こんにちは、おかちゃんせんせいです!
昨日開催したマインドマップシェア会で、参加者の方が最近描いたマップを見せていただいた時に、よく質問いただいていた内容について思い出したことがありましたので、記事にまとめることにしました。
質問に対するキーワードは、
使い分ける
です。
目次
大事なことは何のためにそうしたいのか?
ほとんどの受講生の方々からのご質問に共通しているのが、正しい方法を探していること。
正しい方法を言い換えれば、教えられたようにすれば万事上手くいく方法になります。
なぜついそういった方法を求めたくなるのかというと、あれこれ自分で考えなくて済むから。
例えば、今回のような質問は手段が目的化している、典型的な例。
マインドマップを最大限活かすための心得は大事ではありますが、そもそもマインドマップが向かない場面、他の手段の方が最適な場面というのは必ずあります。
だから、方法論にだけ囚われていると、「今自分が求めていることを達成するために、どうすると良いのか?」ということを考えず、ただ機械的にツールに頼ることになってしまいがちになります。
なので、今回のご質問に対する回答の前に、
「何のために文章で書きたいと思っていますか?」
という質問を返すようにしています。
単語で分けた方が良いときと、箇条書きで描いた方が良いときがある
例えば、講師や教師が話している言葉をそのまま書き写したいとき。
その場合に、あなたならマインドマップで描きますか?
または別のケースで、講座で学んだことを日常生活で活かしたいとき。
その場合に、あなたならマインドマップで描きますか?
暗記したいことがあるときに、あなたらならどんな工夫をして暗記しますか?
その時々の状況によって、自分が求めていることやその場の環境は異なります。
ということは、その場面ごとで何が最適かを判断し、ツールを使い分けることが重要になるのです。
そして、使い分けるためには3つのことが重要になります。
現状把握する力とツールに対する理解、そして、ツールの熟練度です。
食事で例えてみますと、わかりやすいです。
例えば、あなたが食卓で何か料理が来るのを待っています。
しばらくすると、ラーメンが出てきました。
さて、あなたはどのように食べますか?
ラーメンという存在を知っていれば、何を使ったらいいのか判断できるでしょう。
しかし、もちろん知っているだけでは箸を使いこなせるわけではありませんね?
箸を使い続けて、習得して初めて使いこなせるようになります。
一方で、何も状況に判断するというのは、どんな料理が出てきても同じ食器で食べることを意味します。
ラーメンが出てきても箸。
スパゲッティが出てきても箸。
みかんが出てきても箸。
お茶が出てきても箸。
たまたま状況と使っているツールが合っている場合もあるかもしれませんし、全く合わないかもしれません。
話をまとめますと——
もしマインドマップを最大限活かした描き方をしたい場合には、文章ではなく単語で書く。
そうではなく、文章で書いた方が最適だと感じたときには、マインドマップではなく文章・箇条書きで書く。
そうやって場面場面で、使い分けることを意識してみてくださいね。
【マインドマップFAQ】マインドマップを作成できるアプリがありますが、それではダメですか? 【マインドマップFAQ】人の話をヒアリングしながらマップを描くコツは?- マインドマップが向いている場面と、そうではない場面がある。
- マインドマップを最大限活かす描き方をしたければ、文章ではなく単語で描くことを意識してみる。
- 現状を把握して、状況に合った書き方を選択すること。