自分を活かして 相手を活かして 今を活かす

【業務効率化】Windows版Excel VBAでChromeを自動操作して、Webスクレイピングする方法(初期設定編)

◆お知らせ◆

【まとめ記事】

現在、これまで書いてきた記事をテーマ別にまとめています。

詳しくはこちらから

Excel VBAでの初期設定

Excel VBAでChromeを自動操作するためには?

Excel VBAでChromeを自動操作するためには、Selenium BasicChrome Driverをインストールする必要があります。

Selenium Basicは、ChromeやEdge、IEなどをVBAなど外部プログラムから制御するためのライブラリです。

技術屋さんの日記帳

ChromeDriverはChromeブラウザをプログラムで動かす為のドライバーです。

AI Academy Media

Selenium BasicにもChrome Driverは同梱されていますが最新版ではないため、マクロを実行しようとするとエラーになってしまいます。


そこで、最新版Chrome Driverを別途インストールする必要がある、ということです。

注意
Selenium Basicを使えるOSは、今のところWindowsのみ
Seleniumを起動するためのオブジェクトがMacでは利用できないため

Selenium BasicのインストールとVBA参照設定

Selenium Basicのインストール

ステップ1
SeleniumBasicをダウンロードする。

こちらをクリックし、最新版のSeleniumをダウンロードします。

※執筆中の2022年6月16日現在では、v2.0.9.0が最新版になります。

ステップ2
ダウンロードファイルをクリックして、処理を進める。

ファイルを実行したらウィザードが表示されるので、『Next >』をクリックする。

ステップ3
規約に同意して、次へ

「I accept the agreement」を選択して、『Next >』をクリックする。

ステップ4
インストールしたいファイルを選択する

カスタマイズするつもりがなければ、そのまま『Next >』をクリックする。

ステップ5
インストールを実行する

インストール内容を確認して、『Next >』をクリックするとインストールが開始します。
しばらくするとインストールが完了し、『Finish』ボタンをクリックしてインストールが完了です。

※上図の黄色線のフォルダパスは、ChromeDriver.exeが格納されている場所になります。

VBA参照設定

Selenium Basicのインストールが完了したら、次はVBAの参照設定を編集します。

[ツール]→[参照設定]→[Selenium Type Library]にチェックし、『OK』をクリックします。

【重要】ChromeブラウザとChromeDriverのバージョン更新方法

Selenium BasicとVBAの設定が終わりましたら、次はChromeDriverのインストールです。

ただし、Selenium BasicはChromeブラウザ本体とChromeDriverが一致でないと、マクロを実行した際にバージョン不一致のエラーが起きます。

実行時エラー 33
SessionNotCreatedError
session not created: This version of ChromeDriver only supports Chrome version 98

上図のケースですと、インストールしているChromeのバージョンが98で、現在のChromeの(最新)バージョンが101で不一致となっています。

その場合、手順としてはインストールできるChromeの最新バージョンに更新した上で、そのバージョンに合わせてChromeDriverを更新することをお勧めします!

Chromeの最新バージョン更新

ステップ1
Google Chromeを起動する。

ブラウザの右上にある三点リーダーをクリックします。

ステップ2
[ヘルプ]から[Google Chromeについて]を選択します。
ステップ3
現在のバージョンが表示され、最新版がある場合には自動的に更新されます。
ステップ4
更新が完了しましたら、『再起動』ボタンをクリックすれば完了です。

※最新バージョンが何番なのか控えておきます。(例)101

ChromeDriverの最新バージョンのインストール

ステップ1
下記リンク先を開きます。
ステップ2
Chromeの最新バージョンと同じリンク先をクリックします。
ステップ3
「chromedriver_win32.zip」を選択しダウンロード

ダウンロードが完了したらフォルダを開いておきます。

ステップ4
SeleniumBasicフォルダ内にある「chromedriver.exe」を置き換える

下記隠しフォルダを開き、③でダウンロードした「chromedriver.exe」を上書き保存します。

C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\SeleniumBasic

ステップ5
書き換え完了を確認する

ファイルの置き換えが終われば、最新バージョンの更新は完了です。

1 2 3

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA