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【MM小冊子】That Is Why〜マインドマップを通して学んだ13の心得〜 はじめに
人を頼りにする選択肢
ぼくは今こそ面影がなくなったような感じですが、一匹狼で自分の思った通りに行動しまくっていました。所謂ガキ大将的な存在だったと思います(笑)
そんな感じだったので、これまでも今でも人を頼ることがとても苦手です。
苦手というとそれまでですが、相手のことが頼りにならないわけではありません。むしろ今では昔よりさらに頼りになる心友・仲間が全国各地にいて、そういったご縁に恵まれていることは自信があります。
しかし、そもそも自分には何が出来て、何が出来ないか?
何が得意で、何が不得意か?
ぼく自身がわかっていなかったので、何を自分でやって、何を相手の人に頼ったらいいのかいつの間にかわからない状態になっていました。
つまり、自分のことをよくわかっていなかったので、人を頼りにするという選択肢があることすら認識できていなかったということを、マインドマップを描き続けてきて感じるようになってきました。
自分を知るということは、外へ外へとそれを探しにいくものではなく、自分自身を信じることでどんな自分でも受け入れることができる自分でいること。そうすることで、結果的に自分を知るということになります。
よくありがちでぼくもやってきたことですが、そうやって結果ばかり先に求めようとしても不安ばかり残って苦しくなるばかり。
結果は、過去・現在・未来でいうと未来のもの。結果を求めるということは将来・未来のことを考える、ということになります。
たとえば、バレーボール選手として試合で求めている結果は何でしょうか?
ぼくだったら「やっぱり試合に勝ちたい!」そう意気込んで試合に挑みます。
そのことばかり固執していると考えるだけで緊張してしまって、普段ミスすることないサーブを力んでしまう。そして、ラインを超えるくらいまでボール飛ばしてしまうミスを…。
『ううっ。。今度は飛ばしすぎないように、手加減しなければ…』
という今度は過去を悔やむ思考になり、次にサーブを打つときは加減して打ってしまい、結果は…。
つまり、結果ばかり求めているとその時々の状況に左右され、自分自身をコントロールできなくなりがちです。では、どんなことに意識を向ければ良いでしょうか?
サーブのときにできることは『試合に勝つ』ことだけに意識するよりも、『今できることは何か?』を意識すること。そうすると、普段通りにできるために今に集中できるようになる。
今の自分に出会えたときに初めて選択肢が明確になり、自分の人生をコントロールできるようになると今ではそう信じています。
ライフカードのCM
ところで、みなさんは2006年頃に放送されていましたオダギリジョー出演のライフカードのCMをご存知でしょうか?
オダギリジョーが様々な場面で判断に迷います。
たとえば、海外出張編ではオダギリジョーがまず飛行機の中で外国人の美人CAと出逢います。しかし、言葉の壁があって弱気なおれができる選択肢は『無理・無理・無理』…
しかし、出張先のレストランでたまたまその美人と再会!?
今度は、相手は仕事中でもないし、今度こそ!!
俄然強気なおれができる選択肢は『無理、速攻、紳士的』
どうしちゃう、おれどうしちゃうのよ!?
カードの切り方が人生だ。
TVCMではここまでですが、YouTubeでそれぞれの選択をした結果が見れますので、是非ご覧になってくださいね。なかなか面白いですよ(笑)
このCMを久しぶりに見たとき、ふと気づいたことがあります。
それは、『オダギリジョーは場面場面で自分ができる選択肢がわかっているからこそ、その中から選択でできているんだ』ということ。
選択肢、つまり今自分ができることや大事にしたいこと。
この選択肢がもし他人によって決められたものだったらいかがでしょうか?
自分の意志とは異なる可能性が高いので、身の回りに起きた現象に責任を持てずに相手や環境のせいにしてしまうという。。
すると、結果的には自分ではない誰かや何かに手綱を——選択する自由を明け渡してしまうことになります。
だったらどうする?
物事が起きたときただそのことに傷ついたり、悩んだり、嘆いたり、怒ったりするだけではなく、その上でどうするか?
そう、傷ついたことや悩んだりすることは決して無駄ではありません。そこから学んだことを次に活かす。コツコツとにはなりますが、そうやって日々成長できる自分って最高ではありませんか?