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コミュニケーションの現場でスキル・テクニックを多用することに潜むリスク~5つの実体験談~

こんにちは、おかちゃんせんせいです!

コミュニケーションという分野は、ビジネスでもプライベートでも重要視されているため、書籍もたくさん出版されています。

その中では、コミュニケーションにおけるスキル・テクニックが惜しみなく公開されているわけですが、、、
個人的には無暗にそれらを多用することにはいくつかリスクがある、と日常生活を過ごす中で体験してきたことが何度もあります。

昨日書いた記事でシェアに関する内容を特集していくことを決めました。

【MM教室】講座でなぜシェアの時間を大事にするのか?~Step.1 そもそもシェアとは?~


その番外編としてこれまで私自身が体験してきたことを基に、コミュニケーションの現場でスキル・テクニックで多用することに潜むリスクについて、実体験を基にピックアップします。

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【まとめ記事】

現在、これまで書いてきた記事をテーマ別にまとめています。

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【実体験】コミュニケーションの現場でスキル・テクニックで多用することに潜むリスク

ケース1:有効なツールなだけに、過信して身近なやりとりを疎かに

まず1つ目は、コミュニケーションツールはとってもコミュニケーションを図る上では有効なツールなだけに、過信してしまうこと。
過信をするとどうなるかというと、自分はコミュニケーションがとれていると錯覚して、身近なやりとりを疎かにしてしまうことがあります。

これは以前私があるプロコーチセミナー合宿の事務局として参加させていただいたときに思い知ったことです。
その合宿では、毎月合宿して1年かけて稼ぐことができるプロコーチを育成するプログラム。
すでにプロコーチとしてお金を稼いでいる方が半数いて、残りの半数は私と同様で2dayのコーチングセミナーに参加したことのある人たちで切磋琢磨していく環境がありました。

ただ、参加者の大半はプロコーチとしての知識・経験は積んでいったようですが、肝心のセミナー合宿のコーチと受講生内のコミュニケーションができていなかったことが、終盤の10か月目で発覚。

緊急で話し合いの場が設けられる事態にまで発展しましたが、第3者としてその様子を見ていた限りでは明らかにコミュニケーション不足が招いた状況だと感じました。
ここでいうコミュニケーション不足とは、お互いの想いを何度も確認し合うことを怠ったこと。それにより、互いに認識の相違が起きてしまっていた、というわけです。

プロとして自覚を持つことは大事だと思います。
そして、確かにコーチングのスキル・テクニックは有用性があるのは間違いないです。
しかし、お金を稼ぐことができるプロコーチではあるかもしれませんが、、、
プロコーチだからといって、必ずしもコミュニケーションができるとは限らない
ということを思い知った出来事でした。

ケース2:プロの聞き手は万能か?

2つ目は、プロの聞き手に依存することのリスクについてです。

10年以上前のことではありますが、とある集まりであるプロの聞き手の人たちが公開セッションしてくれました。
※聞き手と表現しているのは、コーチもある意味聴き手ではあるかもしれませんが、一般的なコーチングは趣旨が異なっているので、便宜上そのように表現します。

ここでいうプロとは、実際に自身で育成やセミナーを開催ができ、お金を稼いでいる方を指します。

あるクライアントがいて、プロの聞き手が3名がいるという贅沢な環境でセッションが進みました。
この聞き手は、その人が本当に心の底から望んでいることを聞き分けるスキル・テクニックを活用するツールでしたが、3名の方が聞き分けたポイントは3者3様でバラバラという結果で終わりました。

本心で望んでいることが複数あったのかもしれませんが、
人(聞き手側)によって本心だと判断するポイントが異なるのであれば、「本当に本心なのかは正直怪しい」と個人的にはそのときに感じました。
怪しいといいますか、とっても危険だとも。

「それがあなたの本心ですよ」
と伝えることは簡単ですが、そのときのスタンスがこれも個人的ではありますが正直薄っぺらに感じたのです。

「あなたのことは絶対尊敬していますよ」
というスタンスは有難いこと・大事なことかもしれませんが、
尊敬しようとする=本心を理解できる
というわけでは必ずしもない。

ある意味尊敬の押し売りをして、結果的に自分の発言を信じてもらっているようにも。
だから、周囲の仲間がそのスキル・テクニックを学び始めても、自分だけは絶対に距離を置こうと決心したことを今でも覚えています。

相手のことを尊敬・尊重するというスタンスは大事だと思いますが、それをテクニック的にやることによるリスクをこのとき初めて実感しました。

ケース3:それって本当に相手が望んでいること?

