こんにちは、おかちゃんせんせいです!
以前、ありえない保育園の紹介をしました。
子どもが産まれて、あれよこれよという間に長男は年少さんの年になりました。
保育園や幼稚園に願書を提出するタイミングが入園前の前年10月〜11月頃と考えると、その前には候補となる園を絞り込んでおく必要があります。
となると、余裕を持って入園前の前年4月頃から候補となる園を見学するのがお勧めです!
この記事では、主に保育園・幼稚園選びで悩んでいる方が、考えていることを整理するきっかけにしていただければ幸いです!
- 保育園・幼稚園選びで迷って判断できずにいる方
- 子育ての判断基準が、他人や一般論に頼りきりになっている方
目次
まずは、現状把握から
まず、保育園・幼稚園選びで大事なことは何だと思います?
下調べや見学でしょうか?
その2つは確かに大事です。
きっと選ぶ時には必ずするかと思います。
けれど、その2つをする前に、もしくは、同時並行に大前提として夫婦間で共有することをオススメしたいことがあります。
それが、現状把握です。
何の現状かというと、保育園・幼稚園選びにおいて夫婦間で何を大事にしたいかを、必ず確認しておくこと。
それも、できれば毎回その話になる度に。
なぜ毎回というくらい頻度よくかというと、もちろん理由はあります。
それは、実際にその時が来ないとあまり現実味がなくて、最初に話し合ったこととお互い大事にしたいことが変わっている可能性が高いから。
同じようなことが、結婚式にも言えます。
最初何となくのイメージは一緒、話を合わせたつもりでも、実際に形になっていくと微妙にズレていく。
でも、その時言えずにいて、口には出せないけれど本当は・・・という話を少なくないでしょう。
わかっているはずが一番の落とし穴
なぜ最初にその話をするのかというと、ぼく自身に思い当たることがあるんです。
妻のことでも、大切な友人とのことでも。
妻のことだからわかってくれているはず。
妻のことはわかっているはず。
あの人のことだからわってくれているはず。
あの人のことはわかっているはず。
そうやって自分で勝手にそう思い込んで、その状況を続け、気づいた頃にはもう手遅れな状態になっていました。
だからこそ、わかってるつもりではなく、毎回お互い確認し合いながら、その上で子どものことを考えていってほしいと思います。
どんなことを優先する?
では、一体どのようなことが優先事項になるのでしょうか?
例えば、迎えのバスが必須とか、土日も子どもを預けることのできるところが良いとか、行事がたたくさんあって欲しいなど、そういったことが優先事項の候補になります。
我が家で最初に優先事項としてあがったのが、以下の5つになります。
- 家にできる限り近い
- 健康に気を遣った食事が出る
- のびのびと育つことのできる環境がある
- 自然の中で遊ぶ環境がある
- その子のやりたいことがやらせてもらえる環境がある
この条件を保育園・幼稚園選びで大事にすることを夫婦で確認し、その上で候補に上がるところを長男が1歳過ぎた頃から探し始めました。
そこで、市内で少しでも条件に当てはまるところをピックアップし、実際に体験入園し、長男が1歳3ヶ月の頃に上記5つの条件に当てはまると思った保育園に入園を決めました。
動いてみたからこそわかることがある
まず、結論からお伝えしますと、入園した園は6ヶ月後に退園しました。
理由はいくつかありますが、表向きの理由は妻が妊娠して、通うのが難しくなったから。
家から近いといっても、地下鉄と電車を乗り継いで50分近くかかる場所に保育園があったため、長男を連れて通勤時間に通うのが現実的に厳しくなったから。
しかし、休園ではなく退園にした理由は、先ほどあげた優先事項で全く満たされていないことや、入園前に聞かされていなかったことが我が家的にはNGだったのです。
特にNGだと感じたのは、やりたいことがやらせてもらえる環境があまりなかったこと!(笑)
これが体験入園時にはわからず、一番想定外。
長男にはやりたいと思うことを自分で選べるようになってほしいと思っていたのに、食事や遊びで強制的な決め事が多くて、子どもたちにあまり選択肢がない環境でした。
つまり、子どもの意見を尊重してくれる感じがしていたけれど、入ってみたらやらなくてはならないことが多かったのです。
そのことを知ったときに、ぼくと妻はこの「やりたいことがやらせてもらえる環境がある」ということが、園選びで最も優先順位が高いと気づきました。
あと、入園前に聞かされていない以下の3つのことが、ぼくと妻にとっては許容できなかったことも大きかったです。
- 毎週土日に保育園の行事があって、プライベートの時間がまったく作れないこと
- 毎月夜8時から保育園で保護者の集まりがあって、早く終わっても夜12時まで拘束されること
- 保護者一人一人に対して保育園維持のための販売当番があり、暗黙の了解的に購入・販売することが求められていたこと
これは、入ってみたからこそわかった保育園の実態であり、ぼくたち夫婦が何を特に大事にしたいのかを再認識する絶好の機会となりました。
あれこれ園選びに迷っている方は、入園するまでいかなくとも、まずは体験入園でも良いので実際に体験してみることをお勧めします。
園の方針が反映されているかどうか判断するポイントは?
