目次
今回のテーマは「どのようにして工夫するのか?」です。
今回の話でピックアップする台詞は、E組生徒である潮田渚です。
教えるコンビネーション
2学期に入り、応用暗殺訓練として烏丸先生は「フリーランニング」をE組生徒たちに提案。
アスレチックや崖登りの応用。
フリーランニングで養われるのは、自分の身体能力を把握する力、受け身の技術、目の前の足場の距離や危険度を正確に計る力
この暗殺訓練によって、どんな場所でも暗殺が可能なフィールドになることを実際にフリーランニングをやってみせた烏丸先生。
その様子を見た生徒たちは、自分たちもできるようになりたいと思い、訓練に励む事に。
さらに、その様子を観察していた殺せんせーは何かをしたくてウズウズと・・・
そして、殺せんせーは翌朝裏山でフリーランニングを使ったケイドロをすることを生徒たちに提案。
泥棒はE組生徒たち。
それに対して、警察は怪物先生である烏丸先生と殺せんせー。
ただ、殺せんせーが本気を出せばすぐにみんなを捕まえることができるので、動き出すことができるのは終了1分前とした。
ただし、負けたら宿題2倍という罰ゲーム付き。
ゲーム内容が緊張を持って楽しめそうと感じた生徒たちは、ゲームに挑戦することに決めたのであった。
ゲームが始まる前、クラスの雰囲気から潮田渚はこんなことを感じたのである。
烏丸先生は僕等が訓練に飽きない工夫を凝らしてくれるし
殺せんせーはそれを利用して僕等の興味を引く遊びにする
実はあの2人良いコンビネーションしてる気がする
工夫を凝らすとは?
工夫を凝らすポイントってなんだろうって考えた時、なんのために工夫するのかがまず大前提になります。
例えば、今回の話で言えば、生徒たちにただ訓練を課すのではなく、彼らが訓練に飽きないように——興味が持つように訓練することを烏丸先生が常に意識しているからこそ、その想いが生徒たちに伝わったのかもしれませんね。
ただ、一方的に「工夫を凝らしなさい」と相手に伝えて、工夫がすぐにできるわけではありません。
この工夫をする上でキーポイントになるのが、真似ることだとぼくは考えています。
【工夫の極意】暗殺教室から学ぶシリーズ4−1「苦手なものでも・・・」
自分が真似たいと思う相手を見つける。
そして、その相手の動きや考えを肌で感じて、自分でも実践してみる。
すると、ほとんどのケースで相手のように上手くいきません。
同じようにやろうとしているのに、思ったように体が動かず、相手とのギャップを認識します。
このギャップを認識したところから、初めて工夫の出番です!
どうやったら相手と同じような動きが再現できるか?
考えて実践して。
失敗したら次はどうしたら上手くいくのかを考えて、また実践する……
この繰り返し。
これはスポーツであっても、勉強であっても変わりません。
ただ、学校の勉強の場合は真似る相手が人ではない場合が多いかもしれません。
そうであったとしても、物事を理解するためには工夫する姿勢とTry&Errorを繰り返す覚悟がとても大切になることには変わりないです。
興味を引く遊びとは?
ただ工夫を凝らそうとしても、長続きしないパターンに陥る方は少なくありません。
なぜ長続きしないかは人それぞれかと思いますが、その理由の一つは興味・好奇心がない、または、なくなってしまうからではないでしょうか。
以前やる気に関する記事も書きましたが、外から強制的に促されるだけでは長続きしません。
イメージで言うと、真夏の暑い中、コンクリートに水を振り撒き続けるような感じでしょうか。
水をかけてもかけても、すぐに乾いてしまいますよね?
そのイメージと同じくらい、外から強制的に促されたことは効果がすぐに消えてしまいます。
「受験生なんだから勉強をしっかりしなさい!」
「社会人なら自主的に仕事しなさい!」
確かに言われればそうなのかもしれませんが、すぐにエネルギーが枯渇してしまうので、さらに工夫が必要があります。
暗殺教室ですと、毎回殺せんせーが提案するような遊びを入れることが重要になります(^^)v
もちろん、工夫が必要な人にとって、興味が湧くような遊び。
これを考慮しないと、的外れな事になりがちなので注意が要注意です!
工夫を凝らすための大前提
工夫のことを考える上で大前提となるのは、先ほども述べましたように工夫が必要な人(物事)にとってで考えることです。
暗殺教室では、烏丸先生が刻一刻と変わる子どもたちの状況に合った訓練を考えて指導しており、殺せんせーはそんな子どもたちが興味を引くように遊びの要素を取り入れています。
ただ訓練をすればいいわけでも、遊びを取り入れれば良い訳ではないのです。
仮に上司(先輩)であるあなたが教わったように部下(後輩)に教えたからといって、あなたと同じようにできるわけではありません。
なぜだかわかりますでしょうか?
その理由の一つに、あなたが教わった時の状況と部下(後輩)の状況が必ず一緒とは限らないから。
知識や経験もですが、得意なことや不得意なことも異なるはずです。
だからこそ、教える側の人は殺せんせーや烏丸先生のように相手の現状を理解することが大前提になる、ということです。
逆に、教わる側の人は自分の現状を理解した上で、今できることをトライすることが重要になります。
話は少し変わりますが、工夫する上で現状が大事であることを示す例は、広島県にある厳島神社です。
平安時代に平清盛の指示によって建築された厳島神社には、様々な工夫が施されています。
例えば、潮の満ち引きを考慮していたり、水嵩が増した時に壊れない構造にしていたりしています。
つまり、単純に建築技術だけで作られたのではなく、自然環境についての理解が必要不可欠だったはずです。
工夫を凝らすと決めた時には、工夫する対象の現状把握をし続けることをお勧めします(^^)v
★工夫を凝らすためのポイント★
①目標と現状とのギャップを認識する。
②興味が引くような遊びを入れる。
③工夫は教える側も教わる側も両方とも必要になる。
★工夫する上での大前提★
工夫が必要な人(物事)にとってで考える。
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