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【MM小冊子】ナチュラル・ヴォイスに耳を傾ける〜Write(再インプット)〜

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Write(再インプット)

図:宝箱からお宝GET!!…しただけ

次に活かすために必要な過程

いよいよ一連の流れの最終ステップ『Write』です。
ぼくは『Write』を、フィードバックして頂いたことを描いたマップに書き留めることと定義しています。

マップに書き留めることによって情報がより整理され、質の高い情報として脳に再インプットされます。
インプットの質が高くなると、結果的にアウトプットの質も高くなり、この過程を経ることで、より次に活かすことができやすくなります。

しかし、これまで講座でお伝えさせてきた経験上、この過程を実践している方は圧倒的に少ないようです。なぜなら、フィードバックをもらったときに書き留めておくという作業をしていないからです。その場で書けなかったとしても、後ですぐに書き留めておかないとすぐに忘れてしまいます!

そう、いともあっさり。

書き留めておかなかった場合どうなるかというと、記憶に残るような仕掛け創りをしていないので、仮に見返したとしてもどんなフィードバックをもらったのか、どんな気付きがあったのか、明確には思い出せず。
そして、活かせないままマップを見返さなくなるというパターンに。このことはマインドマップに限らず、ノート取り全般に言えることです。

もし、あなたも描いたノートを活かすためには、見返したときに見返した内容が思い出せるような工夫をする必要があります。

最後の落とし穴

振り返ってみると、全てのステップで落とし穴がありました。

『Draw』では、描いて整理されたと錯覚して、描いて終わってしまうパターン。
『Share』では、話したことを聴いてもらえたことに満足してしまうパターン。
『Feedback』では、他の人からシェアしたことに対して感じたことを言っていただいたことに満足してしまうパターン。
そして『Write』では、気付きを得たことに満足してしまうパターン。イメージでいえば、宝箱と鍵を手に入れ、宝箱を開けて宝物をゲットしたけど、手に入れただけで満足してしまっている感じです。

つまり、満足してしまうことで学びから実践への流れを止めてしまう事態に陥りやすくなります。実際には、この段階まで実践したとしても次に活かすための宝を手に入れただけで、まだ活用はしていないわけですから。

MEMO
宝を手に入れた後、あなたならどう活用する?

インプットの質がアウトプットの質を決める

よく「インプットだけでは身にならないよ」とか、「アウトプットが大事!」「インプットしたら48時間以内にアウトプットすると良いよ!」という話を今でもよく聴きます。
どれもきっと正しいと思います。

しかし、実はアウトプットの質を主に決めるのはインプットの質です。
たとえば、今あなたの部屋の全ての荷物を1つの大きな箱にしまったとします(インプット)。
その後、今すぐ欲しいものができてその箱をあけようとした(アウトプット)とします。
果たして、目当てのモノはすぐに見つかるでしょうか?

場合によっては、ごく稀に見つかるかもしれませんが、膨大な荷物の中からそもそもその欲しいものがあるのかどうかを確認するのすら困難ではないでしょうか。
この欲しいモノがなかなか見つからない状態が続くと、そのうち諦めてしまう可能性が出てきます。この状態のことを、脳に置き換えると『忘れた』という状態になります。

要するに、欲しい情報をすぐに引き出す(アウトプットする)ためには、その情報自体が整理されていないと、すぐにアウトプットできないのです
では、すでにインプットしている情報を頭の中で、効率よく整理できますでしょうか?
そもそも脳は同時に2つのことを考えることができないので、整理している間にパンクしてしまうのがオチです。では、どの段階で整理すれば良いのかというと、脳にインプットする前が最適ということです。

またもう一点注意事項があるとすれば、インプットの量だけ増やしても、逆に脳に記憶するのを阻害してしまうケースもあるので、量だけ増やしても意味がない(脳の干渉)、ということです。

以上のことから、もしあなたがインプットしたことを活かしたいのであれば、ただアウトプットすれば良いわけではなく、インプットの質を高めて、すぐに実践し続けることが第一に大切になります

MEMO
アウトプットの質を主に決めるのはインプットの質


To be continue・・・

どの記事についても共通していますが、今回でいえばマインドマップに関する情報というよりも、あくまで日常生活に役立つ情報をベースにしてお伝えしています。

それでは次回は、最終回のまとめの記事になります。

次の記事

【MM小冊子】ナチュラル・ヴォイスに耳を傾ける〜まとめ〜

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