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【工夫の極意】暗殺教室から学ぶシリーズ11−1「戦略を考える上で必要なこととは?」

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まえがき

今回のテーマは「戦術」です。

戦術の時間

どんな逆境だとしても・・・

家計を助けるために、学校に内緒でバイトをしていた学級委員の磯貝悠馬。

一度学校側にバレてE組に落ちていたが、次に告発されたら退学の危機。
そんな中A組の連中にバレてしまい、告発されたくなかったらある条件をのむように脅される。

ある条件とは、体育祭の競技である棒倒しで勝負して勝つこと。

ただ、勝負を挑まれたもののE組の状況は明らかに不利だった。

  • 男子の人数が2倍近く差がある(A組:28人、E組:15名)
  • A組にはがたいのいい4人の外国人留学生も参戦予定

とても公平と言えない勝負に挑まなくてはならなくなったE組男子。

そんな圧倒的不利な戦いに挑むことに不安を隠せないでいる磯貝に対して、殺せんせーはあるアドバイスを伝える。

殺せんせー
殺せんせー

道なき道を進軍して・・・
敵が警戒しない場所に突如戦場を出現させ

防御を工夫し
秘密兵器も投入する

作戦の全てに常識外れを混ぜなさい
殺し屋達(かれら)なら
君の描く様々な奇策を実行できます

体育祭当日、磯貝が立てた奇策を見事E組男子を遂行し、見事A組から勝ち星をGETしたのであった。

奇策の条件とは?

もちろん今回の殺せんせーのアドバイスは、誰にも役立つアドバイスではありません。

奇策が成り立つには、例えば下記のような条件が必要です。

  • 敵・味方の正確でリアルな情報
  • 戦いの舞台となる場所の正確でリアルな情報
  • 奇策を実行するタイミング

けれど、どんなに奇策が優れていても、それを実行できる人がいなければ机上の空論で終わってしまいます。

暗殺教室で言えば、E組生徒は暗殺訓練のため奇策を実行できるだけの身体能力が備わっているし、暗殺の過程でそれぞれが長所や短所を熟知しています。

だからこそ、的外れな奇策ができることもないし、人選ミスが起きにくい環境もできていた点が、奇策が成功する可能性をグッと高めたのは明らかです。

日本史上、奇策の代名詞とも言える戦いと言えば?

「日本史上、奇策の代名詞と言われる戦いは?」と訊かれたら、みなさんなら何と答えますか?

パッと思いついたのは、歴史の教科書でも触れられる戦いでもある『一ノ谷の戦い』と『桶狭間の戦い』です。

どちらも有名な戦いですが、奇策はどんな場面でも必ず通用するわけではありません。

あくまで奇策が相手に通じるのは、
・自軍が劣勢のとき
・相手が油断している部分があるとき
・一度も披露したことがない策であること
などの条件が噛み合ったときに限ります。

桶狭間の戦いでは、織田軍4000人に対して今川軍2万5千人という圧倒的な戦力差で織田軍が勝利。
織田信長はこの戦いを天下統一に向けての足掛かりとしました。

そういった誰もが注目するような戦果を上げた信長でしたが、彼は同じような奇策を二度用いることはなかったようです。

そもそも奇策を用いなければなんとかならないシーンは、なるべくなら避けた方が良いかもしれません。

けれど、もしどうしても現状を打開しなければならない場面に遭遇した場合には、現状を分析した上で、奇策を講じることを考えてみると良いかもしれません。

ただし、その奇策はあくまで現状に合ったものであることがポイントです!

あとがき

戦略を考えるために最低限必要な2つの情報
  • 自分と他者の正確なリアルな情報
  • 勝負する環境の正確なリアルな情報
奇策を講じるのに適切な場面か検証する4つのこと
  • 自分の方が劣勢かどうか?
  • 相手は油断しているか?
  • 何度も使い古した策ではないか?
  • 奇策を実行するタイミングは適当か?

参考図書

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