こんにちは、おかちゃんせんせいです!
前回はマインドマップを自己分析として活用した事例についてご紹介しました。
今回も自己分析として活用した事例についてご紹介します。
う〜ん、なんか上手く描けないなぁ
冬ちゃん、どうしたの?
マインドマップを描いてみているんですが、思ったように描けなくて。
しかも、まったく描けないことも・・・
なるほど・・・
でも描けなくても全然問題ないですよ。
大事なのは描けないことではないですから。
そうなんですか!?
- マインドマップが上手く描けなくて悩んでいる方
- マインドマップを描いたはいいけれど、それをどう活かしたらいいかわからない方
目次
マインドマップを描き始めて、習得する上で最初の関門(罠)があります。
それが、マインドマップが上手く描けないと感じた時、です。
これはぼくが初めて独学でマインドマップを描き始めた時にハマった罠でもあります。
マインドマップが上手く描けないのが2、3回続くと、
「俺(私)ってやっぱり向かないのかも……」
って思ってしまいがち。
実際にそう言ってくださればアドバイスできることはありますが、
ついできない自分はカッコ悪いと思い込んで、
弱音を吐くことができずにそのまま終わってしまう方は少なくないかと。
ぼく自身もマインドマップをお伝えするようになって、初めて自分が思っていたことを相手にお話しできるようになりましたから( ;∀;)
だからこそ、もしマインドマップが上手く描けないと思ったときに大事なのは、
なぜ描けないと感じているのか?
に向き合うことです。
なぜ描けないと感じているのか?
人それぞれ感じている理由は異なりますが、よくあるパターンとして下記のようなものがあります。
- 絵を描くことに苦手意識を感じている
- 今は向き合いたくない、または向き合えないテーマ
- 身近なテーマすぎて、考えが凝り固まってしまっている
ちなみに、ぼくは①だけではなく、他のパターンについても何度も経験済みなので、似たようなパターンに陥っている人はよく分かります。
それでは、それぞれのパターンについてご説明します。
①絵を描くことに苦手意識を感じている
このパターンに陥る人は、公開講座では必ず一人はいます。
けれど、講座の最中は抵抗なく描けた人よりも、「なぜ苦手だと自分は感じているのか」に向き合った人の方が、その後もマインドマップを日常生活で活かしているケースが多いです。
例えば、講座の最中に絵を描くのが苦手だというNちゃん。
Nちゃんからマインドマップ講座の最中にこんな質問をいただきました。
真ん中の絵(セントラルイメージ)は全部人型アイコンでもいい?
Nちゃんがその方が良ければいいですよ!
1色使うだけでも?
それでNちゃんが楽しめるならOKです♪
描きたくなったら描いてみてくださいね。
マインドマップの描き方的には、もちろんセントラルイメージは3色以上でカラフルにがお勧め。
けれど、絵が苦手な方にはそれすらもハードルが高く感じてしまう場合があるのです。
覚えていますか?
マインドマップで特に大事なことを?
そうです。
脳がワクワクして楽しむことが大事
でしたね(*゚∀゚*)
関連記事はこちらです!
ちなみに、Nちゃんには後日談があります。
講座1週間後にお会いしたときのことです。
おかちゃん、ちょっと見てほしいものがあるんだけど——
これなんだけどさ!
これは!?
セントラルイメージが荷車じゃないですか!?
そうなんだよ!
つい描きたくなってさぁ。
これめっちゃ上手いでしょ?
そう、絵が苦手で講座の最中には絵を描かなかったNちゃんが、今度は単色でしたが荷車を堂々とした感じでセントラルイメージに描いていたのです!
この変化にはとても驚きましたΣ(・□・;)
けれど、そのNちゃんからこんな風に言ってもらえたことを今でも覚えています。
あの時、おかちゃんが無理矢理描く雰囲気にせず、自由にさせてくれたじゃん?
「描きたくなったら描いてください」って。
だから、そのおかげで自分のペースで楽しめているよ!
マインドマップを描く上で大事なことが伝わっていて、本当に良かったと思えた瞬間でした!
②今は向き合いたくない、または向き合えないテーマ
例えば、「学校」というテーマで描く時間の時に、全く描けないKさんがいました。
何か悩んでいるんですか?
いやぁ、実はまったく描けなくて・・・
Kさんが描けないんなら、
それでいいんじゃないですか?
え、いいの!?
こんな感じのやりとりをしたことを、7年近く経った今でも覚えています。
実は、Kさんにとって「学校」という言葉にはあまりいいイメージがなかったようで、描きたくても描けなかったそうなのです。
そんな時、ぼくはどうやったら描けるようになるのかをお伝えするよりも、まずは自分自身がテーマについてどう感じているのかを向き合ってみるようにお伝えしています。
そうすれば、別に描けないことが問題ではないことに、自分で気付くことができるようになります。
こういった状態から始まったKさんですが、先日再会した時に7年経った今でもマインドマップは時々描いていて、自己分析に役立ている話を聴かせていただきました。
それにKさんは自分だけではなく、他の方ともマップを描く機会も作っているようで、Kさんの事例からも描けないことは何も問題ないことはわかっていただけるかと思います。
③身近なテーマすぎて、考えが凝り固まってしまっている
これは落とし穴にはまっていることすら気づきにくいパターンです。
一番わかりやすく出るのは、経営者の方で「経営」や「売上」について描く時です。
それらについては、日頃から考えに考えて、考え続けていると思います。
そうすると、自分にとっての「経営」というイメージが固まってしまっているがために、柔軟な発想が出にくくなってしまうのです。。。
そういう時には、意識のピントを調節する必要があります。
考えが凝り固まっている時には、対象に意識が向きすぎているので、一歩引いてみることも大切なのです。
この内容についてはけっこう奥が深いので、また別のタイミングで触れたいと思います。
いかがでしたでしょうか?
もしマインドマップを描き始めたけれど、なかなか思ったように描けない方は参考にしていただければ幸いです。
書いてあることはわかるけれど、実践するのが難しいと感じている方。
その場合には、他の方に描いたマップをシェアすることをお勧めします。
描いたマップについて話すことで、自分が何を感じて描いていたのか気付くきっかけになりますので。
受講生の方からご希望があり、マインドマップ個人セッションも受け付けることにしましたので、まずは気軽にご相談ください。
次回は、自己分析バージョンの最後として、他の人とのコミュニケーションツールとして活用した事例をご紹介いたします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
自他ともにコミュニケーションをする上で、最も大事な心構えについて書いてあり、ぼくがマインドマップの関連書籍として一番お勧めする本があります。
それが、細谷功さんの著書象の鼻としっぽです。
人間関係におけるコミュニケーションのギャップがなんで起きてしまうのか、これだけ分かりやすく図解している本は個人的にないと思っています。
イラストが多くて、例題もイメージしやすいので、どの世代の人にもお勧め。
特に、会社勤めの方や、学校で部活動に励んでいる学生には是非読んでほしい一冊です。