自分を活かして 相手を活かして 今を活かす

【MM教室】第6回(活用編)マインドマップの活用事例その1〜ver. 自己分析①〜

こんにちは、おかちゃんせんせいです!
前回はマインドマップを楽しく描くためにお勧めな道具についてご紹介しました。

【MM教室】第5回(共有編)マインドマップを楽しく描くためのオススメ道具5選

今回はマインドマップ講座を受講してくださった方で、実際に日常生活で使ってみた事例についてご紹介します。

ピョン吉
ピョン吉

おかちゃんせんせい、マインドマップって勉強以外に使い道はあるの?

おかちゃんせんせい
おかちゃんせんせい

たくさんあるよ!

お伝えした人の中にはいろんな形で日常生活で活かしているよ

ピョン吉
ピョン吉

そうなんだな……俺にも活かせるかな?

おかちゃんせんせい
おかちゃんせんせい

活かせるよ。

君が自分のことに気を向ければね♪

この記事はこんな方にお勧め!
  • 受験や就活のために自己分析として活用したい方
  • 対人関係で悩んでいる方
  • 自己対話を楽しみたい方

◆お知らせ◆

【まとめ記事】

現在、これまで書いてきた記事をテーマ別にまとめています。

詳しくはこちらから

マインドマップの3つの活用事例

以前までの記事で、マインドマップは勉強法として開発されたことはお伝えしました。

もちろん受講生の方の中には、資格勉強のために活用された方もいます。
ですが、ぼく自身が一番活用できていることとや、マインドマップを活用できている人の大半は他の用途で使っています。

まず、活用事例について整理するために、3つの区分に分けてみました。

  • 自己分析
  • コーチングやカウンセリングで活用
  • 情報整理(勉強法など)

そのうち、最も活用している人が多い自己分析について、今回はご紹介します。

そもそも自己分析とは?

ぼくが初めて自己分析という言葉を知ったのは、大学生のときです。
大半は就活するので、先輩や同期が話しているのを耳にするようになりました。

その時の認識としては、
就活の面接対策として自分の長所や短所を見つけること
という感じだったと思います。

その認識は、大学院時代に自分自身が就活を始めた当初は同じでしたから。

実際に、ネット検索で「自己分析」と調べると、そのほとんどが就活対策関連のものがヒットします。



一方、辞書的な意味では——

精神分析の用語。他者(分析家)に精神分析を受けるのではなく,自分で自分の分析を行って無意識的問題の洞察コンプレックスの解消をめざすことである。

出典 広辞苑無料検索

となっています。

なので、就活対策として使われ方は、あくまで内定をGETするためということ。
表現が悪いかもしれかもしれませんが、よく見せるため用に作成するわけです。

もちろんそれで選考は通るかもしれませんが、
そもそも何のために就活するのか?
という根本的なところを見て見ぬ振りをすると、
会社に就職してから後悔することになるかもしれません。

偽りの自分を演じ続けることは、
結局自分の首を自分で締めることになってしまいかねませんので。

なので、就活対策としてよく使われている自己分析の話はここでは触れずにおきます。
そして、まずは認識を合わせるために、マインドマップを通してできる自己分析という言葉を、以下のように定義しておきます。

MEMO
自己分析とは?
今自分が日常生活で感じていることに向き合って、状況把握した上で、整理すること

自己分析のポイントは現状把握!

これは自分の体験談としても、受講生の方の体験談としても同じことが言えるのですが、過去や未来どうだったかという話はあまり重要ではありません。

重要なのは、
自分がどのように感じているのか?
ということだけ。

過去に縛られている感じがしたとしても、
その過去をどのように感じているのか?

未来のことで心配に感じているとしたら、
どうして心配に感じているのか?

すべて話の焦点をに戻すことが、
自己分析する上でのキーポイントになります!

