こんにちは、おかちゃんせんせいです!
直近大きめな地震が続いているので、
毎度のことのように南海トラフ地震の話題で持ち切り。
出身が名古屋なので、
巨大地震がくるかもしれない
的な話をよく聞かされてきました。
けれど、そもそもなところ地震に関する予測はどのように実施されているか、みなさんはご存知でしょうか。
台風については、天気予報でリアルタイム的な感じで視覚化されるのでまだイメージできます。
しかし、地震については地震の発生確率などは見たことありますが、
今どんな状態で、今後どんな感じで推移していくのか?
というのをイメージとして見たことはありません。
それもそのはず。
あくまで発生確率は正しいと仮定した計算モデルを基に計算された結果だから。
現状どうなのかという数値的評価は一切ない
というのは大前提として認識しておく必要があるようです。
そして、モデルは下記情報を基に計算されています。
- 発生間隔
- 最後に発生した地震はいつか?
- 発生間隔のばらつき
ただ、よくよく考えてみればわかることではありますが、
台風の発生確率・上陸確率という話は聞いたことがありますか?
きっとないと思います。
あったとしても、台風の進路は当初の予想と日々ズレていっていることを、みんながすでに認識してしまっているから。
確率を出したところで、当てにならない(インパクトがない)ことが。。。
でも、地震は異なります。
リアルタイムな情報がないから、起きる起きる詐欺にずっと怯え、不安になりやくなります。
また、そもそも確率を出すには、
分子:それが起きる場合の数
分母:全体の数
にしっかりと確立されている情報が必須です。
サイコロの目で特定の目が出る確率はわかりやすいです。
たとえば、1回サイコロを振って、1の目が出る確率は、
分子:1通り(1)
分母:6通り(1, 2, 3, 4, 5, 6)
で、1/6(≒16.6%)ということがわかります。
ただ、この確率が意味するのは、
確率が1/6だからといって6回サイコロを振れば必ず1が出るというわけではありません。
何度も1が出るかもしれませんし、
6回のうち一回も1の目が出ないかもしれません。
ただ、振り続けていればいつかは1の目が出ます。
これが確率の真実です。
なので、モデルによって得られた仮想的な数値によって得られた結果は、どこまでいっても仮想でしかありません。
地形によって地震が発生しやすいかどうかがもし決まるのであれば、
地形の特徴も計算モデルの要因に組み入れる必要があるのではないでしょうか。
また、そもそもの話ですが、
発生間隔・ばらつきさえわかっていればそもそも計算する必要がなく、その履歴をグラフでプロット・図示してくれたものを見せてくれた方がよっぽど確率よりイメージしやすいはずです。
こういったデータを見るときには、最低限下記情報は確認する必要があります。
- 集計期間
- 集計対象
- 対象エリア
上図のグラフでいえば、
①集計期間:2011年~2021年の10年間が対象。
②集計対象:マグニチュード4.0以上の地震回数。
③対象エリア:???
ということになります。
これらの情報は、あなたが何かを判断するのに参考になりますか。
正直データが合っているかどうか、正しかったかどうかは、結果でしかわかりません。
なので、データの信憑性を自分で判断できるかどうかがポイントになります。
確率は平均値とならんで数字マジックが使われる一つです。
あたかもその情報が正しい、誰に・何に対しても同じかのように錯覚しやすいです。
つまり、確率とか平均値とかいう話が出てきたときには、
どれだけ物事を俯瞰して捉えることができるのかもポイントになります。
結局何をお伝えしたいのかというと――
ニュースの情報はそのまま鵜吞みにせず、
まずは冷静に情報を整理することが大切です。
陰謀論だとか偽情報だとかいう話は正直どうでもよくって。
「SNSの情報は専門家が言っている情報ではないからデマだ」
という早計な思い込みは危険で。
そういう思い込みがあるということは、物事を冷静に見れていない証拠です。
専門家が必ず正しい情報を発信している保証は、どこにもないわけですから。
どんな情報であれ、最終的には自分自身で見極める必要がある
ということは、
これからも発信続けていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!