自分を活かして 相手を活かして 今を活かす

【歴Pro】歴史に興味を持つきっかけになるアニメ・漫画・ドラマ・小説特集4選Part.2(鎌倉時代〜江戸時代)

こんにちは、おかちゃんせんせいです!

前回歴史に興味を持つきっかけとなったアニメ・漫画・小説について、ぼくが読んだり、観たりしたことがあって、お勧めできる作品を4つご紹介しました。

【歴Pro】歴史に興味を持つきっかけになるアニメ・漫画・ドラマ・小説特集4選Part.1(原始時代〜平安時代)

今回は鎌倉時代から江戸時代までで、お勧めできる下記4作品についてご紹介します(^^)v

  1. 逃げ上手の若君(日本・鎌倉時代末期〜室町時代初期 A.C.14)
  2. 縄文を創った男たち~信長、秀吉、そして家康~(日本・室町時代末期〜安土・桃山時代 A.C.16)
  3. バガボンド(日本・江戸時代初期 A.C.17)
  4. お〜い!竜馬(日本・江戸時代末期 A.C.19)

◆お知らせ◆

【まとめ記事】

現在、これまで書いてきた記事をテーマ別にまとめています。

詳しくはこちらから

逃げ上手の若君(日本・鎌倉時代末期〜室町時代初期 A.C.14)

まず、最初にご紹介するのは暗殺教室の作者である松田優征先生の新作・逃げ上手の若君です。

逃げ上手の若君とは?

『逃げ上手の若君(逃げ若)』は現在少年ジャンプで連載中の漫画であり、あまりスポットライトの当たらない時代に生き、当たらない人物が主人公です。

最新作は史実を描く逃亡譚!鎌倉と室町の歴史の狭間で、誰にも物語られたことのない逃げる英雄がいた――。

その名は北条時行。足利高氏によって鎌倉幕府を打倒され、家族も地位も失った少年は、地の果てまで逃げ延び復讐を遂げられるか!

少年ジャンプ公式サイト

足利尊氏については中学の歴史の教科書にも登場しますが、主人公である北条時行は少なくとも中学の教科書には名前すら登場しません。

高校では、鎌倉幕府再興のために起こした反乱である『中先代の乱』のところで登場しますが、どんな人物なのかについてはほとんど触れられていません。

ただ、反乱を起こした当初まだ10代前半くらいだった時雪が起こした中先代の乱は、その後の後醍醐天皇から足利尊氏が離反するきっかけになり、その後の南北朝時代へと突入していきます。

実は歴史の節目を語る上で、北条時行という人物は最重要人物の一人だったのです。

まだ、現時点(2022年5月)では5巻までしか発売されておらず、本格的な戦いはこれからですが、今この本を特にお勧めだと感じるポイントの一つ——未知の世界との出会い、です!

なぜあまり焦点の当たらないのか?

未知の世界とは、この鎌倉時代末期〜室町時代初期の世界観です。

先ほども述べましたように、この時代はほとんど焦点が当たることがありません。
歴史に興味があるぼくでも、よくピックアップされる人気の時代は下記2つです。

  • 平安時代末期〜鎌倉時代
  • 室町時代末期〜江戸時代
  • 江戸時代末期〜明治時代

どちらも時代の節目で、激動な世の中で生きた人々の物語。
けれど、なぜか平安時代〜江戸時代までの間で、鎌倉時代末期〜室町時代はあまり人気がないのでしょうか?

それは、鎌倉幕府が他の時代と比べて、あまりにあっさり滅んでしまったことに起因しているかもしれません。

例えば、平安時代末期と言えば、前回ピックアップいたしましたまさに『平家物語』の時代。
源氏と平氏の戦いや騒動は約5年間にわたっています。

室町時代末期、つまり、応仁の乱後から始まった戦国時代は100年以上続いきましたし、幕末の動乱はペリー来航から10年以上続きました。

しかし、足利高氏(後の、足利尊氏)の謀反は幕府と敵対する後醍醐天皇と内通することで、あっという間に京を制圧。
そして、高氏が挙兵してから、たったの24日で鎌倉幕府は滅亡してしまいました!(◎_◎;)
それでは、ドラマになりにくいのかもしれませんね。。。

理由はそれだけではないと思いますが、あまり焦点が当たらない未知な時代だからこそ知りたくなるし、読み進めれば進めるほど興味が次々に湧いてくるのかもしれません(^^)v

ちなみに、『太平記』と呼ばれる史書をベースとした大河ドラマが1990年に放送されたことはありますが、それ以降メディアに取り上げられたことはほとんどありませんでした。

『逃げ若』がきっかけで、きっとこの時代にもっとスポットライトが当たると思うので、今後の作品の展開が楽しみです(^^)/

鎌倉末期から室町初期の時代背景とは?

前回ご紹介したアニメ『平家物語』と同じことですが、『逃げ若』の世界観に触れることで当時の情勢や、生活スタイル、武士の位置付けなどが詳しく描かれているのも魅力の一つです。

最初の舞台になるのがもちろん鎌倉ですが、鎌倉から逃亡した時行は諏訪神社に匿われることになります。
この当時、諏訪神社の立ち位置は特殊だったようで、なぜ特殊なのかその背景の解説ページが漫画にはあります。

他にも、例えば1巻には下記内容の解説コラムがあります。

  • そもそも幕府ってどうやってできたの?
  • 執権ってどういう役職?
  • 五大院宗重ってどんな人?
  • 時行邦時
  • 武士道=兵の道
  • 当時は改名ってよくあることなの?
  • 当時の朝廷はどんな存在だったの?
  • 日本人の身長は?
  • 武士とは何ものか?
  • 諏訪の神様の特異な性格
  • 守護ってどれくらい偉い人なの?
  • 綸旨(りんじ)って大切なの?

こうやってリストアップすると結構ありますね(笑)
漫画の補足として、それぞれ重要となる言葉の意味の解説があると、より当時の世界観を理解するのに役立ちます。

興味を持とうにも、話題の内容がわからないと話の展開が意味わからない場合があるかもしれないので、とても有難いフォローです。

中学時代、この漫画を見ることができたら、絶対に暗記しようとしなくても好きで覚えただろうなー(*゚∀゚*)

1 2 3 4

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA