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【MM小冊子】わからないからはじまる人生もある~2.そもそもお互いの認識が違う~

◆お知らせ◆

【マインドマップ公開講座】

<マインドマップ講座ステージ1:創造編>

《日時》 10月26日(土) 10:00~16:00

《場所》 道場kirari

広島市安佐南区八木8-9-33

《受講料》 33,000円

《参加特典》めちゃくちゃ描きやすいマインドマップのノートとペンがもらえます!

詳しくはこちらから


【まとめ記事】

現在、これまで書いてきた記事をテーマ別にまとめています。

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【MM小冊子】わからないからはじまる人生もある~1.見える化してわかった事実~

そもそもお互いの認識が違う

きっかけ

主人公:K夫婦

2013年の初秋。本格的にマインドマップ講座を展開する前に、改めて無料モニター期間を設けたときがありました。そのときに以前からご縁のあったK夫妻がお二人で参加してくださることに。

場所は、いつも利用する秋葉原のデニーズ。
お子さんも一緒にいたので、和やかな感じでスタートしました。

内容としては、マインドマップの基本的な描き方まではお伝えして、最後に実際あるテーマについて描くという流れでした。

そのときのお題は「クリップ」。
二人とも「なんでクリップ?」と首を傾げていましたが、楽しそうに描いていたように思います。

そして、描いたマップについてシェアしていただいたところ、お二人に共通するあることを感じました。
それがマップの端の方に書いていたキーワード『整理』のことについて話していたとき、他のキーワードと比べてやけに思い入れがあるように感じたことです。

そこで、お二人に質問してみることに。

「整理という言葉に思い入れを感じたのですが、何か思い当たる節はありますか?」

「実は……」

なんと付き合い始めて20年近く経つけれど、『整理』は未だに大喧嘩するネタだったそうです。
全く喧嘩するようには見えないくらい仲の良いご夫婦だと思っていたので、その話を聴いてビックリしました。

別に私はカウンセラーでも相談を受けたわけでもなかったですが、話を聴く限りではよくある構図。
旦那さんが部屋を汚くして、それを叱る奥さん。

(どこかとても身近で聴いたことがある話のような…)
とフッと感じましたが、一旦それは置いておいて。

せっかくなので、お二人にさらに同じ質問をしてみました。

「お二人にとって、そもそも整理って何ですか?」

「「それは…」」

お二人とも少し沈黙したあとに、

「…その整理のことについて考えていたら、あることに気がつきました」

「あること?それは何ですか?」

「実は…会社の自分のデスク周りが……けっこう整理しなくちゃいけない状況が続いているんです。それで、いつも片付けよう片付けようと思って何もしないで帰宅してみると……」

「片付いていない状況が家にもある……と」

「はい……しかも、片付いていない感じが私のデスク周りとそっくりで。それでいつもついカッとなってしまったのかな……と」

「!? そうだったの!?」

という展開になり、私もビックリでしたが、旦那さんの方がさらにビックリだったようです(笑)

で、その流れで旦那さんにも整理についてどのように感じているのか質問してみたところ、

「実はおかちゃん……妻から「片付けしなさい!」って言われても、そもそも整理するってどういうことかよくわかんなかったんだ」

「え!? それはなぜですか?」

「「片付けしなさい!」って言われて自分なりに整理しても、それでもなお「片付けできていない」って言われてしまってさ。自分では片付けしたつもりでも、そう頭ごなしに言われると感じて毎回カチンってきてしまっていたのかもって」

その後

モニター後はお会いしていないのでその後どうなったのかわかりませんが、いつも大喧嘩していた話の割には冷静に、そして怒りがわくことなくお二人とも話されていたことがとても印象的でした。

もちろんお店だったからというのと、部外者の私やお子さんがいたからということもあったかもしれませんが、それ以外の要因もあったようにそのときの私は感じた貴重な時間となりました。
このときにお二人から学んだことが、現在では特に講座時に強調してお伝えさせていただいています。

ポイント

今回の事例のポイントは、そもそもという話です。

正直どっちが良いか悪いかは、そのときの判断基準によって変わります。
お互いの意見に折り合いがつかないときは、だいたいのその判断基準がお互いにあるのに、その大前提を無視してお互い自分の想いだけをぶつけてしまっているとき

迷ったときに何を判断基準にする?

たとえ、その判断基準が一般常識やほかの人の受け入りだったとしても判断基準はその人が大切にしているもので、普段は無意識のうちにその判断基準をもとにして一瞬一瞬決断しています。
そういった自分が大切なものを相手から無視され続けたら、あなただったらどのように感じるでしょうか?

今回の事例のときのように、お互いの整理という言葉に対する認識がただ違っただけなのに、正しい整理のやり方や在り方を主張し合っていれば喧嘩に発展するだけ。
ところが、そもそも整理という言葉に対するお互いの認識を合わせるだけで、なぜこれまで意見が合わなかったのかの理由がわかり、自然と和解していったという訳です。

実はこのそもそもに立ち返るアプローチは、何も今回のようなケース(結果的にコミュニケーションツールとして活用された)に限ったものではありません。
新しいアイディアを出すときや、勉強・学習したり、情報を整理したりするときにも有効です。

もしあなたが誰かと意見が合わなかったり、物事を整理したりするときに混乱して悩んでしまったときには、その悩んでいることのそもそもに向き合ってみませんか?

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【MM小冊子】わからないからはじまる人生もある~3.マップを描く上で最も大事なこと~

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