その話をしようと思うと、
以前マインドマップをお伝えした
当時看護大学に通っていた女子大生の子のことを思い出します。

看護大学に通う女子大生の話

マインドマップを自己分析で活用していた受講生のMちゃん。
そのMちゃんから、知り合いの女子大生Aちゃんを紹介していただいたことがありました。

マインドマップに興味があるという話だったので、
3人で会って話をしました。

その際に、Aちゃんは今看護実習で病院に行っていること。
担当になった患者さんがまったく話を聞いてくれなくて、実習が嫌になっていることを聴かせてもらいました。

他にも悩んでいる様子でしたが、
別に相談を受けたわけではなかったので、
その場ははじめましての自己紹介も兼ねて、自己紹介マップを描いて3人でシェアすることに。

自己紹介マップでは、
今好きなことやハマっていること、大事にしていることを描きます。

この時はシェアし合って終わったのですが、
この後彼女には続きがあったのです。

今相手は何を大事にしているのか?

初めて会ってから1ヶ月後にまた3人で会う機会があったのですが、
再会してすぐわかるくらいAちゃんの表情がスッキリしているのが分かりました!

どうやら嫌になっていた実習が楽しくなったらしくて、詳しく話を訊いてみるととても興味深い話を聴かせてくれました。

どうやら先日描いた自己紹介マップで得た気付きがあったようで、
自分にとって大事なものがある。ということは、相手にとっても大事なものがあるのでは?」
と考えるようになったようです。

それまでは、その患者さんは事故で入院していて、「早く退院したい」という患者の意思があったから、病院側としてリハビリを勧めていた。
けれど、まったく話を聴いてもらえず、リハビリも滞ってしまっていた。

そこでAちゃんは、改めて患者さんに訊いてみたそうです。

Aちゃん
Aちゃん

今何を大事にしたいですか?

患者
患者

ここでも、今すぐ仕事がしたいんです!

そこでAちゃんは以前のようにリハビリを勧めるのではなく、患者さんが求めていることを叶えることに
「今すぐ仕事ができる環境」を病院内で探してみたところ、何と一箇所だけパソコンを使って作業できる環境があることが判明。
そのことを早速患者さんに伝えたところ、ものすごく感謝されたそうなのです!

それ以降は、リハビリにも積極的に取り組んでくれるようになったり、Aちゃんが質問しなくても相手からすすんで色々話してくれるようになった、とのこと。

この話を聞かせてもらえて、まずAちゃんの素直さに感動しました。
初めて会った時に、マインドマップが今感じていることを表現しやすいツールであることはお伝えしました。

けれど、
彼女は自分が大事にしていることがあるなら、相手にとっても今大事にしていることがあるのでは?
と発想の転換をしたのです。

確かに早く治したければリハビリを勧めるのは、病院側としては当然の対応だったのでしょう。
けれど、今回のように相手が治療する以前に今大事にしたいことがある場合には、病院側の意向は単なる善意の押し付けになってしまっていたのかもしれません。

想像以上に、相手の現状は違うかもしれない

これは日常生活でもあるある話です。
相手のためにと良かれと思ってしたことは、相手にとっては求めていないケースは少なくないと思います。

この話が厄介なのは、良かれと思ってしている人は大義名分を掲げていること。
だから、自分のやっていることは相手にとっても正しいと信じ込んでしまっているんです。

けれど、Aちゃんのようにマインドマップを通して自分の現状がわかってくると、じゃあ同じように相手の現状がどうなのかに気を向けることができるようになります。

現状把握して気づきを得るためのツールとして、マインドマップは最適ということを改めて実感した話でした。

まとめ

もちろんマインドマップを描くだけで、現状把握ができるようになるわけではありません。
ただ、描き方のコツさえ知っていれば、マインドマップを通して今感じたことを描き出せるようになります。

また、Aちゃんのように自分と相手は違うという認識は、知識としてではなくて、実体験として体感することが大事です。
だからこそ、描いたマインドマップは他の人とシェアするという時間は、とっても貴重なのです。
そこで初めて体感できる人もいるはずです——そう、ぼくのように。

次回は、自己分析を活用した方の話をご紹介したいと思います!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

参考図書

自己分析本を買うよりも、こういった面白ろ楽しく読むことができ、自分のことを考えるきっかけになる絵本をご紹介します!
それは、ヨシタケシンスケさんのぼくのニセモノをつくるにはです。

友人に勧めていただいた絵本ですが、マインドマップで現状把握する際にも通じる話が盛り沢山!
書店にも大体ヨシタケさんの本は平積みになっているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA