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【読み解く】グラフとコメントは何を意図しているのか? vol.1

こんにちは、おかちゃんせんせいです!

つい先日親友がFBが下記内容について「電車の広告を見た」という投稿を見かけましたので、その内容に関して記事に書いていこうと思います!

◆お知らせ◆

【まとめ記事】

現在、これまで書いてきた記事をテーマ別にまとめています。

詳しくはこちらから

語っている内容よりもその意図するところは?

考えるための良い教材を発見!

以前、分析に関する記事を特集したことがあります。

はじまりの書〜分析の章 Vol1. 心構え編〜

なぜ特集したのかというと、表やグラフ、数値というのは日常生活で物事を判断するきっかけになるものだからです。

先ほどシェアしたツイート内の円グラフ。
あくまで個人的な感想ですが、見た瞬間に「誇張しすぎだろ〜」と心の中ですぐさまツッコミが起きました。

というのも、グラフについて分析したり、考えたりするために必要な情報が何も載っていないから。

例えば、グラフの上にはこう書かれています。

ロシアのウクライナ侵攻を避難しているのは、
世界人口のわずか36%。

WE THINK.より一部抜粋

この36%ってどうやって計算したんだろう?
と疑問に思いませんか?

それに、世界人口という表現を使うからには、
「世界中の人にアンケートを取ったの?」
と単純に疑問に思いませんか?

こういったツッコミどころ満載のグラフは、考える実習として良い教材になりそうなので、今回ピックアップしました。

考える上で一番NGなのは「発信者の立場」のみを判断基準に入れること

分析の章でもお伝えしましたが、情報を読み解くのに必要な4つのポイントがあります。

はじまりの書〜分析の章 Vol2. 読み解き編〜
  1. 情報源はどこか?
  2. 数値の根拠は何か?
  3. 対象は誰か?
  4. 伝えたいことは何か?

上記4つを意識して、主観的な思い込みは一切横に置いておくことがとっても大事。

主観的な思い込みの筆頭は、
TV・新聞(権威のある人が発信者)の情報=正しい
権威のない人間の発言=正しくない
です。

果たしてそれはいかなる場合でも真実なのでしょうか?

少なくとも私はそう考えていません。
なぜなら、そのことを痛感する出来事に何度も遭遇しているからです。

【気まま日記】続・わからないから手術というのはどうかと改めて思った

なので、自分で物事を考えていたいと決めている方にとって最もNGな行為となるのは、
「発信者の立場」のみを判断基準とすること
です。

どれだけ優秀な人・信用できる人だからといって、どんなことにも精通しているとは限りません。

ましてや、「医師」という資格を持っているからといって、どんな症状にも精通しているわけではありません。
そもそも、ある意味誰もが知っている当たり前の「風邪」ですら、まだ実態について解明できていないのですから。

情報を読み解く時には相手の意図について考えるのは後回しにする

発信者の意図から先に考えようとすると、どうしても先入観が先行しがち。

なので、表やグラフ・数値について何らかのデータに触れた時には、一旦それ以外の情報を読み解くことに専念するのが定石です。

まず、今回の記事のソースは英誌EIUの記事です。
つまり、ロシアの対立国との一つと言われている国が発行している記事です。
(参考)ロシア、イギリスが攻撃挑発と非難 西側の武器提供は正当とイギリス反論

続いて数値の根拠ですが、141の国々の人に対してウクライナ情勢について投票したデータだと記事に書いてありますが、具体的にその投票結果については何も書かれていません。

なので、世界人口(the world’s population)というのはあくまでその投票に応じた人が所属する国の人口のことを指しているだけであって、投票数はまったく関係ないということ。
そして、196の世界各国に対して行われたわけではなく、どんな人たちを対象に行われたのかが全く不明のデータの総称を世界人口としていること。

以上、軽く整理しただけでもツッコミどころ満載のデータ。

最後に、発信者の最後の
「分断は、想像以上に進んでいる どうしてこうなった?」
というメッセージ。

それに対して、逆にこう切り返したいです。
「どうしてこう(いった分析に)なった?」
と。

最近「二極化」という言葉だったり、「分断」という言葉の記事がよく目に入ります。
そうやって意図して分けさせることに、一体どんな意図があるのでしょうか。

あくまで個人的にこのメッセージから感じたのは、
「あ〜、また不安・恐怖を煽ってるなー」
ということだけ。

ここから戦争という話にリンクさせたとしたら、、、
戦争が起きていない国の人々に対しても、「戦争が起きるかも!?」と身近に感じさせるために。

まとめ

考えれば考えるほどツッコミどころだらけなので、「こんなデータ誰が信じるんだろう?」とついつい思ってしまっています・・・。

WE THINK.というコーナーの特集でしたので、考えることを促してくれる記事・データと思いきや、まったく真逆だったことがとても残念です。
けれど、「そういった情報に日常生活で浸かっていたら、そりゃあ考えなくなるでしょう」と、ある意味納得できてよかったw


自分が参考にするデータ・情報については、まずは自分で考えていけるような環境をやっぱり創っていきたいなー。
思い付いたら記事にしますね!




最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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