こんにちは、おかちゃんせんせいです!
以前、マインドマップのお題の見つけ方という記事を3回に分けてお届けしました。
実は、記事の内容は元々小冊子にして、以前講座中に受講生の方々に配っていたものでした。
他にもいくつか作成してあるのですが、最近はオンラインでの講座がメインなため、配る機会がまったくなくなっていたので、少し編集してWebで公開することに決めました(^^)v
マインドマップを日常生活で活用したいと考えている方にとって、役立てていただければ幸いです!
今回は、マインドマップをコミュニケーションツールとして活用する際にお勧めな情報になります。
目次
マインドマップをお伝えしているときに大切にしているキーワードが3つあります。
『現状把握』『活用』そして、『共有(シェア)』です。
なぜか感覚として、自分自身や他の人とコミュニケーションをするときに口頭で話し合いをするよりも、それぞれで描いたマインドマップの内容をシェアしあったときの方が、自分とも、相手とも分かち合える感覚が強くなってきています。
ただなぜそういった感覚になるのかについては上手く説明できずに、いつも感覚的な話しかできなくてモヤモヤしていたところ、2015年1月に秋田である講座を受けたのがキッカケでその要因が一気に見えてきました。
その要因を解明するために、ナチュラル・ヴォイスという言葉を定義して、今の自分に必要なことを自分が主体となって気付き、学び、実践していく流れについてご紹介したいと思います。
今回みなさんに共有させていただいた内容は、学んだ内容を次に活かす目的がある方には役立つと思いますが、そうではない方にとっては必要のない情報かもしれません。なので、このまま読み進めてくださるみなさんには、ぼくからのご提案が3点あります。
それは、読んでみて気付き・学んだことをあなたにとって大切な誰かにお伝えする前提で読んでみてください。
そして、読み終えたら、その日のうちにたった一つのことから実践すること。けっして一気に全て吸収しようと欲張らないことがコツです。
1を創れば2、3と続けることができますが、0である限りは何も進展はありません。
まずは今の自分のいる位置から始めることが、何よりも大切なのです。最後の一点については、最終章でお伝えします。
意識できることはごく僅か
みなさんは普段無意識で考えていることは、どのくらい認識できていると思いますか?
自分でデータをとったことはありませんが、『脳で使われるエネルギーの95%以上は、意識にのぼらない脳の働きに使われているのです。つまり、何を考えているかわかっている、意識にのぼっている脳の働きに使われるエネルギーは5%以下』といわれているそうです。
つまり、脳自体は使われていたとしても、それを意識的に活用できるのは通常ごく僅かだとされています。その数字の正しい・間違っている議論は別として、自分の日常生活を振り返ってみても、確かに意識的にやっている作業はごく僅かでした。
たとえば、朝目覚めるとき・何足から動かすのか・呼吸・タイピング・自転車のこぎ方などなど。あげればきりがありませんが、大半のそういった無意識で機能している部分にぼくたちは強く影響を受けています。
ということは、もし今の自分自身の習慣を見直したい時には、意識できていることよりも、無意識でやっていることに目を向けることが必要になります。
とはいえ、わかったとしても人間ではどうしても意識してすぐに制御できないこともあります。たとえば、呼吸や心臓の鼓動、体温調節、自然治癒など。
「心臓よ、止まれー!」と意識して止めることはできますか?
と言っても、仮に意識して止めることができたとしても生命に関わることなので、止めたら危険すぎますが(笑)
そういった本来人間に備わっている部分を除いて、今回はお伝えしたいと思います。
心の声にどのくらい耳を傾けていますか?
無意識に行動しているときには、どのような指令を自分自身が出したのかはもちろん覚えていませんが、必ず自分自身にいつの間にか刷り込まれている記憶からの指示(心の声)によって動いています。
では、みなさんならこういった心の声をどのようにして認識・意識できるようにしますか?
もう自分にとって当たり前になり過ぎていることなので、頭の中で考えていたとしても普段無意識でやったことは認識できても、どうしてそれをやったのかまだは理解することは困難だと思います。
なぜなら、思考で認識しようとしている時点で何をもって意識的なこと・無意識的なことを判別するのかが不可能に近いからです。
自分を変えること
ところで、何か習慣を変えたい、自分を変えたいと思ったことはありますか?