ケース2の出来事があったあと、その聞き手のスキル・テクニックを使った公開セッションに、たまたま同席する機会がありました。

そのときのコーチは私のコーチの師匠でもありましたが、正直今まで見てきた公開セッションの中で一番疑問に思う結果で終わったと感じていました。

師匠のコーチは素晴らしいと感じていたスタンスとは全然異なることによる違和感かもしれませんが、なぜ疑問に思う結果で終わったと感じたのかというと、クライアントの方の反応が超イマイチな感じだったから。

「なんで?」
「えっ、そんなことが自分の本心なの?」
みたいな感じが全身からにじみ出ていました。

まったくピンっときていないというか、的外れな印象。
公開セッションが終わった後の飲み会の場でも明らかにスッキリしておらず、終始苦笑いしている感じが印象的でした。

その感じは自分もしていて、
「えっ、(本心は)それでいいの!?」
と。

テクニックで相手の本心を特定しようとしたわけですが、、、
本当は的外れだとしても、
受けたクライアントはプロコーチが導いた答えだから信じるという発想になりそうで。

実際に1回のセッションで10万円以上するコーチのセッションなので。

ケース4:モデルに当てはめようとしてくる

今までの3つのケースは第3者視点で感じたケースですが、残り2つについては自分自身に対して起きたことについてです。

ケース4つ目は、コーチングをお願いしてもいないのにモデルに当てはめようしてきたケース。

GROWモデルというコーチングという鉄板的なモデルをご存じでしょうか。
質問を通して相手の目標達成へと導くためのコーチングの手法で、
Goal(目標)
Reality(現在)
Options(選択肢)
Will(意志)
の頭文字をとって、GROWモデルと呼ばれています。

このモデルはコーチ側にも、クライアント側にもイメージを共有しやすいので、とても扱いやすいモデルであると同時に、整理しやいモデルでもあります。

私自身もコーチとして活用したことはありますが、目標があるけれど今どうしたらいいのかわからず行動に移せていない方には効果抜群だと実感していました。

けれど、そんな扱いやすくて効果が抜群なアプローチなだけに、コーチによっては普通のプライベートな会話でもGROWモデルに当てはめようとしてくる人が少なくありません。

モデルに当てはめようとしてくる感覚は、モデルを活用したことがある側としてはすぐに察知できてしまいます。
コーチをお願いした場合にはGROWモデルを使うかどうかはお任せしますが、別にコーチを頼んだわけでもないのにプライベートな会話で使われたとき正直モヤモヤしてしまいました。

自分としては、ただ相手との会話を気軽に楽しみたいだけなのに、無理やりモデルに当てはめようと話をもってかれてしまう感覚。
モヤモヤした感覚がだんだん寂しくなっていく感じ。

目の前と相手と会話していたはずなのに、相手からは何も感じられなくなって、一方的に話だけが進んでいく感じ

コミュニケーションの語源である『コムニカチオ』の「分かち合う、共有すること」とは程遠い状況が、話が終わるまでずっと続く――まさに自分にとっては地獄のような時間でした。

ケース5:コーチングスキルを使われていることに対する違和感

最後はケース4と同様のケースで、コーチングスキルを多用されることに違和感をおぼえたという話です。

コーチング(NLP)スキルの一つに
ミラーリング
というスキルがあります。

詳細な内容については下記記事を参考にしていただきたいのですが、
簡単に言うと、
クライアントの姿勢や呼吸、表情、身振り手振りに自分も合わて、相手との信頼関係を築くためのスキル
になります。

ただ、このスキルは自然にできないと、逆に超不自然な印象を与えかねない諸刃の剣でもあります。

正直コーチングを学んでいた時からこのスキルの取り扱いは難しいと感じていて、やってみてもやられてみても、個人的には不快感しか残らなかった記憶があります。

もちろんいい印象を受ける人もいるとは思いますが、使い方やそもそも人によっては逆効果になる可能性もある、ということです。

その前提を考慮せずに便利だから、有効的なツールだからという理由だけで多用してしまうことのリスク
これは、少なくともツールを扱う側の人間は十分認識しておくことが大事ではないでしょうか・

おわりに

以上、個人的な体験談を基に、コミュニケーションの現場においてスキル・テクニックを多用することのリスクを感じたポイントについてピックアップしました。

まだまだ体験談はたくさんありますが、、、
どの体験談についても共通しているのが――

便利だから、有効的なツール・情報だからという理由だけで、信じてしまったり、使ってしまったりすることがあること。
そして、言われているメリットばかりだけ信じて、リスクは考慮しないがために、コミュニケーションのギャップが日常生活で普通に起きていること。

この感覚を得てからは、自分自身がスキル・テクニックを使う場面には慎重になりましたし、そもそもコミュニケーションには特別なスキル・テクニックは必要ないと実感するようになり、日常生活や講座で活かすように日々心がけています。

もしコミュニケーションスキルを習得しよう、または習得最中の方は、日常生活でコミュニケーションツールとして活用するシーンについて、今一度イメージし直してみてはいかがでしょうか。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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