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【MM小冊子】That Is Why〜マインドマップを通して学んだ13の心得〜 第8章 そもそも整理するって?
一発癖が習慣になるとどうなる?
実はマインドマップ講座を本格的にお伝えするようになって、自分と向き合う機会が増えてきて判明した癖の中で最も衝撃を受けた癖が、『ここぞというときについ一発癖が出てしまう』ということです。
一発癖って自分が名前を付けたのでご説明しますと、こんな思考パターンのことを指します。
一発で志望校を合格したい!
一発で体調が良くなりたい!
一発で成長したい!
一発で売上アップしたい!
一発で学んだことを吸収したい!
一発で…
実はこのパターンにハマると、どんなときでも一発癖が出てしまいます。
特に、講座の最中に一番受講生の方から感じたのは
「この場で学んだことを全部吸収して帰りたい!」
という意気込みです。
そのやる気に満ちた意気込みはもの凄く嬉しいのですが、お伝えする内容はけっこう情報量が盛りだくさんなので、だいたいそういう方は途中で頭の中がフリーズしてしまっています。
だから、最近そのことに気付いてからは、まずは自分自身が何かを学ぶときに全部を一気に吸収しようとするのではなく、「たった一つでもいいから、今の自分に必要なことを吸収して、即実践する」と決めて動けるようになってきました。
それからは、何を学ぶにしても明確な基準を持って行動できるようになり、今まで宝の持ち腐れとなっていたノートを活かせています。
ノートを活かせているかどうかの判断基準は、『あなたのノートをあなた自身が普段見返しているかどうか』です。
使い分ける
別にこの癖が良い悪いという話ではありません。
例えば、高校受験が控えているとき現役で挑戦できるのは一回きり。
つまり、一発勝負。
そのときに、「また来年があるから」といって手を抜いたら受験どころではありません。
大切なのは、今の自分の現状では「一発勝負」の場面なのか、それではないのか?を常に意識して行動すること。
そのとき気をつけておいた方が良いことは、一発癖に慣れてしまうと自分自身に対する責任感がなくなり他者への依存心が高くなる可能性があること。
しかも、この癖は無意識で出てしまうことがほとんどなので、自分と向き合うことなしでは気付きにくいという特性があります。
ぼく自身も、たまたま自分自身の思考をマインドマップで整理したあとに、友人にその内容をシェアして初めて気付きました。
みなさんも今後何か学ぶときに本を読んだり、テスト勉強したり、講演会やセミナーに参加したりするときには、まず自分自身にこう問いかけてみてください。
「今回は何の目的で学ぶのか?」
一旦そういったアンテナを張り出すと、もっとピンポイントに自分の欲しい情報を入手しやすくなりますので。
その上で、必要であればその目的を達成するために、今すぐにできる工夫に取り組んでみることをお勧めします。
もし何もピンッと来ない場合には、先人の知恵を真似てみることから始めるのもアリです。
もちろんただ真似するだけでは不十分なケースが多いです。
なぜなら、本で紹介している事例と、あなたの状況が必ずしも同じではないから。
あなたにとっての工夫を常に心がけることがポイントです(^^)v