恐らくこの冊子に巡りあったということは、一度はそんな経験があるのではないでしょうか?
ぼく自身は社会人になった頃からその意識があり、5年間がむしゃらに行動していました。本を読んだり、セミナーに参加したり、著名人に会いに行ったり、自分探しの旅に出たり。そのとき得た経験やご縁はもちろん自分の糧になっていますが、行動しても行動しても常に見えない不安との戦いでした。
その度に『一瞬で変わる○○』『○時間で◎◎ができるようになる』という類の本やセミナーの情報を手に入れるたびに、「嘘ダァ~♪(≡∀≡σ)σ」と思いつつも読んだり、参加したりしていましたが、その場は変わった気がしても、気が付いたらいつも元通りに。このパターンの繰り返し。
一体何が足りなかったのでしょうか?
このときの自分の行動パターンや自分を変えたいと言っている方々の行動パターンを振り返ってみると、必ずと言っていいくらいのある習慣が身に付いていることを発見しました。
その習慣をぼくは『一発癖』と呼んでいます。
一発癖とは、なにかにつけて「一発で身に付けたい」、「一発で治したい」、「一発で変わりたい」などという『一発で○○したい』という発想が身に付いてしまっている習慣のことを言います。
マインドマップをお伝えしていても、だいたい描けなかったり、上手くできなかったりして悩まれる方は、ほぼこのパターンにはまってしまっています。一発癖になってしまう方の王道パターンは以下の通りです。
(例)一発で変わりたい
一発で変われる情報を探す→見つけてセミナーに参加したり、施術を受けたりする、試したりする→一瞬で状況が変わる体験をして、感動する→しばらくすると元通りになる→無性に悩みや不安が湧いてくる→またあのときの感動を求めて…
なぜ悩みや不安が湧いてくるのかと言うと、その場で自分が変わることを無意識に望んでいるからです。
物事が自分自身で身につくのには、繰り返し実践をし続けていくことが必須条件なのにもかかわらず…。
たとえば、自転車をすぐに乗れるようになったり、スポーツがいきなりプロ級になったりすることはありますでしょうか?
では、なぜ繰り返し身に付けることが大事かと言うと、繰り返し実践し続けることでしだいに無意識にその動作・状態をすることができるようになるからです。
一方、それとは逆に、一発癖思考の人の場合は、その場ではもしかしたら一瞬で変わる(変わった気になる)かもしれませんが、振り子の法則と同じで一瞬で反対側に変わったものは、また一瞬で元に戻ってしまうのです。
つまり、本気で状態・状況を変えたいと決めたら、やり続けることが何よりも大切になります。
とは言え、そういった本やセミナーが悪いという訳ではありません。そもそも、物事に対する良し悪しの判断基準はあなた自身が持っていることなので、自分がどう感じるが全てですが、それが他の人にとっても全てという訳ではないです。
ただ、ここで大事になってくるのが、「そもそも本当はどうなりたいのか?」「どんなことを達成するために学ぼう(施術)を受けようと思ったのか?」ということを常に意識できているか、ということです。
一瞬だけ変わればあなたは満足ですか?
ぼくはマインドマップを描き続けている中で、最初の頃は一発癖がばっちり身に付いていたので、この問いかけに何度もぶち当たっていましたが、その度に見て見ぬフリをし続けました。しかし、それをしている限りは根本的なことにはいつまで経っても向き合えず、勝手にもがく日々が。。
ところが、だんだん繰り返し実践し続けているうちに、いつの間にか深刻に悩んでいた問題が解決!
そのときやり続けていたことが、自分と向き合うということでした。
心の声を抽出するお助けツール『マインドマップ』
自分と向き合うという言葉ですが、別の言葉で言えば「自分自身と日頃から挨拶を含めて会話をしていますか?」ということです。
たとえば、夫婦・彼氏彼女・友達の関係だったとき、自分には挨拶や会話をしないで他の人とはしていたらどんな感情が出てきますか?
ぼくだったら、こんな状態になっていると思います。
こんな状態が続いていて、いきなり「この情報教えて!」とか、「早く気付きを頂戴よ!」とか言われたらどうでしょう?
