こんにちは、おかちゃんせんせいです!
学習する上での大事なポイントについて、これまでいろんな視点を交えて記事にまとめてきました。
【学習法】学習する上で重要なこと!キーワードはSourceとResourceの違い(概要編) 【学習法】学習法は人によって合う合わないはあるけれど 【学習法】やれない・できない理由を探すよりも大切なこと今回は学習する上で、別のアプローチで私が大事にしていることを共有しますね。
テーマは
クレーンゲームの鉄則
です。
目次
誰もが一度はプレイしたことであろう、クレーンゲーム。
SEGA製でいうところの、UFOキャッチャー。
このクレーンゲームのルールというか、ゲームの面白みは、スポーツであろうと勉強であろうと学習するという分野でキーポイントとなることがあります。
自分はそのことを
クレーンゲームの鉄則
として学習する際には必ず意識しています。
鉄則のうち、特に重要だと思っているのが下記3つになります。
- 1回でGETできる量はクレーン(人)によって決まっている。
- 一度決めた場所において、アクションを起こすまで結果はわからない。
- 異なる場所のものを同時に獲得はできない。
この3つが意識しているかどうかで、学ぼうとしている知識やツールを自分のものにできるかできないかの成否が分かると言っても過言ではありません。
そこで、
自らが求めているものを獲得するためにはどうすればいいのか?
について解説するために、ステップを3つに分けます。
そして、3つに分けたポイントをクレーンゲームの鉄則に基づいて整理してみます。
ステップ1:アンテナを張って全体の現状を把握する
クレーンゲームをしようと思ったとき、あなたならまず何をしますか?
自分ならまずは今いるゲームセンターのクレーンゲームの全体を見回ります。
そして、その際には、
自分が欲しい・獲りたいと思える商品はあるのか?
自分が獲りやすい商品はあるのか?
をチェックしながら。
このステップができているかできていないかで、
ステップ2から先にスムーズに進めるかどうかが決まります。
なぜなら、他の人がオススメなクレーンゲームの場所だとしても、
自分が欲しいと思えなかったり、
自分が獲れる商品がなかったりしたら、
そもそも本末転倒になるからです。
ステップ2:選択肢を絞り込む
ステップ1でアンテナを張った上での現状把握の状態によって、ステップ2の精度は大きく左右されます。
自分自身のアンテナに引っかかる情報が入手できれば、今アクションをしたい・すると思える場所(選択肢)を絞り込むことはとても容易です。
選択肢を絞り込むことができれば、当然次のステップ3の実行に移すという段階には、何のためらいもなく進めることができるはずです。
なので、もしこの段階でもし悩んでしまい、どの選択肢(場所)を選ぶのか決めきれない場合には、ステップ1の段階が不透明なままになっている可能性が大です。
ステップ3:ピンポイントにアクションする
ステップ2で場所を決めたら、あとは自分が狙っている商品(ターゲット)を獲るためのアクションをするだけです。
このときには自分の獲ると決めたものにだけ焦点を当て、狙いを定めることがとても大事になります。
鉄則の一つにもありますが、
どれだけ欲しい商品・獲りやすい商品が同じクレーンゲーム内にあったとしても、離れている場所にあれば同時にGETすることは不可能なのです。
では、上記のステップを勉強――わかりやすく受験に置き換えてみます。
ステップ1でアンテナを張って全体を把握するというのは、
受験に合格するためにどんな学び方があって、
どんなことを学び、
合格するためにはどんな状態であればいいのかを知る
ということです。
そもそもの話で言えば、どんなアンテナを張るかも全体を把握するときの手助けになります。
なんで自分は受験をしたいと思っているのか?
という動機が明確にあれば、
その動機があること自体がモチベーションになります。
このときに動機が明確ではない、または、自分の想いがないなどの場合には、動機自体がモチベーションに繋がることはありません。
なので、モチベーションが下がり続けてしまい、モチベーションを上げなくてはいけない状況だとしますと、そもそものアンテナに問題があるかもしれません。
「自分の興味のある研究をしている大学がA大学にしかないから、A大学の合格を目指す」
「自分の就きたい仕事を任せてもらうためには、資格Bが必要。だから、資格Bの取得を目指す」
など、自分にとってどうかが決まっていれば、次のステップに進めることができます。
合格するために必要な基準はなんなのか?
↓
その基準を満たすためには、最終的にはどんな状態になっていることが望ましいのか?
↓
その最終的な状態になるために、今何ができるのか?
という風に、今何ができるかという段階まで焦点を絞っていくのがステップ2です。
イメージとしては、下記関連する記事でも書きましたムロツヨシの話が参考になるでしょう。
今何ができるかがステップ2で向き合えていたとすれば、ステップ3は正直難易度は高くならないはずです。
なぜなら、
今何ができるか?
を絞り込んだあとなので。
今何ができるのかについて受験でいえば、
まずA大学に対する理解を深めること。
そして、A大学を受験するために必要な受験要項を確認すること。
そうすれば、受験するために何を勉強する必要があるのかが理解できます。
次に、過去問を解いてみて、今の自分のレベルと問題の傾向を把握すること。
ここまでできれば、あとは自分の現状と受験スケジュールに合わせて、今できることを積み重ねていくだけです。
その積み重ねをする中で、ステップ1とステップ2を見直すことも大事なポイントになります。
先述しましたが、もしモチベーションが下がり続けて、全然勉強がはかどらないとしたら、そもそもステップ1の段階が不透明なままになっている可能性がとても高いです。
たとえば、私自身の話でいいますと、
大学1年生のときに興味を持ったものの中に簿記があります。
そのときの簿記の講義は、簿記3級が合格できていれば単位がもらえる講義だったので、単位ほしさに簿記3級の勉強をすることにしました。
しかし、単位をGETするという目的だけでは自分自身全然勉強に身が入らなくて、2回連続不合格でした。。。
けれど、大学2年生のときに有価証券報告書を基に経営分析するというゼミの内容がものすごく面白くって、もっと報告書の内容を理解したくなり簿記2級の内容を独学で勉強することを決めて。
それで、毎日勉強を続けていくうちに、受験3日前でようやく簿記の内容を理解できるようになり、簿記2級は余裕で一発合格できました。
何を目的・動機にするとモチベーションがそれだけで上がるのかは、人によって様々です。
だからこそ、どれだけ目的や同期の内容が明確であったとしても、自分にとってでないと、それではモチベーションには繋がらないのです。
興味が色んなことにあったり、周りの影響があったりで、ついつい目移りしてしまうことが多いと思います。
また、講座やセミナーを学びにいったときに、参加したからにはといって全部を理解しようと、実行しようと意気込むやる気のある方もきっと多いでしょう。
けれど、いろんなことを一度に同時に考えたり、行動したりすることはかなり難易度が高く、一歩も踏み出さずに諦めてしまうのは非常に勿体ないです。
まずは、クレーンゲームの鉄則に基づいて、自分が今すぐ実行できる一つのことに絞ってアクションをしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!