目次
最後は、ぼくが歴史を興味を持つきっかけになった『お〜い!竜馬』です!
ぼくが初めて見たのは、テレビアニメで放送されたとき。
アニメの方は最後までやらずに肝心な回は省略されて残念でしたが、その先が知りたくって漫画で続きを読んだ記憶があります。
肝心の回とは、竜馬が脱藩してから本格的に活動する場面——つまり、勝海舟に弟子入りして海援隊をつくるところや、禁門の変や維新志士と新撰組の衝突、大政奉還など。
いきなり最後の暗殺されるシーンだけあってもなんかしっくりこなかったので、ジョン・エリックと上海にいった後については漫画で補完する感じになるかと思います(^^;
『お〜い!竜馬』をお勧めする理由とは?
やっぱり幼少期から描かれていることかな、と(^^)/
歴史の教科書では、ある人物の一生が語られることはありません。
「○○は××しました」
と書いてあるだけ。
それだけで興味を持つことは難しいですよね。
竜馬が北辰一刀流免許皆伝の剣の腕前を身につけたのは青年になってからで、幼少期は泣き虫・弱虫で、剣の腕もからっきし。勉強もできず、字もろくにできない子どもでした。
けれど、難破した船から土佐藩(高知県)に流れ着いたジョン・エリックとの出会い、母親との離別を経験して、人が変わったように成長していきます。
この過程が原動力になり、剣の腕をメキメキと上達させたり、その後どうしても成し遂げたいことのために生まれ故郷の土佐藩を脱藩したりすることになったんだと思います(^^)v
ただ、龍馬自体最初は攘夷派だったのが、途中で討幕派・開国派になったりと、とにかく活動の軸がブレまくってました。
それに、一介の浪人が薩長同盟や大政奉還の立役者になるとは考えにくいということで、歴史の教科書から取り除かれそうになるくらいでした。
龍馬は幕臣であり開国派の勝海舟や薩摩藩老中の小松帯刀という、強力なバックボーンがありました。
だからこそ、龍馬が明治維新の立役者としては考えにくいということですが、ぼくはそうとは思いません。
商人の家系で育ったからこそ、他の武士にはないような自由な発想と、周りに束縛されることなく行動できる行動力。
自分の考えが間違っていると思えば、真逆の意見でも考え直すことのできる柔軟性。
行動力といえば、竜馬の手紙の記録を辿ると、19歳で土佐出立から33歳で暗殺されるまで4万キロ以上の道のりを歩いたと言われています。
4万キロといえば、地球の赤道一周分になります。
それだけの道のりを、幕末の動乱の中たったの14年間で駆け抜けたなんて、龍馬が本気だったのは間違いでしょう。
それこそ、龍馬の姉である乙女に宛てた手紙に書いてあったことを、本気でやろうとしていたんだと思います。
日本を今一度、洗濯いたし申し候
『お〜い!龍馬』では、竜馬を中心として幕末の動乱を生きた人たちの歴史が生き生きと描かれているので、正しいかどうかではなく、物語をまずは楽しんで読んでみてはいかがでしょうか(^^)v
第2回目でご紹介した本で読んだことのない本はありましたでしょうか?
どの作品も漫画や小説として楽しむことができるだけではなく、先人の経験や知識がきっと皆さんの日常でも役立てることができると思います(^^)v
もし鎌倉時代から江戸時代までを扱った作品で、他にお勧めな作品がありましたら逆にご紹介いただけると幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!