自分を活かして 相手を活かして 今を活かす

【工夫の極意】暗殺教室から学ぶシリーズ8−1「隙が無い」

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まえがき

今回の主役は赤羽あかばねカルマで、テーマは「隙が無い」です!

カルマの時間・2時限目

隙がない

A組との期末テスト勝負に勝ったE組は、A組が行く予定だった沖縄旅行をGET。

そこで、練りに練った殺せんせーの大掛かりな暗殺計画を実行したが、あと一歩のところで殺せんせーの隠し技で未遂に終わってしまう。
その裏技のせいで殺せんせーの身動きが取れなくなったタイミングで、新たなハプニングが発生。

急に調子を崩す生徒たちが現れ出し、謎の人物からの脅迫電話が。
ウイルスによって発症した生徒たちの命はないと脅されたE組の生徒たち。
烏丸先生とイリーナ先生とともに解毒するためのワクチンを得るため、脅迫してきた人物の元へと急行。

途中先に進ませるためにイリーナ先生が離脱し、敵の暗殺者の襲撃で烏丸先生が満足に体を動かせなくなり、E組の生徒だけでワクチン奪取をすることになってしまった。

そんな中、新たな暗殺者がE組の生徒たちの行手を阻んできたが、赤羽業(カルマ)が一人で応戦。
素手で頭蓋骨を握りつぶすような相手に対して、カルマは真っ向から立ち向かい、相手の奇策を見抜いて一人で暗殺者を無力化。

奇策を見抜かれた暗殺者は驚いたが、カルマは「素手以外の攻撃は全部警戒してたよ」と平然と答える。

一部始終を見ていた殺せんせーは、期末テストで油断して初めて敗者になったカルマの成長ぶりを見て——

殺せんせー
殺せんせー

敗者だって自分と同じ 色々考えている人間なんだと

それに気付いた者は必然的に・・・
勝負の場で相手の事をみくびらないようになる

自分と同じように敵も
考えていないか 頑張っていないか
敵の能力や事情をちゃんと見るようになる

敵に対し敬意を持って警戒できる人
戦場ではそういう人を・・・
隙が無い」と言うのです。

と、嬉しそうに渚に語りかけるのであった。

自分のことを考えていれば相手のことも・・・

この話を見て感じたのは、
「これってコミュニケーションの本質でもあるな」
と言うことです。

日常生活を送っていて、プライベートや職場においてあれこれ何かにつけてダメ出しや批判・反対する人に限って、何も自分自身の考えを持っていないことが少なくありません。

例えば、ぼくは健康上の理由で不要不急にマスクをすることができません。
もちろん咳が出る時に外出する際には、もちろんマスクはしますが。
ただ、それ以外の理由でマスクをすると、数分で苦しくなって頭痛や吐き気が出てきてしまいます(T . T)

周りと同じことができないってことは、本人なりに考えていることがあるってことです。

けれど、そんなぼくの状態を確認することなく、藪から棒にマスクを強制してくる人が稀にいます。
そう言う人たちに限って、逆に何でマスクをするのか聞き返すと
「周りがしているから」
「TVでそう言っているから」
と言う返答しかなく、自分でしっかり考えて判断しているようにはとても思えませんでした。

もし本当に感染が怖いのであれば、そもそも外出しないわけで。
マスクをしていれば本当に感染しないのか?
そもそも咳もしていないのにマスクをすることが、感染拡大を防ぐのに有効なのか?

そう言ったことなどをしっかり考えた上でマスクをしている人であれば、マスクをしていない人(ぼく)と接していても特に反発することはありません。
きっと友人たちは、何らかの理由でぼくがマスクをしていないことを察してくれているんだと思います。

そういった友人がぼくの周りに多いのは本当に有難い限りですし、理由を説明すれば納得していただける方が大半なのも有り難い限りです。

勝って兜の緒を締めるという考え方

「隙が無い」というキーワードに関連する話として、明治時代に勃発した日露戦争において、日本海海戦でバルチック艦隊を壊滅させた東郷平八郎の「連合艦隊解散の辞」が思い出されました。

神明は、ただ平素の鍛錬に力め、戦わずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者より直ぐに之を奪う。古人曰く、勝って兜の緒を締めよ、と。

東郷平八郎


この勝って兜の緒を締めよは、戦国初期に後北条氏の2代目当主として南関東を平定した北条氏綱の遺言に書かれていた言葉、それを引用したものになります。

確かに日本海海戦では世界最強と言われていたロシアのバルチック艦隊を壊滅させ、日本の勝利で終戦しました。
戦いに勝っても慢心せず、気持ちを引き締めるために引用された言葉だったですが……後の戦争ではまったく軍人たちの教訓になりませんでした。

せっかく外交で太平洋戦争を回避しようという動きがあったのにも関わらず、陸軍の暴走でその計画は無残に頓挫。
日露戦争で大国ロシアに勝ったからといって、無謀と言われた連合軍の反攻の中心地であるインド・マニプル州の州都インパールに侵攻して、約16万人の日本兵士が命を落としました。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という故・野村プロ野球監督の名言がありますが、負けた時には反省しても、勝った時にはつい浮かれてしまいがちです。

暗殺教室においては、負け知らずだったカルマは一度の負けで多くのことを学び、その後は油断することのなく自分の刃(暗殺や勉強)を誰よりも磨いていくことになります。

もちろん負けから学ぶことは大切ですが、勝った後こそその後どのような姿勢を示すのかの真価が試されるのかもしれませんね。

あとがき

今回は、相手のことを考えたいと思うのであれば、それ以上にまずは自分のことを考える大切さを教えてくれた貴重な話でした。

この話に直結しますが、ぼくが大事にしている座右の銘があります。

自分を活かして

相手を活かして

今を活かす

今の世の中は周囲のことをまず考えるような風潮がありますが、本当に相手のことを想うのであれば、まずは自分ことから真剣に向き合っていきたいものです(^^)v


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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