結局、ぼくたちが最初の入園選びに失敗してしまった主な原因は、聞こえの良い言葉に惑わされて、あまり実態を調べようとしなかったことだったと思います。
自然の中で遊び、学ぶことができる。
心身ともに鍛え上げ、将来のための人格形成を促し育てる。
どれもぼくたちにとっては聞こえの良い言葉で、園長先生ともお話して、それがぼくたちが望んでいるように実践されている保育園だと思い込んでいました。
しかし、実際に中に入ってみてしばらくして、そうでないことがようやく分かりましたが、入園してみないと気づけないものなのでしょうか?
その答えを教えてくれたのが、今子どもたちが通っている小俣幼児生活団に見学した際に遭遇した子どもたちでした。
そもそも、小俣幼児生活団のことを知ったきっかけは、妻の妹から妻に紹介されたこの一冊の本。
詳細については割愛しますが、とにかくこの本を読んで真っ先に思ったのは、「こんな保育園ありえないでしょ?」です。
聞こえの良い言葉ではないですが、本であれば良いことはいくらでも書けると思っていました。
けれど、ぼくたち夫婦が特に優先したいことに重きを置いているところだと思ったので、どうしても本の通りの保育園なのか確認したくなり、本を読んですぐに家族3人で見学に行きました。
これから2歳になる長男を連れて、片道6時間以上かかる長旅でした。
それでも、行った甲斐がある貴重な旅になり、保育園選びの秘訣がわかったのです。
その秘訣とは、
実際に園に通っている園児たちに着目してみる
です。
子どもたちは園の方針がどれだけ反映されているのかを映し出した鏡
そう感じたきっかけになったのは、まずは小俣幼児生活団の子どもたちとの接点から。
見学の最中に何人かの子どもたちと遭遇しましたが、誰も保育士さんと一緒に行動していませんでした。
自分たちでやりたいことをやっている感じで、ぼくたちが近くを通ると、一緒についてくる子もいて、普通に話しかけてくれたり、どんな遊びをしているのか教えてくれたりしてくれました。
そして、ある部屋に入った時には、入ってすぐにぼくだけ標的にされて、すぐに「一緒に遊んで〜」って感じで5〜6人の子どもたちに囲まれ、気付いたら鬼ごっこしてました(笑)
子どもたちはやりたいようにやっている感じで、かつ、エネルギッシュな感じが伝わってきて、今までぼくが公園で見たことのある園児たちとは雰囲気が違っていてビックリしたくらいです。
その時の感動が印象的だったから、その後横浜にある幼稚園を見学に行った際に、小俣幼児生活団の園児とのギャップをすごく感じて。
幼稚園の園長先生はとても素敵な方で、アドラー教育などを積極的に取り入れたりして素晴らしいなぁっと思いました。
しかし、実際に見学に行って園児たちと接してみると、子どもたちは保育士の言いなりで、保育士のご機嫌を伺っている感じ。
みんなが同じことやっていて、ある意味統率がとれていますが、その分子どもっぽさを感じず、「ここは違うね」と判別できました。
この体験から、どんなに大人たちが素晴らしいこと言ったりしていても、園の方針によって教育されている子どもたちを見れば、実際どんな環境なのかを見抜くことができる。
そのことを、園児たちに着目して接してみることで教えてもらいました。
もし園選びで体験入園されている方は、園児たちの様子に着目してみてください。
そして、その園児たちのように自分の子どもがなっていくのにワクワクするのか。それとも、こうなってほしくないと思うのか。
最終的には、実体験するのが一番かと思います。
書き始めたらなかなかの長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
園選びのポイントを整理すると、下記3点になります。
- まずは、夫婦間で保育園・幼稚園選びにおいて、何を大事にするのか優先事項を確認する
- その上で、①に合う条件の園をピックアップする
- 体験入園して、園児たちの様子に着目して、①と照らし合わせて最終確認する
注意事項としては、ぼくたちのように聞こえの良い言葉に惑わされないように、③を意識することをお勧めします(^^)v