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【工夫の極意】暗殺教室から学ぶシリーズ1−2「○○の種類はひとつじゃない」

こんにちは、おかちゃんせんせいです!

今回は思いつき企画、人気漫画暗殺教室から学ぶ工夫の極意の2回目です!

◆お知らせ◆

【まとめ記事】

現在、これまで書いてきた記事をテーマ別にまとめています。

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まえがき

みなさんは自分の特徴をよくわかっていますか?

誰かに憧れてせっかく始めたことも、思ったように上手くできなくて、諦めてしまったことはありますか?

人それぞれ苦手なこともあれば、強みも必ずあります。
才能はその存在に気付くことで開花していくと、ぼくは暗殺教室を読んで感じました。

野球の時間

自分に合ったスタイルとは?

生徒たちが自分たちの方法で暗殺を企てるようになってから、野球少年である杉野は対殺せんせー用BB弾を仕組んだ野球ボールで、殺せんせーの暗殺を企てます。

しかし、殺せんせーは最も簡単に杉野の暗殺を回避します。
杉野は自分の球速が遅いからだと落ち込んでいると、殺せんせーは触手で突然彼に対して触診。

その上で、殺せんせーは、杉野の投球フォームからメジャーリーガーのマネをするには「肩の筋肉の配列が悪い」と指摘する。
そのことに、更に落ち込む杉野に対して殺せんせーは、
「肘や手首の柔らかさは君の方が素晴らしい 鍛えれば彼を大きく上回るでしょう」
と付け加え——

殺せんせー
殺せんせー

才能の種類はひとつじゃない

君の才能に合った暗殺を探して下さい

とアドバイスする。

そのことをきっかけに杉野は憧れの選手の速球を投げれる投球フォームから、自分のスタイルにあった——手首の柔らかさを活かした変化球を投げれる投球フォームへと進化させていく。

そして、のちに杉野は大学生になったときに、ありえないほど変化させる球を投げれるピッチャーとして、プロのスカウトマンから注目される選手になるのです。

才能が開花する土台

歴史上の人物でも、素質を認められることで才能をいかんなく発揮した人物がいます。
小松帯刀という人物をみなさんご存知でしょうか?

NHKの大河ドラマ『篤姫』を観ていた人はご存知かもしれませんが、彼の働きは歴史の教科書に載っておらず、現代での知名度はたいしてありません。

小松帯刀は薩摩藩の肝付家の三男として生まれ、少年時代から文武両道で人望も厚い人物でした。
しかし、17歳の頃から病気がちになり、ある意味武士としては、戦場で活躍できなくなります。
ところが、当時の薩摩藩主であり、英明の君主として名が知れていた島津斉彬の目に留まり、領地改革。その次の藩主である島津久光のときには、家老の1人として藩政改革を推進。

また、彼は身分差別が特にあったと言われる薩摩藩において、身分の隔たりなく交流を持ち、元主君の斉彬のように優秀な人材を次々と起用。
その中には、明治維新の立役者として知られている西郷隆盛や大久保利通もいました。
さらに、幕府側の人間である勝海舟とも交流を持ち、その関係で坂本龍馬とも繋がります。 坂本龍馬は薩長同盟や大政奉還の立役者として知られていますが、実際に彼が縦横自在に動くことが出来たのは、小松帯刀の外交手腕や薩摩の財政力あってのことと言われています。

西郷隆盛や大久保利通だけではなく、坂本龍馬にしても、小松帯刀に才能を見出されなければ、それを発揮する機会すら生涯なかったかもしれません。

そもそも才能とは?

暗殺教室に話を戻すと、実際3年E組の生徒たちの中にはすでに得意なことがある生徒もいましたが、大半は才能を発揮できずにいました。

その背景には、3年E組はエンドのE組と呼ばれており、学校中から差別された底辺学級ということもあり、「自分たちはどうせエンドのE組だから……」と自分を卑下に扱っていることがあります。
「どうせ自分は○○だから」という状態で、それぞれが持っている才能が発揮されることはない——そのことに、殺せんせーに気づいていたからこその、今回の杉野に対する関わり方ができたのかもしれません。

けれど、目に見えてわかる才能があれば、いいですがそれがわからない。
または、それを殺せんせーのようにアドバイスしてくれる存在がいなかったら、才能は発揮できないのでしょうか?

ここで、そもそも才能について考えてみたいと思います。

ビリギャルを育てた塾講師であり、吉本興業の社外取締役も務めていて、ベストセラー「才能の正体」の著者である坪内信貴さんはある対談の中でこのように語っています。

「才能とは、皆が最初から持っているものではなくて、ヤスリで磨いていくもの」ということ。しかもそのヤスリも一種類ではない。最初は荒いヤスリから、徐々に紙ヤスリのような目が細かなものに変えていく。「才能がある」と言われる人は、必要なときに自分を磨くヤスリを変えて、輝きを増している人なのだと思います。

幻冬舎plus 「才能って何?」の答えが、明らかに。じつは「もともと持っているもの」じゃない!

また、才能の正体では、結果からしか才能の有無は判断しないとも。

言われてみればそうかも。
あまり結果が出ないうちから「あの人は才能がある」という話はあまり聞かない。

ということは、現時点で才能があるのかないのかという議論はあまり意味を成さないのかもしれない。
なぜなら、結果が出さない限り、少なくとも周囲は才能があるとは思わないはずだから。

才能あると思われたい人は、結果を出すのが一番の近道。
けれど、別に周囲にどうこう思われたいのではなく、自分の中にもし才能があるのであれば、どうすればその才能は開花するのでしょうか?

とはいえ、そもそも結果で語られる才能という視点で話をするから、難しく感じるのかもしれません。

なので、まず自分はどんなことが好きで、興味を抱き、好奇心を持ち、熱中できるのか?
好きなことをやっているときには、きっと自分自身は輝いているはずです。

その輝きの中にこそ、才能はあるのではないでしょうか。

ただ、好きなことがわからないという方もいるかもしれません。
そんな場合は、小さい頃楽しんでいたことをやってみることはお勧めします!
もし忘れてしまっている場合は、両親や兄弟姉妹など身近な存在に聞いてみると覚えていてくれていることが多いです。

ちなみに、ぼくの場合は、小学生の頃はミニ四駆やプラモデルを作ったり、外でボールを使って遊んでいることが多かったです。
もっと遡ると、絵を描いたり、歌を歌うことも好きでしたが、その二つはとあるトラウマで苦手意識を抱くようになり、大人になるまで距離をとっていた過去があります。

あとがき

殺せんせーは多くは語りません。
生徒たちが自分で考えるために必要なヒントやステージは用意して、あとは近くで見守っている。

今回のように、殺せんせーの一言で野球に対して前向きに捉えることができるようになった杉野は、自分の強みに気付けたことでさらに才能に磨きをかけるようになります。

人と比較して落ち込んでいる暇があれば、まずは好きなことをとことん追求してみましょう!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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