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【MM小冊子】That Is Why〜マインドマップを通して学んだ13の心得〜 第6章 感じることは違うからこそ面白い
昔からの習慣
家庭教師として高校受験生に勉強を教えていたときから感じていましたが、できないこと・わからないことがあることが悪いという認識を強く持っている子どもが多いということです。
この頃は気づきませんでしたが、ぼく自身にもそういう傾向があることを最近ようやく実感しました(笑)
例えば、数学の文章問題を教えるときに頭の中で考えてだけでは解けない問題があるとします。
解けないことが悪いと思っている子どもは、どうやって解けばいいのか考える前に思考がフリーズしてしまうようです。
だから、質問するっていう感覚がそもそもなくて、質問する=怒られるっていう感覚が身にしみている。
もしかすると、もっと小さい頃に質問すると両親に怒られて、トラウマになっていたのかもしれません。
つまり、できないということはイコール悪いという訳ではないのです!
実は、マインドマップをお伝えしているときにも同様のケースがよく起きます。
マインドマップが上手く描けないと、「わたしはやっぱりダメだ…」といって落ち込んでしまう方が、毎回一人くらいはいらっしゃいます。
そういった方に向けてお話させていただくのが、あなたは何の目的でマインドマップを描くのか?という話です。
もし美術作品としてマインドマップを描くためなら、出来る限り上手に描く必要があります。
しかし、マインドマップは決して上手に描くことが目的とは限りません。
ここが本を読んで独学している方が陥りやすい盲点ですが、市販の本で描かれているマインドマップを見たことはありますか?
見たことがある方はご存知かと思いますが、マップ全体がものすごく上手に描かれています。
あんなに上手な絵を最初から見せられたら、絵を描くのに苦手意識がある方はすぐに挫折してしまいますって!
なので、マインドマップを描こうと思ったけれど、絵が苦手で断念してしまったみなさん!
全然あきらめる必要はありません!
講義ノートの章でもお話しましたが、大事なのは何の目的でマインドマップを描くのか?ということです。
こうやって書きながら色々なことを思い出していると、子どもができないということはイコール悪いという方程式ができてしまっているのは、本来子どもたちの見本であるぼくたち大人がそういった価値観でいるからではないか、と感じるようになってきました。
次世代の子ども達にできることは、何も直接子ども達にアプローチするだけがすべてではなく、ぼくも含めた大人たちからまず価値観を変えて進化するサポートも重要だと今ではそう認識しています。
だからこそ、2015年1月に独立を決意して、お互いを育て合っていく『協育』に着手するようになりました。
どんな活動をしているのか・活動しようとしているのかについての詳細については、是非当Webページで見ていただけたら幸いです。
できないと思ったときこそ工夫ができるかどうか
できないという思考が根付いていると、「〜だからできない」という思考についなりがち。
理由は色々出てくるかもしれません。
時間やお金・タイミング、体調など。
別に言い訳にするのが悪いわけでもなく、結局自分はどうしたいのかという一点に尽きます。
時間が足りないと感じるのであれば、
「だったら、どうやったら時間を工面できるのか?」
お金が足りないと感じるのであれば、
「だったら、お金を工面するのか、それとも別の手段にするのか?」
各々の工夫のしどころです。
工夫という話をするときに、まずお勧めしたい本があります。
それは、斎藤一人さんの微差力です。
新しく一から作ろうとするから行動するハードルが高くなってしまう。
だから、今あるものに微差を加えるだけであれば、ハードルはグッと下がり、行動に移しやすくなります。
この微差の積み重ねが大事だということを、上記の本ではわかりやすく、シンプルに伝えてくれています。
この微差力の考え方は、マインドマップでいえばセントラルイメージの描くコツの一つとして採用しています。
一から想像したものを絵として描くのは、人によってはものすごくハードルが高かったりしますから。
参考になりそうな本を一度整理して、もっと独学でもマインドマップを学んでいけるような体制を整えていこうとおもいます!