こんにちは、おかちゃんせんせいです!
いまデータを整理していたら、6年前に作成した中に「いまを生きる」という映画に関する記事を発見。
内容を確認していたら、まさに今の自分が大事にしたいと意識していることだった!
この映画の影響もきっと大きいんだな、と改めて認識しました。
そして、この映画はぼくが創っていこうとしている協育にとっても、道標になる貴重な作品だと感じたので、今回ピックアップしてご紹介することに決めました!
- 今の生活に息苦しさを感じている方
- ただ暗黙の了解的に周りに合わせることに疲れてしまっている方
- 今の自分をもっと楽しみたい方
- 表現したいことが本当はあるけれど表現することをつい躊躇ってしまう方
目次
映画を知らない方向けに、あらすじを引用します。
1959年、アメリカの名門全寮制高校。生徒たちは、伝統と規律や親の期待に縛られながら、冷めためた気持ちで日々をやり過ごしている。
いまを生きる(Amazon)
そこに同校OBの教師キーティング(ロビン・ウィリアムス)が赴任してくる。マジメ腐った詩の教科書を破り捨てさせ、机に上に立ち、生きる視点を変えることを教えるキーティング。
彼の授業を通して、生徒たちは自らを自由に語り合うようになり、自分の道を歩みだす。だが、彼らの前に厳しい現実の壁が立ちはだかる…。
この物語では、管理社会で息苦しさを感じている伝統校の生徒たちに対して、キーティング先生は問いかけ続けます。
自分とは何なのか?
新しいことを学んだ時、君たちならどうするのか?
教えられたことを学んだり、
大人や世間の言いなりになって生きるのが君たちの人生なのかって。
この問いかけていく感じが、ぼくにとってはマインドマップと同じでした。
そこで、ぼくが最も響いたキーティング先生の3つ言葉をピックアップします。
第3位 人間というやつは情熱に満ちあふれているものだ
人間というやつは情熱に満ちあふれているものだ
医学 法律 経営 工学を学ぶことも確かに大切だ 生きるために必要なことだ
しかし詩や…美しさ ロマンス 愛こそ 我々の生きる理由ではないのか?
いまを生きる キーティング先生
実は、この部分は以前AppleのCMでも引用されていた箇所でもあります。
詩って、自分自身が心揺すぶられていることを表現するすべの1つ。
もちろんただ生きるためには必要なことではないかもしれません。
けれど、自分が生きている証——いま何を感じて、どう思って、何を表現したいのか?
そう言ったところに、生きていると実感できる何かがあるのだ、と。
「人生は幾度となく繰り返される問いかけの連続だ」
キーティング先生がホイットマンの言葉を引用しているように、自分自身に問いかけ続けていく中にこそ、自分の人生があるとぼくは日々感じています。
そして、キーティング先生は詩の大切さを説いていき、その上で最後に生徒たちにこう問いかけます。
「What Will Your Verse Be?(君たちはどんな詩を書く?)」
どう表現するかは、本来自分の自由のはずです。
だって、問いかけの中から出てくる答えは唯一無二の、自分自身の生きている証なのだから。
第2位 物事を別の角度から眺めることの重要性を説く
ある授業の一コマ。
キーティング先生は教卓の上に立ち上がります。
そして、なぜ教卓の上に立ったのかについて語っていきます。
何か新しいものと出会った時には、別の角度から眺めてみること。
たとえそれが馬鹿馬鹿しく見えたとしてもだ。
さぁ、試してみろー。
いまを生きる キーティング先生
「教卓の上に立ってもいいのかなぁ」とか、ついついそんな良い子ちゃん思考が出てきちゃいますが・・・
ここで重要なのは、教卓の上に立つことではなく、別の角度から眺めること。
ついつい、わたしたちは賢い人・プロ・有名人・権威者・テレビに出ている人たちなどが言っていることを、無条件で信じてしまいます。
「偉い人が言っていることだから正しい」と。
けれど、本当にそうなのでしょうか?
少なくともその人たちは、あなたや私ではありません。
だって、日常生活も違うし、想いや今いる環境だって違うのだから。
あくまで言っている人の世界では正しいかもしれませんが、それがイコール自分にとっても正しいのか。
あなたは日頃から考えていますでしょうか?
正しさより大切なものが、別の角度から眺めていくことで見つかっていく。
どうせ無駄だからとか思う暇があったら、まず試してみましょうよ。
第1位 多数派に入ることだけが正しかねーんだよ
ついつい誰かと一緒にやると、その誰かに合わせなきゃと思うことはありませんか?
本当は自分は他の表現がしたかったとしても。
じゃあどうして誰かに合わせなきゃと思うのでしょうか?
今度は別の授業のシーンで、キーティング先生は生徒たちにこう語りかけます。
それでもなお、自分の信念がユニークだと信じることだ。
たとえ他人にはくだらなく見えてもだ。
多数派に入ることだけが正しかねーんだよ。
いまを生きる キーティング先生
そして、フロストの言葉を引用します。
「林の中で二股に分かれていたら、私はより人が通らない道を行く。それが私をユニークにする」
人と同じことをすることが別に悪いわけではないし、違うことするから良いというわけでもありません。
ただ、もし周りに流されて、周りの顔色を気にしてばかりでいるとしたら、そのまま自分の人生を終えたいのか?
ということ。
つまり、どこまでいっても自分自身の問題なのです。
別に周りに合わせてもいい。
けれど、もしどうしたいか問いかけ続けて、やっぱり自分を表現したいと思った時には、たとえ周りと違っても試してみることが大事だとキーティング先生は伝えてくれているのでしょう。
この映画でキーティング先生は一貫して問い続けています。
「自分はどうしたいのか?」と。
また、こういったメッセージも投げかけています。
「先入観にとらわれず自分の感性を感じ、自分自身の声を見つけろ」
この感覚は、ぼくの場合はマインドマップを描いているときと非常に似ています。
人によって自分自身の声を見つける表現は、様々であっていいと思っています。
映画「いまを生きる」では、詩を書くことを例に挙げていますが、別にスポーツだっていいし、芝居だっていい。
裁縫だって、コスプレだって、演奏だって、何だっていい。
この映画は若者だけでなく、燻っている大人たちにも見てほしい映画です!
一緒に観て、それぞれがどう感じたのかシェアし合えたら最高だろうなぁ、と記事を書いていて改めて感じました。
まだ観たことない人も、一度観たこともある人にもお勧めできる、名作映画「いまを生きる」の紹介でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
498円