これじゃあカツアゲとほとんど変わりません!
ぼくだったら、そんなことされたら嫌な気持ちになって、とても心を開くことはできなくなります。
恐らく「マインドマップを描けない」「描くのがつらい」と言っている方の脳は、このカツアゲされてしまっている状態なので、それが嫌だから反発しているのではないのか?
と自分自身の過去の経験と、これまで関わって様々な方にお伝えさせていただいた経験から、最近では特にそのように感じています。
「描けない」
「描くのがつらい」
で終わるのではなくて、
「なぜ描けないのか?」
「なぜ描くのがつらいと感じているのか?」
といった自分自身の声にまずは耳を傾け続けてみませんか?
そのときにいきなり声をかけるのではなくて、第3者にあいさつするのと同じように、
「おはよう♪(こんばんは!!)」
「今大丈夫かな?」
「(終わったら)ありがとう^-^」
というように、第3者の方とあいさつをするように対話をすることが、ぼくにとっての自分と向き合うということです。
心の声に耳を傾け、自分と向き合うことの大切さをお伝えしてきましたが、次にそれらをどのように実践していくと良いのかについてご紹介します。ようやくここからが本番です(笑)
もちろん今からお伝えするツール・流れ以外にも、心の声に耳を傾ける手段はあると思いますが、それをすでに身に付けている方はそれと置き換えていきながら読み進めていただけたら幸いです。
ぼくが自分と向き合い、心の声に耳を傾けるために活用しているツールは、これまで何度か登場している『マインドマップ』というツールです。
マインドマップに関する詳細の説明はここでは割愛しますが、簡単に言うと『脳の中のイメージや思考を紙に描いて見える化するツール』です。
つまり、色々頭の中でごちゃごちゃしている情報を整理したり、学んだことを次に活かせるようにするために整理したりするツールですが、活用用途はあなたの現状に合わせて進化していきます。
たとえば、ぼくは大切な人とのコミュニケーションツールとしてや、講座のレジュメ作成、読んだ本の整理としてマインドマップを活用しています。
その一方で、受講生のみなさんはそれぞれの方の現状に合った活用をされています。
【MM教室】第10回(活用編)マインドマップの活用事例その5〜ver. 情報整理〜
【MM教室】第9回(活用編)マインドマップの活用事例その4〜ver. コーチング・カウンセリング〜
【MM教室】第8回(活用編)マインドマップの活用事例その3〜ver. 自己分析③〜
【MM教室】第7回(活用編)マインドマップの活用事例その2〜ver. 自己分析②〜
【MM教室】第6回(活用編)マインドマップの活用事例その1〜ver. 自己分析①〜
心の声を聴く流れを創る
では、実際に心の声を聴くためにはどのようにアプローチすれば良いのか?
キーワードは、Draw(マップを描く)・Share(描いたものについて話す)・Feedback(受け取る)・Write(再インプット)というDSFWサイクルを創ることです。
これらを一周やって終わりではなくて、繰り返し続けて自分で流れを創ることが重要になります。それぞれの詳細については、次章以降で具体的に説明していきます。
心の声を聴くというと、なんかスピリチュアルな感じがして避けたくなりませんか?
スピリチュアルや宗教という言葉を使うことで、考えることを無意識に避けてしまうことはないですか?
たくさんの人たちが集まって何かをやっていたら、
「〇〇は宗教だ」
と言って、何も知ろうとしていないのに忌避する。
理解できない話、学校では教えてくれない話、テレビでは伝えていない話は、
「スピリチュアルは信じられない」
と言って、同じように何も知ろうとしていなのに忌避する。
心の声を聴くという話は、特別な話ではありません。
それこそ学校や両親、周りの大人たちから教わってこなかったことだけです。
また、何が正しくて、どうすれば確実に上手くいくとか、そういった話でもありません。
まずは、自分から知ろうとして、そして、自分で考えてみる。
そこからすべてが始まると、ぼくは考えています。
そのきっかけになるような情報をこれからもブログで発信していきたいと思います(^^)v
次回は、DFSWサイクルの最初のステップとして、Draw(マップを描く)に関する情報をお届けします!