こんにちは、おかちゃんせんせいです!
先日購入した本
13歳から鍛える具体と抽象
を一通り読み終えました。
まだまだ理解まではできていないところがあるため、
あと何周かは読み直してみるつもりです。
そこでまずは、
現時点で感じたことについてアウトプットします。
ニュースでよく聞く科学的根拠という言葉。
みなさんはどんなイメージがありますか?
「科学的根拠があって、実証された話」
という前提で、
論文に書かれている情報が報道されるわけですが、、、
そもそも何をもって科学的根拠としているのか、気になったことはありますか?
これまで何度か科学的根拠をテーマにしたブログを書きました。
その上で結論からお伝えすると、
科学的根拠がある=誰に(何に)対しても適用される話
というわけでは必ずしもありません。
※例えばの例は、下記ブログを参考に。
あくまで条件が決められた範囲では示唆される傾向がある
というだけであって、
その内容が範囲外に対しても適用されるわけではないのです。
たとえば、よくあるのが実験室という限定空間で実験して得られた結果。
実験室の場合、実験結果に影響を及ぼすかもしれない要因(温度・外部との接触など)を極力排除した環境で行われます。
そうすることによって、
得たい結果を得やすいようになる
というわけです。
このことは、学生時代に水や土・土壌生物の研究をしていたときに実感したことで、実験室で得られた結果は自然な環境では全く同じ結果は得られませんでした。
自然界には実験室にはないような、外的要因がたくさんありますので、当然といえば当然なのですがw
温度だって一定ではないし、雨が降ったり降らなかったり。
どんな植生なのか、土壌なのか、生物が棲んでいるのかなどによっても、影響を受ける可能性はありますので。
また実験室ではなく、治験などの結果についても条件は限定的です。
対象人数や性別・年齢、生まれ育った環境など。
科学的根拠があるという話の実験内容について調べてみると、
時々対象人数が10人前後だった
ということは少なくありません。
10人前後から得られた結果から一体何が言えるのでしょうか。
たとえば、対象者が30代~50代の大人だったとすると、
大人に言えることが必ずしも子どもに当てはまるのでしょうか。
また、人種によっても身体の特徴が異なるというのはみなさんご存じかと思います。
体格もそうですが、日本人(アジア系民族)は非アジア系民族と比べると、アルコールを分解が遅い酵素を持っていることが多いと言われているので、アルコールに弱いとされています。
ということは、
海外で得られた結果がイコール日本人に対しても適用される
とは一概には言えないのではないでしょうか。
科学的根拠で言われている例は、あくまで限定的な要因(具体)によって得られた結果(抽象)である。
そのことが理解できていれば、ニュースで言われていることに対する受け止め方も変わるのではないでしょうか。
結構世の中的には当たり前に言われていることも、調べてみるとたいした根拠もなければ、結果もなく。
ただ、著名な学者・研究者が言っている(言っていた)からという理由だけで、あたかもそのことが真実かのように語られていることも実際少なくありません。
現代はそれこそ20年以上前と比べても、アクセスできる情報量が半端なく増えており、情報収集がかなり容易になった反面、その中から必要な情報を抽出することはけっして容易なことではありません。
そのときに情報の抽象度を見抜くことができれば、それがどれだけ限定的な話なのかを理解でき、変に不安や恐怖に駆られることは少なくなるはずです。
抽象度を高めるということは俯瞰して物事をとらえること。
ニュースで言われているからとか、
隣人・知人がいっているからとか、
そういった他者の物差しは一旦置いておいて、まずは自分自身で冷静に目の前の現実をとらえてみる。
そうすると、〇〇が流行しているといったからといって、いつも不安に思う必要は一切なくて、ただいつも通り体調には気を付ければいいだけということがわかってきます。
今回本を読んでみて、具体と抽象という概念を日常生活にもっと応用できれば、よりご機嫌な毎日を過ごすための布石になるという確信を得ました。
もっと実践してみて、自分の言葉でお伝えできるようになったら、何か一つ形にしてみたいと思います!
それでは、今日も一日絶好調で!