こんにちは、おかちゃんせんせいです!
新しいメンバーで講座をスタートする時には、講座を始めてから必ず毎回事前にやっていることがあります。
それは、
前回講座でお伝えした内容をリセットして、
もう一度組み立て直す(メンテナンスする)こと
です。
なぜそうするかと言うと、
お伝えしたいと思う内容の根本的なことは変わりませんが、
伝え方はその時々に合わせて更新した方がより楽しむことができるから。
講座のモットーとして掲げているのは、
その時のぼくだからこそお伝えできる内容を講座に盛り込むこと。
今のぼくだからこそお伝えできるアプローチって、その時々で変わっていくことができる。
試してみたけれどピンっと来ないことももちろんありますが、そのアプローチを時間が経ってから再度やってみると受講生の方々にヒットすることが少なくありません。
今回新しくステージ2が始まるので、改めてメインテーマである整理についてメンテナンスすることにしました。
おかちゃんせんせいって、
何か整理するときに気をつけていることはありますか?
そうですね……
やはり分けて考えることでしょうか?
分けて?
何を分けるんですか?
整理する全体像を把握することと、
整理するということをだよ。
- 整理したいことがあるけれど、なかなか思ったようにできずに悩んでいる方
- チームやグループワーク、ミーティングなどで情報共有が思ったように捗らないことに悩んでいる方
目次
整理=綺麗にまとめる?
整理について悩んでいる方は仕事をしている人、学業に励んでいる人、育児をしている人に限らずいらっしゃると思います。
かく言うぼくも、元々マインドマップを習得しようと思ったきっかけは、仕事で活かすために買って読んだ本を整理できずに悩んでいたことでした。
けれど、その時に整理したいと思っていた時のことを思い出すと、そもそも整理するというのは綺麗にまとめることだと認識していたと思います。
だから、本の内容を整理する方法を探しているときも、ビジュアル的に綺麗にまとめる方法を探していました。
しかし、その整理=綺麗にまとめるという認識が整理するどころか逆効果になっていたことを、マインドマップをお伝えするようになってから実感しています。
そこで今回は、整理をする上でフェーズごとに分けて、要チェックのポイントについては具体例を解説することに決めました。
6つのフェーズとは?
6つのフェーズは、下図のようにフェーズ1からフェーズ6で構成されています。
そして、そのフェーズもテーマごとに分類すると、下記のように4つの括りになります。
- フェーズ1:対象
- フェーズ2、3:現状把握
- フェーズ4、5:基準
- フェーズ6:実行
どのフェーズも欠かすことのできないフェーズですが、特に一般的なノート整理術ではあまりピックアップされない部分をマインドマップ講座で取り上げています。
②フェーズ2、3の『現状把握』を、ステージ1で。
③フェーズ4、5の『基準』を、ステージ2で。
【ステージ2】マインドマップ講座『整理』〜テーマはイメージをまとめる!〜なぜ2つに分けているかの説明については、各記事に書いてあるのでここでは割愛します。
今回は特に整理することにフォーカスして、それぞれのテーマ・フェーズごとに分けて解説することで、みなさんが何か整理しようと思ったときに役立てやすいにまとめていきますね(^^)v
①対象(フェーズ1):整理する対象は相違ない?
最初のフェーズ1ですが、まずはざっくりでも整理したい対象を定めること。
この段階での注意事項として、いきなり具体的に整理を始めないことが挙げられます。
なぜかと言うと、まだこの段階では整理するための判断材料が全く揃っていないからです。
料理で例えるとすると、冷蔵庫になんの食材があるのか確認せず、いきなりカレーライスを作ろうとするイメージです。
本当はカレーライスが食べたかったとしても、冷蔵庫の中に具材が全く揃ってなければ、カレーを作ることはできません。
食材がないことに気付いて、初めて次の選択肢——カレーライスを諦めるのか、食材を調達するのかという選択肢が生まれるのです。
いきなり整理をせずに、まずは整理したい対象を定めること
②現状把握(フェーズ2、3)
フェーズ2:過去や未来ではなく、現状を見ている?
次のフェーズ2のテーマは『現状把握』になります。
物事を整理する上で、つい過去の経験や、未来・将来への不安や恐れから現状を直視せずにあれこれ判断しがちです。
たとえ、過去に失敗していようと成功していようと、その時と今はまったく同じ状況ではないはずです。
しかし、表面上似ているからと言って、安易に判断してしまう現場をビジネスの現場でよく見てきました。
この傾向は現場レベルよりも、責任者レベルの方に強く出ることが多くて、過去7社勤務した会社のうち6社はその傾向を強く感じました。
現場で今何が起きているかよりも、お金・売上優先で考えてしまうパターン。
慣習に縛られてしまい、現状を確認しないで判断してしまうパターン。
過去の経験や、将来を見越すことは大事です。
しかし、それに縛られすぎてしまうと、現状には合わない判断をしてしまい、二度手間になってしまうことも少なくありません。
過去や未来に捉われず、まず現状を確認すること
フェーズ3:誰かのアドバイスは的外れかも!?
次のフェーズのテーマも『現状把握』ですが、この段階でポイントになるのはしっかり整理したいことの現状に向き合えているのか、ということです。
実は現状把握する上で、最も気付きにくい落とし穴があります。
それは、当事者ではない人からのアドバイスです。
先ほどの仕事の例で言えば、社外のコンサルタント。
彼らは売上を上げる知恵はありますが、現場の状況は詳細に知りません。
そんな彼らに相談するのは、大抵社長。
よほど毎日現場を見ている社長ならともかく、責任者クラスの情報に頼っている限りでは現場の正しい情報は伝わってないと思った方が得策です。
その一方で、学業に励んでいる生徒に対して、頻繁に生徒の現状を確認し合っている方からのアドバイスは参考になります。
しかし、いくら知識が豊富で教えることが上手な先生だったとしても、生徒の詳細な現状については無知です。
なぜなら、ただ勉強の出来具合だけではなく、生徒の特徴や、日常生活の過ごし方などプライベートな部分が現状の大半を占めているからです。
他者から見た現状を確認することは、違った視点から物事を捉える上ではとても重要です。
けれど、成功者と呼ばれている人や、博識な人で合っても、整理したいことの当事者でなければ、現状の最終確認はしっかり自分(たち)でやることをお勧めします。
その道のプロだからといって、あなたの現状には詳しくはない。
最終的にはあなた自身で現状に向き合うこと