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【MM小冊子】カレーライスから閃いたツールの活かし方〜2.活かす前提になっているか?〜
自転車を乗りこなせるようにするために何をしてきましたか?
では次に、ツールや学んだことを自分のものとして定着させるために必要となる前提についてお伝えします。
自分のものとして定着させるためには、繰り返し実践することが必須条件になります。
みなさんが自転車を乗れるようになったとき、イメージしただけで乗れるようになりましたか?
きっと何度も転んだり、怖い思いをしたりしながら、乗り続けることによって乗りこなせるようになったと思います。
自動車の運転についてもそうですし、料理やスポーツ、仕事、勉強などどんなジャンルのものでも使いこなせるようになるためには、共通して繰り返し実践し続けることによってそれらを身に付けていくことができるのです。
つまり、先ほどのノート取りのことで言い換えれば、『学んだことを見返したくなる工夫を自分自身にしているか?』が学んだことを自分のものとして定着させるための鍵になります。
【MM小冊子】カレーライスから閃いたツールの活かし方〜2.活かす前提になっているか?〜試食を繰り返していませんか?
みなさんにとっても当たり前の話だとは思うのですが、この前提をすっとばしてツールを身に付けようとする方が多いのではないでしょうか。
ツールが自分にとって使えるかどうかではなく、自分にとって活かすためには選んだツールが使えるかどうかの方が重要なのです。
そのためには、まずは本当に自分にとって活かせるツールなのかどうかを使い続けてみないと判断はできないと思います。
このことを例え話にできないかずっと考えていたら、カレーライスのイメージがキッカケでお話できるようになりました(笑)
ぼくにとって見返すということはカレーライス(料理)を『食べる』ということにあたります。
ここでみなさんに質問があるのですが、カレーをみなさんが大好物だとすると、どのくらい食べますか?
一口ですか?
それとも、半分くらいは食べますか?
ぼくだったら絶対に残さず全部食べます!
この感覚で身になるまで、実践し続けていくことができるかが焦点になります。
途中でマインドマップを描くのをやめる方の多くは、その後また別のものをすぐに学んでいて、しばらくしたらまた別のものを学んでいるパターンに陥っているようです。
マインドマップどうこうというよりも、次から次へと自分に合うツールを探して学んでは身に付く前にやめてしまっていることが、とても残念で仕方ありません。
料理で言えば、ひたすら試食を繰り返している状態なのです。
試食だけでその料理を味わい切ることができると思いますか?
全部食べて味わいきって、初めて自分にとってどうかの判断ができるのではないでしょうか。
ぼくがマインドマップを初めて独学したときも、実は試食程度の軽くかじっただけで『このツールは自分には合わない』と思ってやめてしまいました。
ところが、それから一年近く経ってからしっかり学び直して繰り返し使い続けていたら、自分にとっての活かし方が初めて腑に落ちてきて、今では個人的に描いているだけではなく、全国各地にお伝えさせていただけるまでになりました。
もしあのとき試食程度で終えていたらと思うと…考えたくもないですが、今の自分は間違いなくなかったのは確実です。
学んで実践したことは全部栄養源として吸収するって決めて行動し続けて、はじめて自分のものとして定着していくんです。
この道にショートカットのものは決してないですよ。
なぜなら、ショートカットしたら、ショートカットした分は決して得ることはできないのですから。
自分にとってでやり続けるための工夫をする
マインドマップを活用する上で一番大切なことの話をさせていただくときに、毎回お伝えさせていただいていることがあります。
それが、自分にとって楽しむ工夫です。
この基準がしっかりあるときには、楽しんでやっていることだからやり続けることは全然苦になりません。
むしろ、やらない時の方が、違和感がするくらいなのかもしれません。
「楽しむことが大事ですよ」という話も一度はみなさんもお聞きになったことがあるかと思います。
早速ですが、ここでとっても大事な話があります。
よく著名人・有名人の方に限らず話している言葉ですが、その方々がイメージしていることがそっくりあなたと同じとは限らないのです。
どういうことかと言うと、みなさんだったら『楽しむ』というキーワードを聴いたらどんなことを連想しますか?
ぼくだったら、バレーボールをしていたり、歩いたりして動いているとき感じる感情を連想します。
しかし、もしあなたが動き回ることが苦手な方だったら『楽しむ』=『動き回ること』という方程式は生まれないと思います。
つまり、相手の話しているアドバイスをそのまま受け入れるだけでは、使いこなせない可能性があるのです。
今回の『楽しむ工夫』の例で言えば、ぼくだったら音楽を聴きながら若干賑やかな場所でマインドマップを描く方が集中して楽しんで描けます。
学生時代、おそらく一番賑やかだった食堂でよく勉強をしていましたが、ぼくにとってはものすごく集中できる空間だったのです。
静かな場所では、その静かな状態が気になって気が散ってしまうので。
その一方で、人によっては逆に静かな場所の方が集中して楽しんで作業ができるという方もいます。
自分にとって楽しめる工夫をせずに、他の人の意見やアドバイスをそのまま受け入れるだけでは使いこなせるようにならず、場合によっては自分にとってはやることが苦しいことだったりします。
なので、アドバイスを受けるときは表面的な部分だけを真似するのは控えたほうが良いかもしれませんね。
- 一度学ぶと決めたものは、実践し続けてみると必ず道が開ける
- あなたにとって、どんなときに楽しんで物事に取り組むことができますか?