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【MM小冊子】That Is Why〜マインドマップを通して学んだ13の心得〜 第8章 そもそも整理するって?

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【MM小冊子】That Is Why〜マインドマップを通して学んだ13の心得〜 第7章 『できない=悪い』という方程式は本当!?

第8章 そもそも整理するって?

整理について考えたことはありますか?

これまでマインドマップをお伝えする中で一番多かった要望が
マインドマップを使った整理方法を教えて欲しい!
です。

ぼくも読んだ本を整理する方法を知りたくてマインドマップを学んだので、その気持ちがよくわかります。

ここでみなさんに質問があります。

日常生活を送る中でよく使われる『整理』ですが、そもそも整理という言葉をどのように捉えていますか?

言葉の意味で言えば、『整理』は「いるものといらないものを分け、いらないものを捨てる」という意味があります。
整理の類似語の『整頓』には「必要なものをいつでも誰でも取り出せるよう、秩序立てて配置すること」をいいます。
つまり、部屋の片付けで例えるなら、まずは整理をして、その後整頓をする流れ(ステップ)になると思います。

実はマインドマップも同じようなステップで整理をしていくわけですが、ぼくはもう1ステップで整理をしていくわけですが、ぼくはもう1ステップ追加して3ステップで整理のコツであるとしています。

【MM教室】第10回(活用編)マインドマップの活用事例その5〜ver. 情報整理〜 【ステージ1】マインドマップ講座『創造』〜テーマはイメージを広げる!〜

3つのステップを思い付いたきっかけ

この3つのステップを思い付いたのが、当時よくぼくの講座を主催してくださっていたTさんに整理コースのプレゼンをする数時間前でした(笑)
今までは講座で学んだことを少し変えてお伝えしていましたが、その講座を学んだとき正直終わった段階でも???でした。
なぜなら教わったやり方だけでは活用できる場面が限られているからです。
しかし、今思えば教えてくださった先生が「その先は自分自身で見つけてくださいね」という課題だったのかもしれません。

とにかく、マインドマップで整理する方法をお伝えしようとしているのに、自分自身がモヤモヤしていたら話にならないと思い、プレゼン前に「そもそも整理とは?」というお題でマッピングしてみました。
絶対にシンプルにまとめることができると思ってあれこれ模索し、パッと閃いてある質問を自分自身にしてみることに。

「野球について説明してください」

……思い付いたのはいいですが、野球について知っている情報を頭の中から引っ張りだしたものの、それらを基にどうやって説明すればいいのかがわかりませんでした。
つまり、野球というものをどういうアプローチで説明すれば良いのか検討も付かなかったのです。

ということは、野球について知っている情報を頭の中から引っ張り出す。
その上で、知っていることの現状把握をした上で、何らかの基準を決めることで整理でき、説明しやすくなるのでは?という結論に達しました。

例えば、「野球のポジション別の役割について説明してください」と言われたらどうでしょうか?
先ほどの質問と比べて答えやすくはありませんか?
もし仮にポジション別の役割について詳しく知らなくても、そのことについてネットや本などで調べることは容易になります。

現状把握(U)をして、基準(S)を決めた上で実践する(A)という一連の流れを、USAステップと呼んでいます。

USAステップ

では次に、これらのそれぞれの段階について以下にまとめます。

①現状把握

ついつい忘れがちになるのが、最初のステップ『現状把握』です。整理ができていないと思っている人(ぼくも含めて)がよくやってしまう過ちの1つが、いま自分がどのような状況にあるのか?ということを確認しないこと。

例えでいいますと、あなたがどこか行きたい場所(目的地)があったとします。その場所は、東京都にある新宿御苑です。
そこでみんなで花見をする予定でいざ目的地に向かおうとしたのですが…この状態でたどり着けますでしょうか?
map.JPG

(参照)GoogleMap

 

実は、目的地がわかっているだけでは目的地に到着することができません。

  そもそもどの方角へ向かえばいいのか?

  そこまでの距離はどれくらいか?

  どんな交通手段でいけばよいのか?

これらのことがわからないのは、現在地がわからないことが原因です。

つまり、今の自分の現状を最初に自分自身で確認する。
その上で、方向性を見極めることが大切です。

このときマインドマップを描くことで、今の自分自身の現状把握を見える化することができるので、自分の目で見て確認することができ、方向性を見極め易くなります。

②基準

これも軽視しがちなことですが、自分自身の基準を決めることをついつい怠りがちです。
わたしたちの行動には意識的にしろ、無意識的にしろ、何らかの基準を基に行動しています。
直感で動くって決めた人は何かあったらすぐに行動すると思いますし、用心深いは何事も用心深く慎重に行動に移していくでしょう。

何か自分ひとりで行動するときには明確な基準というのが必要ない時が多いのかもしれませんが、誰かに何かを説明するときや、物事を整理しようとするときに基準を決めていないとどうなるでしょうか?

仮にあなたが家庭教師だとします。
生徒に対してあなたはどんなことを教えますか?

……

……

……

何も情報がない状態で教えることはできますでしょうか?

もし教えることができないとしたら、どんな情報があれば教えることができるでしょうか?

それは「人に何かを教えたり、伝えたりするときに知っておくと良いこと」ということに置き換えることができます。
つまり、その教える相手の学年は?相手が何を学ぶことを目的としているのか?
これらのことを確認できて、初めて相手にとって必要な情報を提供できます。

接客業をしているときもマニュアル通りのことを言っていても、相手に伝わらなければ意味がありません。
たとえば、男性のお客様だったら車やゴルフといった話題が好きな方が多いのに対して、女性のお客様の場合は美容に興味がある方が多いという傾向があるとしたら、そういった相手にとって興味があり理解しやすい話を絡めた方が相手に伝わりやすいでしょう。

③実践する

現状把握ができて基準が決まれば、あとはそれに基づいて行動するだけ。
もちろん人によってはいきなり行動して、受けたフィードバックを基に基準を決めて行動するパターンが合う人もいます。

このパターンが必勝パターンというものは何もなく、常に現時点での自分の状況だったら何ができるのかということにアンテナを張り、受信して、行動をする。
この繰り返しが大切なんだと、そもそも整理っということについて考えているときに実感し、今は講座の最中でお伝えさせていただいています。

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