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【MM小冊子】That Is Why〜マインドマップを通して学んだ13の心得〜 第5章 講義用ノートの取り方
五感を楽しむ!
先日マインドマップ講座応用コースのとき、新しい試みを実践してみました。
その一つが、音楽を聴いて感じたこと・イメージをマッピングするです。
同じ音楽を同じタイミングで聴いたのにもかかわらず、受講生3人とも異なるイメージを連想していました。当然ぼくが持っているイメージとも全然違って。
昔のぼくなら、自分の中にあるものを押し付けていましたが、今は逆に自分と違う感じ方に触れた瞬間がとても楽しみになってきました。
だから、相手への興味・好奇心が高まりまくり!
自分がお伝えする側でなかったら、もっと食い込んで聴いてしまうところです(笑)
人それぞれ違う
と頭の中ではわかっていても、他人の意見が素直に聴けないとき、自分自身はどのように思考しているか?
その分析をしてみると、必ずパターン化されているはずです。
ぼくの場合は、『認められたい願望』が強かったので、
自分の意見が採用されない
↓
価値がない存在なのでは?
↓
そうはなりたくない!
↓
ぼくの話を聴いて!!
↓
採用して!!!
つまり、
自分の意見が他の人と違うと認識してしまうこと自体が、恐怖だったようです。
何か漠然とした不安や恐怖を感じたとき、頭の中だけで考えるのではなく、その感情を紙に書いてみることをみなさんにもオススメします^-^
違いを認めるってどう言うこと?
感じることの大切さの話をする上で、違いを認めるという話題をピックアップします。
良好な人間関係、言いたいことが言える関係になるためには、違いを認めることは大事な要素の一つだと思います。
しかし、言葉だけ「違いを認める」と言っていても、言葉と行動が一致していない場面に遭遇したことが何度かあります。
「違いを認める」と言うことはどう言うことなのかを表面上だけ理解して使うと、勘違いを起こしがちです。
ここで皆さんに質問です。
「違いを認める」とはそもそもどう言うことでしょうか?
言葉的な意味はお答えできるかもしれませんので、もう一つ質問です。
「違いを認める」を皆さんの日常生活で実践するとすると、どのような行動・対応をすることでしょうか?
ぼくからすると、「違いを認める」と言う言葉自体、聞こえの良い言葉です。
その言葉をお互いを使いあっているだけで、お互い理解しあっている、違いを認め合えていると錯覚してしまうくらいに。
実体験として、この「違いを認める」ことを大事にしていた集団に属していたときに、当時の仲間たちとは「違いを認め合えていた」と思い込んでいました。
しかし、実際はぼくの行動が彼らにとって都合が悪くなった途端に、こちらの事情を何も確認しないうちに非難の嵐。
しまいには裏切り者扱い……。
「愛と感謝がない」とまで言われましたが、そもそも愛にしろ、感謝にしろ人それぞれ基準が異なるって学んだはずなのに(>人<;)
結局聞こえの良い言葉はつい使いたくなりますが、お互い同じ認識でいると錯覚しやすい言葉でもあるので、諸刃の剣であるとぼくは捉えています。
実際には、同じ言葉を使っていたとしても、それに抱いている感情や想いは人それぞれ。
だからこそ、言葉の意味ではなく、自分や相手がその言葉にどんな感情を抱いているのかを感じることが、とても大事になるのです。
感じるポイント
考えるのではなく、感じることにフォーカスするときのポイントとしては、今にフォーカスすることです。
過去どうだったとかについ意識が移りがちですが、今感じること——相手を通して自分を感じるという行為は、普段の日常生活で実践していないとすぐに体現するのは困難かもしれません。
ぼく自身もマインドマップを学び始めた当初までは、感じるよりも考えることがメインの生活だったため、ついあれこれ考えこんでしまう癖がありました。
けれど、マインドマップをやり続けていく中で、今感じていることがマップに現れることがわかってきて以来、言葉の意味よりも相手がどのような想いで使っているのかに意識がいくようになりました。
そのポイントこそ、相手が今大事にしていることだったり、本音だったりが隠れているところなのです。