターンやモデルを例にして、活用方法について特集したいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!