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【工夫の極意】暗殺教室から学ぶシリーズ9−1「認められるってどういうこと?」

◆お知らせ◆

【マインドマップ公開講座】

<マインドマップ講座ステージ1:創造編>

《日時》 10月26日(土) 10:00~16:00

《場所》 道場kirari

広島市安佐南区八木8-9-33

《受講料》 33,000円

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【まとめ記事】

現在、これまで書いてきた記事をテーマ別にまとめています。

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まえがき

今回のテーマは「認められるってどういうこと?」です。

誰かに認められたいという欲求が強くなるのはなぜなのでしょうか?

支配者の時間・2時限目

強さってなに?

E組の殺せんせー暗殺において、暗殺面で全然活躍できず。
かといって、勉強面においてどれだけ勉強してトップを取れるわけでもなく。

家では、親が代々病院を経営しており、兄2人は東大医学部のエリート。
そんな彼らに認めてもらうために、E組からA組に移った生徒がいた。

竹林考太郎。
彼はA組に移ったことを親に報告したときに、初めて認めたもらえたような発言。

親に認めてもらうために必死に足掻くが、A組とE組のギャップ。
学校を支配している浅野学園長・息子の浅野学秀が言う「強さ」に思い悩む。

そんな中、裏切るような形でE組を移ったのにもかかわらず、E組の元クラスメイトたちが自分のことを気にかけてくれることに居心地の悪さを感じていたとき——改めて殺せんせーが竹林の元へと訪ねてきた。

なぜそこまでして自分に関わるのか戸惑っている彼に、殺せんせーは——

殺せんせー
殺せんせー

竹林君 先生を殺さないのは君の自由です
でもね 「殺す」とは日常に溢れる行為ですよ

現に家族に認められるためだけに・・・
君は自由な自分を殺そうとしている

でも 君ならいつか
君の中の呪縛された君を殺せる日が必ず来ます
それだけの力が君にはある

焦らずじっくり殺すチャンスを狙って下さい
相談があれば闇にまぎれていつでも来ます

そんな殺せんせーとのやり取りの後、竹林は強さを求めるより、相手から認められるよりももっと大切なものを見つけるのであった。

自分を縛り付けているものは?

今回の話はアニメにはなく、OVAに収録されている話になります。

アニメにはないですが、きっと共感するシーンが多いかと思います。
特に、親の期待、周囲の期待に応えようと、無意識に自分を押し殺して生きている方にとっては。

ぼくは特に親には期待されていませんでしたが、それでも誰かに認められたいという想いは人一番強かったと思います。
今でこそなくなりはしたものの、それでも周囲の目が気になる瞬間はまだあります。

人によって自分を縛り付け、押し付けるきっかけは異なりますが、それはきっかけがなくなれば、呪縛は解けるのでしょうか?

今回の話で言うと、竹林の親が認めてくれれば、本当に自分を縛り付けているものから解放されるのでしょうか?

ぼくは誰かから認められないと生きていけないという思考が変わらない限り、人を変え、形を変えて、また同じような状況に陥るのではないかと考えています。
例えば、認められたい対象が、親から恋人や会社の上司、仲間などになるだけかもしれないのだから。

つまり、自分を束縛しているのは、縛るきっかけを作った対象ではなく、結局は自分自身なのです。

自己犠牲は自己満足?

仮に勉強ができるようになったり、お金を稼ぐことができるようになったりして、地位や名誉を得たとします。
それで、周りからチヤホヤされ、認められようになるかもしれません。

では、テストの成績が落ちたらどうなるでしょうか?

失敗してお金を稼げなくなったら、地位や名誉がなくなったらどうなるでしょうか?

周りからの評価、お金や地位、名誉はあなたを着飾るものではあるかもしれませんが、あなた自身ではありません。
誰かのために自己犠牲して、認められたり、信用されたりしたとしてもそれは一時的なもの。

着飾っているものを大切にしている人たちにとって、着飾るものがなくなればどうなるのか、みなさんもわかるかと思います。

いわゆる手のひら返し。

戦時中は英雄扱いされた特攻隊員の方々も、戦後では戦争犯罪者扱いにあい、中には折角生き延びたのに批判・風評によって自害に追い込まれた特攻隊員の方もいると聞きます。
別に何かに肩を持つわけではありませんが、人からの期待や評価なんていうものは移り変わりやすいもの。
だから、誰かに認められたくて、信じてもらいたくて自分を殺しても、後には何も残らないことを今回の話を通じて改めて考えさせられました。

認めてもらうために、いつも何かに終われ、不安に駆られる毎日を過ごしたいのか?
それとも、誰かに認められなくても、まずは自分を大事にしたいのか?

今一度自分はどうしたいのか、自分は承認欲求が強いと感じる方は向き合ってみてはいかがでしょうか。

あとがき

竹林のように、プライベートでも、学校でも、自分を無意識に押し殺して、押し殺して、押し殺して……。
いつか解放される時が来ると、淡い期待をしている方もいるかもしれません。

けれど、誰かや何かが変わるのを待っているだけでは、根本的なことは何も変わりません。

なぜなら自分を押し殺すきっかけが誰かや何かだとしても、押し殺すと決めたのはあなた自身ですから



今回の記事を通して、または、実際に暗殺教室を観て、みなさんにとってご機嫌な毎日を過ごすために何かお役に立てば幸いです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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