こんにちは、おかちゃんせんせいです!
マインドマップをなかなか上手く活用できない方向けに、これまで2つの記事を書きました。
マインドマップをなかなか上手く活用できないと感じている方へ〜①何を望んでいますか?〜 マインドマップをなかなか上手く活用できないと感じている方へ〜②できないことにフォーカスしていませんか?〜マインドマップに限らずですが、学んだことが上手くできないときに要チェックなこととして2つご紹介していますので、今回は3つ目です。
- 学習することで何を望んでいるのか?
- 日常生活でフォーカスしていること
今回のテーマは
学んだ日に意識していること
です。
目次
意外に軽視しがちなポイントとは?
学んでいる最中は集中していますが、ただがむしゃらにノートに書いたら身につくというわけではありません。
アウトプットの質はインプットの質に左右されるので、学ぶ意識付け(マインドセット)は重要です。
【学習法】学習する上で重要なこと!キーワードはSourceとResourceの違い(概要編)ただ、学ぶ前も大事ですが、学んだ直後は特に重要です。
なぜなら、学んだ直後は興奮していたり、次の予定が入っていたりすると、学んだことを使わないまま一夜を過ごしてしまう可能性が高くなります。
学んだその日は上手く使えた感触があったとしても、一夜経ってしまえばその感覚はかなり失われます。
イメージとしては、
雨が降って一時的に水溜りができたとしても、雨が降り続かなければすぐに乾いてしまう
——そんなイメージです。
学んだ知識は五感や感情と紐づける
なので、学んだ知識はたとえノートに控えてあったとしても、学んだ時に得た感覚や感情としっかり紐づいていなければ、仮にノートを見返しても使えない情報源になってしまいます。
マインドマップを講座で学ぶまでは、私は何を学びに行っても全然身にならない体験を何度もしてきました。
それは、向き不向きの問題ではなくて、ただ学んだことをすぐに使わずにしばらく放置したり、使い続けたりしなかったりしたことが原因だったと、後で気がつきました。
特に私の場合は学んだことをノートに書いてあることに安心・満足してしまって、実践することを先延ばししてしまう癖ができてしまっていたのです。
なので、今では学んだ日のうちに必ず1つは実践することを心掛けています。
やってみると分かるのは、
初めから必ずしも上手くいかない
ということ。
ここでポイントなのが、
上手くいかないときの不安や焦り、少しでも上手くいった時の感動が特に意識づけられること。
だからこそ、体験したことは単なる知識ではなく知恵として活用できるようになるのです。
何と何を紐付けて記憶させている?
知識は体験した五感や感情と紐づいて、初めて自分オリジナルの知恵として記憶に残り、日常生活で活用できるようになります。
一方で記憶術というのが世の中にはあります。
どのアプローチも何かを紐付けて記憶するというアプローチは同じです。
ただ、記憶術も意識して使うのであれば、ケースバイケースだと私は考えています。
確かに記憶術があれば、知識をどのくらい記憶しておくかが重要になる資格や受験の勉強にとっては有利な方法です。
しかし、資格があるからって、知識があるからって、それが勉強とは別のことにも発想が繋がるとは限りません。
なぜなら、アウトプットの質はインプットの質が決めるから。
テストで良い点数を取るためにインプットした情報は、テスト(アウトプット)では絶大な効果を発揮するでしょう。
しかし、あくまでテストのためにインプットした情報だとしたら、その知識が他のことにも活かすことができるという発想にはつながっていないことになります。
だったら、とにかく何でも記憶すればいいのかというと、それはそれで今度は手段が目的化してしまい、気が付いたら「記憶をすることが目的」になってしまうパターンです。
資格を取ることがただ目的であれば、もちろん記憶術は大いに役立つと思いますし、知っておいて損はないハウツーではあります。
ただ、安易に依存してしまうと、あれこれ自分で工夫して実践してみるという思考は養いにくくなるということは、予めしっかり認識した上で使い分けるのがベストでしょう。
話をまとめると、
ノートに書いておいて記録に残っていれば学習に役立つ——わけではない。
記憶術で記憶に残っていれば学習に役立つ——とは必ずしも言えない。
ということです。
よくマインドマップ講座でもお伝えしますが、時と場合によってツールは使い分けることが大事です。
闇雲にノートを取るくらいだったら、私なら聴きたい人の話に集中するために何もメモらないことを選択します。
しかし、話した内容を記事として書くのであれば、正確に話している内容をノートに書き留めることを選択します。
時と場合を見極めること。
その上でツールを使い分けること。
それらを意識することで、
学んだ後に日常生活に戻ってもすぐに実践するイメージができ、「まずはやってみる」という小さいけれど大事な一歩を踏み出すことができるのです。
もしあなたが学んだでも学んでも全然身になっていない気がしていましたら、是非学んだ日に意識することを変えてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!