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【MM小冊子】That Is Why〜マインドマップを通して学んだ13の心得〜 第10章 他人軸に偏りすぎると自分がわからなくなる

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【MM小冊子】That Is Why〜マインドマップを通して学んだ13の心得〜 第9章 一発癖は逆効果になることも!?

第10章 他人軸に偏りすぎると自分がわからなくなる

人が大好きだった故に、勝手にハマってしまったドツボ

みなさんは誰かのために行動したことはありますか?

今となっては驚かれることが多いですが、ぼくは小さい頃ガキ大将的存在で好き勝手し放題でした。
回数を数えていたわけではありませんが、遅刻やドタキャンの常習犯で、やってしまっても当時は罪悪感の欠片もなかったように思います。

そんな自分が、その後のご縁のおかげで誰かのために行動するときに出せる底力を知り、実践して体感するようになってきました。

たとえば、富士登山ツアーを企画したときに、ぼくは最後尾で一番遅い方をサポートしていました。
しかし、ペースが明らかに自分と違いすぎたことと、そもそも必ず高山病になる体質もあって、八合目に着く頃には完全にぐったり。
とても頂上に行ける体調ではありませんでした。そんな中、中二で参加してくれていた男の子も高山病でやられていて、最初は棄権しようとしていたけれど、自分より小さい子たちが登ることを知って、ぼくにこう言いました。

「ぼくも頂上まで登りたいです!」

その言葉を聴いたときに、ふっと自分が初めて富士登山を登ったときのことを思い出しました。
あのときも丁度男の子と同じ中二で、しかもそのときは八合目でリタイアして悔しい想いをしました。

だから、この子の言葉を聴いたとき、「なんとしてでもこの子を頂上まで連れていきたい!」って本気で思えて、行けるところまで登ることを条件に遅れて登山再開。
あとから気が付いたんですが、いつの間にかこの時点で高山病の苦しみは一切なくなり、その子や他のリタイアしそうになった人達のサポートをすることに専念できていました。

このときほど、人を想う力の凄さを実感できたことはありません。

それからはそのときのような体験をしたくて、より誰かのために活動するようになりました。
ただ、自分のやりたいと思うことしかやっていなかったので、そのときは良かれと思い気付かなかったのですが……

自分のやりたいことが、イコール自分のためになることが基準ではありませんでした。
つまり、自分以外の人が基準。

だから、仮にAさんのためにと思っていて行動したことがBさんにとってはよろしくない結果に。
じゃあ、今度はBさんのためになると思って行動したら、別のCさんにとっては…。

なんで!?
って、そのときは思っていたけれど、そうなってしまうのは当たり前の流れだったのです。

なぜなら、みんなそれぞれ価値観が違うから。
言い方を変えれば、大切にしていることが違うからです。

価値観の違いがあるのを知っているのと理解するは異なる

頭ではわかっていたけれど、いざ自分のことに関しては全く理解できていませんでした。

そのことに気付かせてくれた出来事が、2013年に起きました。
その前の年から体調を崩していたことと、コントロールできないことをなんとかコントロールしようと奔走した結果、完全に体を悪くしてしまい急きょ退職する流れになりました。

これは流石にヤバイぞ!
っと思い、そう感じたのが2013年12月。

そのときから毎日マインドマップを描いて、今の自分の現状把握をするようになり、それから3年以上は続けました。

描き続けてみて、自分と改めて向き合い続けてみてわかったこと。
それは、
完全にベクトルが他人に向いていた
ということです。

つまり、他人基準だったのです。

なんで自分はここまでやっているのに相手はやってくれないの!?

なんでみんな自身のことなのに、ぼくに投げっぱなしなの!?

あの頃は、こんな心の叫びばっかり抱えていましたが、結局自分も相手のためにとか言っておきながら、実は自分が入っていなかったのです。

だから、全てのことがまるで他人事になっていたので、結局自分も同類だったことにようやく気付きました。

じゃあ、

自分は何がしたいのか?

何を大切にしているのか?

どうなりたいのか?

日頃どんなことにアンテナを張っていたのか?

向き合ってみてわかったさらなる衝撃的事実!!
それが自分というのがそもそも何なのか、さっぱりわからなくなっていたこと!
もうそのときがわかったときはビックリで、言葉も出ませんでした:(;゙゚’ω゚’):

色々な角度から向き合ってみたら、尊敬する人の価値観をそのまま自分の価値観にしようとしていたことも。

たとえば、アニキこと筒井正弘さんにとっての『愛と感謝』。
アニキ自身も「人それぞれ愛と感謝はちがうでー」と何度も仰っていたのを聞いていたのにも関わらず、その言葉の心地良さだけで満足してしまい……

「じゃあ、自分にとっては何なんだろう?」って考えようともしていませんでした。

感謝と向き合うことで自分を取り戻してきた

そこでまずは、自分は日頃どんなことに『感謝』するのか、毎日感謝マップを描くことに決めて実行することに。

3枚目を描く頃、なぜかたまたま高校時代に観ていたアニメが急に観たくなって、それを何気なく観ながら描いていました。

そうしたら、あやめの花の花言葉の話のところだけ妙に引っかかったので、もう一度聴き直してみたら、「自分に足りなかったのはこれだ!!」ってものすごく腑に落ちました。



あやめの花言葉、
それは『信じるものの幸福

他の誰でもない自分自身を信じることができたとき、初めて自分の本領が発揮でき、自分がすでに幸福であることに気付くことができる。

じゃあ、まずはセントラルイメージにあやめの花を描く。
そのときに、自分自身に感謝するよう心を込めて描くようにして、その後それ以外に感謝したことを描くようにしていきました。

最初は意味があるのかどうかは全然わかっていませんでしたが、やり続けているうちに嬉しい変化がありました。

それは、今まで一回も言われたことがなかったのですが、
「どうしておかちゃんはそんなに相手に興味を持てるの?」

そのときは何のことを言われているのか、さっぱりわかっていませんでした(笑)
でも、振り返ってみると、その頃には自分に対しての興味が出来ていて、自分の中に隠してしまっている魅力という名の宝箱を探すのが、いつの間にか楽しみになっていた頃になっていたのです。

こうやって振り返ってみてわかったことは、だからこれまでよっぽどドンピシャ興味のあることしか、関心を寄せることができなかったんだっということ。

なぜなら、自分に全然興味がなかったのですから(笑)

相手に興味を持つのは誰か?
自分ですよね。

その自分自身がそもそも興味を持てていなかったら、相手に共感もできません。
30年以上生きてきて、ようやくそのことに気付くことができてきて、今は気付いたことを活かすために行動することが楽しみ楽しみで仕方ありません♪

もちろん誰かのために行動するのは、最高に力を発揮できます。
なので、誰かのために行動するのが悪いのではなく、そのパワフルな力が故に翻弄されやすいのです。

みなさんもパワフルな力を使いこなすことができるように、まずは色々な角度から自分と向き合ってみませんか?

<後日談>

結局、感謝マップはその後6月18日まで描き続けました。
そして、6月19日にひすいこたろうさんのお話を聴いたのをきっかけに、それ以降は一日でビビっと来た出来事や言葉をテーマに毎日描くようにしています。


自然の流れで向き合いたいテーマが変わっていっているので、全く無理がなくて、継続することがいつの間にか全く苦にならなくなっていたのが不思議です(笑)

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